初めてのダンジョン攻略【ワンガル】#2[後編]

 アリシアが3マス目に移動すると「敵影アリ」と表示される。少女たちの背後からカメラを回すのはどうやら第一戦のみだったようで、少女たちの真剣な横顔が映し出された。



 ーー【 索敵開始 】



「さて、第二戦となりました。事前の情報では、ギミックバット、レッドガーター、ポケットラット、グリーンウォンバットなどが出現するようですね」

『はい。経験値稼ぎにもならず素材採取もできない低級モンスターですので、速攻で仕留めたいところです』



《 敵影確認! 前方に二体! 後方に一体! 戦闘開始します! 》



 前方に駆け出すアリシアにエーミィが続くと、中盤のモニカからリトとポニーが距離を取って左右に広がった。魔物がどこへ向かってもモニカが処理できるようにするためだ。


「魔物が後方に出現した際のポジショニングに熟練度が伺えます。さあ切込隊長アリシアのショットガンがギミックバットに激しく直撃! エーミィのルーンアックスがレッドガーターを鮮やかに真っ二つだ! モニカの素早い動きにグリーンウォンバットがついて行けるはずもなく、一撃ずつでも完全勝利だ!」



《 討伐完了、ですね。お疲れ様でした 》



 リザルト画面ではモニカが穏やかに微笑む。入る経験値もお金も微々たるもので、ダンジョンデビューのためだけのダンジョンであることは明白だった。



***

[速すぎて目が追いつかないよ〜]

[後方に出るにはそうするんだな]

[少女たちの共闘は美しいな〜]

[中盤のモニカちゃんが後方の敵に対処するんだ]

[雑魚敵でもリトちゃんとポニーちゃんは危ないのかな]

[レベルが偏りそうだ]

***



「アリシア、みんなの負傷と武器の消耗はどうだ?」



《 問題ありません。作戦続行できます 》



「わかった。次に進んでくれ」



《 承知しました! 》



 さて、と星は表を見る。少し気になることがあった。


「レディさん、魔物の出現数が少々多いように感じられますが、いかがでしょうか」

『そうですね。前回の情報では単体での出現が多く、後方に現れることはありませんでした。世界の軸が歪んだことにより、魔物の出現率が変わったのかもしれません』

「戦闘少女たちの戦術に関わってくる可能性がありますね」

『はい。戦術を慎重に見極める必要がありそうです』



***

[司令官の腕の見せ所だ]

[俺たちも気を付けなきゃ]

[ダンジョンの情報公開してほしいな〜]

[戦闘少女のステータスも公開してくれ]

***



 アリシアが4マス目に進む。しかし再び「敵影見ズ」と表示された。これには星も眉をひそめ、レディも険しい表情になる。ゲームではなく異世界であるため、こういった情報と合わない状況になることは充分にあり得る。魔物も生き物であり、ダンジョン内を移動していることもあるだろう。散り散りに生息していた魔物が一箇所に集まっているという可能性もある。


「アリシア、辺りに魔物の気配は?」



《 この近辺からは感じられません 》



「そうか……。そこで待機していてくれ。もし魔物が現れたらきみたちに任せる」



《 承知しました 》



***

[初級ダンジョンで2マスも敵影なしってあり得る?]

[敵が少ない分にはいいんじゃ?]

[情報と大きく違うのは怪しいでしょ]

[戦闘少女たちが心配だ]

[情報公開して〜]

***



「はい。再び『敵影見ズ』となりましたが、どうお考えになりますか?」

『はい。魔物ももちろん移動しますので、たまたま偏っているだけという可能性も否めません。道中の労力を抑えることができたとポジティブに考えることもできますが、迷宮の主については少々警戒したいところですね』

「はい。では慎重にラストマスに進みましょう」


 星はマイクのスイッチを押す。どうやら待っているあいだに魔物が出現するようなことはなかったようだ。


「アリシア。先へ進んでくれ。慎重にな」



《 はい、司令官! 》



 アリシアが5マス目に向かう。慎重に進む少女たちを見守っていると、星もレディも固唾を飲んで口を噤んでいた。




***

[緊張感ヤバい]

[実況解説どころじゃないのガチだな]

[一番初めのダンジョンからこの緊張感……]

[みんな大丈夫かな?]

