真相

真相

 

「えっ、どうしたんですか?皆さん声を荒げて。」


「嵐くん、この話と、この反応を見てもわからないの?」


「えっ、どういう、あっ、もしかして、莉穂さんの話しの中に出てきた、着色アレルギーの二人って、この人たちのこと!?」


「それが、そうなの!?まさに偶然。まるで誰か、がわざと仕掛けた、必然みたい。」


「ですね。これこそ、すごい偶然。」


「ですよね。じゃないとこんなことにはならないはずですからね。」


「どういうこと?詩織も仲間に入れてよ。」


「そうだ、貴方、お礼を言わないと。」


「そうだった、そうだった。あのときは、ありがとうございました。」


「私からも、ありがとうございました。」


「そういえば、詩織ちゃんは、話してるときに、自分で言ってなのでわかりましたけど、お二人の名前は?」


「私は、緑地 檸檬です。」


「僕は、緑地 悠里です。」


「詩織は、緑地 詩織です。」


「あっ、こちらもご挨拶してなかったわ。私は、ここの店主の、雨衣 莉穂です。」


「僕は、見習いの、花崎 嵐です。」


「そうなんですね。あの、莉穂さんは、知ってると思いますけど、リストラされて仕事が今ないんですよ。それで、りんご飴屋を莉穂さんを見習って、営むことにしたんですけど、まだ、色々わからないことがあるので、教えてくれませんか?」


「ふふ、いいですよ。家族仲良くしてくださいね。末永くよろしくお願いします。そして、嵐君も、話してあるので、リストラのことは知ってます。」


「そうなんですね。こちらこそ末永くよろしくお願いします。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

りんご飴から始まる物語 TYATAMA @TYATAMA

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