さっきまでの記憶

そして、晴れて専門学校に行くこととなり、親元を離れた。そうして、そこの仲間たちと頑張った。今日は俺の誕生日という事もあり、ゲーム会社に見せに行った。「はー」あの時の光景を思い出して眉間にしわが寄る。見せると「あーこれぇキャラがゴミっていうか、君が考えたの?これ機械じゃん。しかもみんな同じじゃん。なんていうか独創性が無いんだよねぇ」と笑われた。「いやせめてストーリーや構成だけでも」そういう俺を尻目に俺は帰された。期待していたよりも辛辣に言われたことや今までで一番の傑作なのにということが俺の心を折った。でも、普通。死のうとは思わない。相当疲れていたんだと思う。そこでこの石蕗さんとぶつかって今新たな仕事、住む場所など生きる意味を提示してくれた。俺は二つ返事で「是非やらせてください」と言った。「はぁー」と呆れた岩戸さんと「じゃー決まりだな」と笑う石蕗さん。そして決意を決めた俺の物語が始まった。

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