***



 画面に「敵影アリ」と表示されると、星はすぐにマイクのスイッチを入れた。


「アリシア。そこで止まってくれ」



《 はい! 》



「きみの感知スキルは、敵の情報をどこまで正確に特定できる?」



《 魔物の種類と育成具合の想定まで可能です 》



「詳細まで感知しようと思ったら、アリシアの消耗が激しくなるか?」



《 主を倒したら帰還するだけですので、特に問題はありません 》



「そうか。じゃあそこで詳細に感知してくれるか?」



《 はい! お任せください! 》



 ーー【 索敵開始 】



 星はマイクのスイッチを切ってひとつ息をつく。生配信中であるため実況をしなければならないが、ダンジョンと情報の差異は戦闘少女たちに危険を及ぼす可能性がある。それを回避するためには詳細な感知と、確実な戦術が必要だ。



《 司令官、よろしいでしょうか 》



 別の声が聞こえるので顔を上げると、モニカが心配そうな表情でこちらを見ていた。


「どうした?」



《 迷宮の主が別種の魔物になっている可能性をお考えですか? 》



「別種とまではいかずとも、ダンジョンの情報と現状の差異が主のステータスを捻じ曲げている可能性もある。だから慎重に情報を得たいんだ」



《 なるほど……。では、リトちゃんに回復役に専念していただくのはいかがでしょう? 》



「回復役か……。確かに、回復と攻撃のどちらもこなそうと思ったら、リトの消耗が激しくなるな。リト、どうだ?」



《 いいよ〜。どっちもやると気が散るからねえ〜 》



「よし。じゃあ、そうしよう。ありがとう、モニカ」



《 はい。失礼します 》



 星はマイクをオフにする。コメントに目をやると、緊張感を察して応援する声や、伝染して落ち着かない様子の声がある。アリシアはまだ時間がかかるようで、星は姿勢を直した。


「さて、リトちゃんを回復役に専念させる戦術、レディさんはどう思われますか?」

『賢明な判断ではないかと思います。リトちゃんは攻撃魔法の種類が豊富ですが、回復魔法を使えるのはリトちゃんだけ。他の四人を攻撃に専念させ、リトちゃんが回復をして回れば、安定した戦闘に持ち込めるでしょう。臆することなく提案するところは、さすがモニカちゃんと言えます』

「はい。では、アリシアちゃんの索敵結果を待ちましょう」



***

[さすモニ]

[モニカちゃんナイス!]

[リトちゃんが司令官にタメ口なの推せる]

[ドキドキする〜]

***



「事前情報では、冒険者の迷宮の主はブラックバイソンの上位種ゴールデンバイソンとなっています。その名の通り闘牛のような見た目で、素早い突進で角を突き刺します。レディさん、どういった戦術が理想的でしょうか」

『ゴールデンバイソンは攻撃力が高く防御力が低いため、アリシアちゃんやモニカちゃんの速力の高い少女が引き付け、エーミィちゃんが重い一撃を入れる、といった戦術が理想です。その補助としてポニーちゃんの遠距離攻撃、リトちゃんの攻撃魔法を使用するのが理想的です』

「はい。主が変わっていないといいのですが……」



《 司令官、索敵完了しました。主の種類はパルツーダ。育成具合は中の下程度、といったところでしょうか》



「パルツーダ!?」


 星は思わず声を上げつつ、レディが作った魔物図鑑をパラパラとめくる。五十音順になっているため、すぐに見つけることができた。


「そこで待機していてくれ。魔物が現れたら任せる」



《 承知いたしました 》



 星は一旦、マイクのスイッチを切った。


「はい。予想外の結果となりました。パルツーダは中級の魔物です。ダンジョンデビューに使う初級ダンジョンに出現するような魔物ではありません」



***

[初回からぶっ飛ばしてるな]

[なんでそんな魔物がいるの?]

[一度帰還したほうがよくない?]

[倒せるのかな]

[どんな魔物?]

