第2話希望

ハローワーク職員の中谷は、平岡に福祉作業所、通称A型施設を紹介した。そこは、知的、身体、精神障がい者や難病の人々が集まり、受給者証さえ作れば働ける職場の事だ。

障害の程度によるが、A型施設は雇用関係を結ぶので、時給1000円程度で1日4時間働ける。

逆は、B型施設と言って雇用関係は結ばない。時給200円程である。

平岡は、兎に角、無収入を避けたかった。

言われた通りに、受給者証の作成に取り掛かったが、それがとても面倒だった。


基幹相談所まで行き、色んな手続きをした後2週間後に自宅に受給者証が送られてきて、そして面接へ行く。

平岡は色んな障がい者がいることを理解していなかった。

A型施設「ひまわり」へ、面接を受けに行く。

スーツを着て。

面接官は、半袖、半ズボンだった。

平岡は、嫌な予感がした。

施設内を案内されると、数名の従業員が作業していた。

平岡は当日、OKをもらい受給者証があるので、翌日から働く事になった。

給料は9万円程であったが、あると無いでは雲泥の差。

ここで、平岡は苦しむ事になる。

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