2024.01.03(水)

2024.01.03(水)


 一月二日のうちに、羽田空港内で、JALの機体と、海上保安庁の機体が接触してしまい、海上保安庁の機体に乗っていた6人中5人が亡くなるという事故が発生した。なにが原因であったのかわからないけど、ちゃんとした捜査が行われてほしい。


 休み一日目の夜、彼女がアイスを食べるというので、私もこの前買ってきたハーゲンダッツの〈スプーンクラッシュ あふれるベリー バニラ&マカダミア〉を食べることにする。表面にチョコレイトコーティングがされていて、そのすぐ下にベリーのソース。その下に、マカダミアナッツ風味のバニラアイスが入っている、チョコレートはぱりっとしているし、ベリーはとろっと甘酸っぱく、バニラアイスは安定の味。いいバランスでできているなと感じる商品だった。


 食後、ゲーム『残月の砂宮』を遊ぶ。新しい場所に進んでどんどん先の話に飛びつくが、柄杓を差して溶岩流から溶岩を汲むようにいわれたクエストで、途中に出現した〈多々羅泥〉という敵との戦いで二人が死亡する。(キャラが死亡するのは初めての体験だった。)侍と魔術士。現在Lv9だけど、復活費用に一人4,500銀が必要になってくる。魔術士は生き返らせたけど、侍は費用が足りないので、もう一体侍キャラを作ることにした。猫だとどうしてもHP量に難があるため、今回は達磨夫で作ってみることにする。復活の際に灰になるリスクとも隣り合わせだし、キャラを死なせないようにすることはとても重要。これからのプレイ方針の策定にもかかわってくる事案だなと感じる。


 プレイ後、ドイツ文学者池内紀さんの出演されている読書案内の動画を見てみるが、司会の方がなかなか本題に入らないためあきらめて視聴をやめてしまう。あなたのどうでもいい話を聴きに来たんじゃないんですよ。わからないんですか、と言いたくなってしまった。


 いろいろ動画を見ているうちに、朝の10時に。

 冷蔵庫に残っていたボロネーゼソースを使ってしまいたくて、スパゲッティを茹でることに。今回は上からパセリのみじん切りを散らした。やっぱりボロネーゼはナポリタンとともに、ちょっと煮過ぎてるくらいのほうがおいしいなと再確認する。


 食後、斎藤紳士さんの〈2024年の文庫本本棚紹介①〉という動画を視聴する。純文学を書く人の本棚はある部分で似てくるということを再確認した。必読ともいえる本はだいたい決まっているし、わたしの本棚にも置いてある本が動画内にもいろいろ見えていた。


 お昼、睡眠学習は伊集院さんの過去の〈深夜の馬鹿力〉にする。

 3時ころまで眠る。


 この前朗読した梶井基次郎の「檸檬」のような短編は他に知らないか、と彼女に尋ねられたので、新潮文庫の〈日本文学100年の名作〉という全10巻のシリーズを紹介した。ほかに前にも話題に出していた原民喜の『夏の花・心願の国』(新潮文庫)も紹介する。さっそく彼女は購入してくれた。


 お風呂に入る直前にセコマの〈栗どら焼〉を食す。栗の風味一杯でおいしかった。

 6時、入浴。


 入浴後、きょうの朝に届いていた高山正之さんの『変見自在 サダム・フセインは偉かった』(新潮文庫)を読み始める。これは雑誌『週刊新潮』にかつて連載されていた名物コラムで、わたしも数年前に好んで読んでいた。前から、最初の方も読んでみたいと思っていたので、今回購入を決めたのだった。だいたい極東アジアのことについて書いてある。というより、中国と北朝鮮・韓国のことというのがいいか。

 チャンドラ・ボースについては親日ということがいわれていたけど、他面、こういった見方があるのかということが知れたり、日本が占領下から主権を回復したのにも、キューバと同じように、物いわぬ弱い隣国である方が米国の国益にかなっているということや、いろんな事柄についてひとつひとつ新しい視点を入れてもらったように感じた。面白い。今回、第四巻まで注文したから届き次第、読んでいこう。

 この時間に220ページ、すべて読み終わった。


 彼女の方は、中島敦の「悟浄歎異」から「弟子」へ。「悟浄歎異」は変身のシーンや、妖怪との対決のシーンの筆致が好きで、わたしもよく読んでいる。親しんだ文章を彼女もまたいまから読み始めてくれているのがうれしい。そして弟子の子路に対してどんな風な受け止めをするのかなと、これも楽しみだったりする。「君子は~」というラストの言葉がずっと頭に残っている。


 夜10時、晩御飯に〈S&B フォンドボー ディナーカレー 中辛〉のルーを使ってカレーを作る。ありあわせの材料――鶏肉・牛肉・タマネギ・ニンジン・じゃがいもで。じゃがいものはレンジにかけて煮込み時間を短縮する。30分まではかからずに完成。バゲットと、ベビ―チーズ2種を一緒に食す。あと、麒麟特製ホワイトサワーと。


 そして岡田斗司夫ゼミの「日本の文化 明治の講談本から令和のなろう系に至る道 明治バンカラ物語」を視聴する。今回は限定解除のため、一時間半近い内容を無料で視聴することができた。どうやって大衆小説が成立してきたのか、江戸期の講談筆記本からの流れがうまく説明されていた。また純文学の、よりリアルに物事をとらえようとする姿勢の流れについても説明が加えられた。こうしてみてみると、日本の純文学、私小説もそう、反私小説もそう、昭和初期に小林秀雄が私小説について多くの文章を書いていたけれど、その内容について思い返すことも多かった。


 視聴後、青山さんの話になって、関西アンカー時代の、青山さんの〈ニュースDEズバリ〉の内容を文字起こししている人がいたという話をした。それで検索してみると現在でもブログが残っている。URLを出して彼女に紹介してみた。〈ぼやきくっくり〉さん。当時、毎週放送のあるたびにテレビの前で聴いていたなと懐かしく思い返す。


 

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