***



「パルツーダは花を擬人化したような外見をしています。戦闘スタイルは魔法。速力は高い傾向にありますが、防御力は低い。レディさん、どういった闘い方をしますか?」

『はい。基本的な戦術はゴールデンバイソンと同じで問題ないでしょう。ただ、ゴールデンバイソンより移動速度が速く、アリシアちゃんとモニカちゃんにしか捉えられないでしょう。パルツーダがいるとわかっていれば、エーミィちゃんの代わりにモニカちゃんを前衛にしておきたかったところです』

「なるほど……。では、戦術を練りましょう。速力の高い魔物となると、モニカちゃんにリトちゃんとポニーちゃんを守ってもらう必要がありますね」

『そうですね。前衛のアリシアちゃんとエーミィちゃんで削りつつ、アリシアちゃんにエーミィちゃんのほうに誘導してもらい、エーミィちゃんの“特異攻撃”を発動できれば理想的です』

「特異攻撃と言うのは?」

『簡単に言うと大技、でしょうか。空気中のマナをエネルギーにして充填し、大きな威力を持つ攻撃に変えることができます。それで一撃で仕留めることができれば、勝利を収められるでしょう』



***

[リトちゃんは結界魔法とか使えんの?]

[それでリトちゃんとポニーちゃんを守れたら、モニカちゃんも動けるんちゃう?]

***



 コメントを見た星は、窺うようにレディに視線をやる。


『リトちゃんは結界魔法を使っているあいだ、回復魔法を使えません。その場合、他の三人の負傷をどれだけ抑えられるか……』

「戦闘少女たちに、パルツーダとの戦闘経験はありますか?」

『何度かあります。そのときはモニカちゃんを前衛に配置しておりましたので、エーミィちゃんに中盤を任せていました』

「……戦闘少女たちの話も聞いてみましょう。みんな、聞いてくれ」



《 はい、司令官 》



「いつも通りの戦術で考えた場合、今回はモニカにリトとポニーを守ってもらう形になり、アリシアの負担が大きくなる。だが、リトとポニーをリトの結界魔法で守ればモニカも動ける。その場合、リトが回復魔法を使うことができなくなる。どう思う?」



《 私たちも、リトが結界魔法を使うほうがいいと話し合っていました。もしリトとポニーにパルツーダの攻撃が及んだ場合、その負傷は私たちよりはるかに大きいものとなります。であれば、リトの結界魔法を使ったほうがいいと思います 》



「回復魔法を使えなくなるが、耐えられるか?」


 星のこの問いに、ふん、とエーミィが鼻を鳴らした。



《 馬鹿にしてるの? あたしたちがいままでどれだけ戦って来たと思ってるのよ。パルツーダの攻撃なんて、擦り傷にもならないわ! 》



「じゃあ、リトに結界魔法を使ってもらう方針でいいか?」



《 いいわよ。それが最善策でしょ。……べっ、別にあんたを褒めたわけじゃないからね! 》



***

[ツンデレいただきましたー!]

[満点です]

[可愛いぞエーミィ!]

[尊い……]

***



「では、先に進んでくれ」



《 はい、司令官! 》



 アリシアがダンジョンの最奥に向かう。星もレディも緊張感を抱えてそれを見守った。視聴者も固唾を飲んで画面を凝視していることだろう。

 カメラが戦闘少女たちの背中を映し出す。その向こうに、頭が花びらのドレスを着た人型の魔物が顔を覗かせた。


「さあ、始まりました。第三戦をご紹介します。パルツーダの戦闘スタイルは魔法。アリシアちゃんとモニカちゃんの速力がそれを躱しきれるかが争点となります」

『手に汗握る戦いですね。全員が無事に帰還できることを祈りましょう』

「まずは陣形を保ちつつパルツーダを囲むアリシア、エーミィ、モニカ! リトが結界魔法を発動します」

『スムーズに連携が取れていますね』



***

[みんな頑張れー!]

[無事に勝利ボイスを聞かせてくれー!]

[ペンライト持って来た]

[絶対に勝てる!]

***



「アリシアとモニカが瞬発力を活かした速攻で追い込む! パルツーダはどこか楽しげな様子で躱し、魔法の狙いをつけたのはエーミィだ! おっと、エーミィはルーンアックスでそれを弾いた! まるで踊っているような身軽さだ!」

『エーミィちゃんのルーンアックスは魔法に対する防御機能がついていますからね。あの程度の魔法でしたら簡単に弾けます』

「モニカの斬撃! 回避に気を取られていたパルツーダに、アリシアのショットガンが撃ち込まれた! そこに畳み掛けるポニーの一矢! 連携の取れた攻撃にパルツーダも足を止めた!」

『これは好機! エーミィちゃん、頑張って!』



***

[エーミィ! 頑張れ!]

[頑張れー!]

[お前しかいない!]

***



「さあ、覚悟とともに地を蹴るエーミィ! 特異攻撃が決まるか!? おーっと、パルツーダの魔法がエーミィを狙う! 躱しきれるか!?」

『ああっ、モニカちゃんがエーミィちゃんを掻っ攫った!』

「あのお淑やかな外見からは想像のつかない速さと力! モニカちゃんの強さを見せつけられましたね」

『さすがモニカちゃんです』



***

[さすモニ]

[信じてた]

[お前が一番だ!]

[みんな頑張れー!]

***



「魔法を使った隙を見逃さなかったのがアリシア・モーメント! その重い弾丸がパルツーダを貫きます! そして息つく間を与えぬポニー・ステラ! 鋭い矢がパルツーダの体を捉えた!」

『この連携がキーポイントになりそうですね』

「さあ、この猛攻を受けても倒れぬパルツーダ。容赦なく魔法攻撃を続けます」

『育成具合は中の下。体力値はそこそこ高いと思われます』



***

[さすがボス戦! 熱い!]

[みんな頑張れー!]

[あとちょっとだ! 頑張れ!]

***



「おっと、ポニーちゃんが光に包まれた! これは一体!?」

『ポニーちゃんのスキルの発動条件が整ったようですね』

「ポニーちゃんの固有スキル『流星弾』だぁー! これにはパルツーダもバランスを崩した!」

『エーミィちゃん! お願い!』



***

[エーミィ! エーミィ!]

[いけーエーミィ!]

[頑張れー!]

***



「さあ、エーミィが地を蹴った! その手に握られたルーンアックスが、ほのかに光を纏う!」



《 あたしに出会えたこと、地獄で感謝しなさい! 》



「エーミィの特異攻撃――」



《 穿つ噴煙の稲妻ピアスプルーム・ライトニング! 》



「決まったぁー! エーミィの重く鋭い青き稲妻に、パルツーダの体は力なく地に倒れます。戦闘少女たちの大勝利です!」

『やりましたね! みんな、お疲れ様!』



《 ふん、悪くなかったでしょ? 》



 そう言って胸を張るエーミィは、とても誇らしげだった。



***

[エーミィよくやった!]

[エーミィ! 偉いぞ!]

[みんなよく頑張りました!]

[お疲れ様ー!]

***



 レディが両手のひらを星に向ける。星は少し遠慮がちに、ハイタッチに応じた。レディは満面の笑みである。

 星は小さく咳払いをし、マイクのスイッチを入れた。


「みんな、見事だったよ。よく頑張ったな。お疲れ様!」



《 はい、ありがとうございます! 司令官の采配もお見事でした! 》



「ありがとう。リトは大丈夫か?」



《 ぜ〜んぜん平気〜。回復魔法も使えるよ〜 》



「そうか。じゃあ、リトの回復魔法である程度の傷を癒したら、速やかに帰還してくれ」



《 はい! 作戦終了します! 》



***

[お疲れ様〜!]

[気を付けてね!]

[帰還するまでが作戦です]

[みんなよく頑張ったー!]

***



「さあ、アリシアちゃんとポニーちゃんの連携、モニカちゃんの守備力にサポートされたエーミィちゃんの特異攻撃が見事にミートしましたね」

『はい。個々の力が活きた見事な戦闘でした。花丸です』

「ダンジョンの構造が変化しているという点で、編成には大きな課題が残りそうですね」

『予測が利かなくなった分、攻撃の難易度が上がりますね。汎用性の高い新しい編成を導き出す必要がありそうです』

「まだ研究の余地がありそうですね。それでは、今回の配信はこの辺で。戦闘少女のインターバルを挟みつつ、残りのダンジョンも攻略していきましょう。それではみなさん、お疲れ様でした。また次回にお会いしましょう。おやすみなさーい」

『おやすみなさ〜い』



***

[おやすみ〜]

[お疲れ様!]

[月輔とレディさんのハイタッチが今日のハイライト]

[次回はポニーちゃんも喋るといいな〜]

[戦闘少女たちもよく休んでね!]

***



 録画を停止すると、星は大きな溜め息をついた。ダンジョン攻略初回からイレギュラーが起こるとは思っておらず、一気に疲労が体に圧し掛かった。


「どうなることかと思った……」

「難しい問題が出て来ましたね。歪みがダンジョンにも影響するとは思いませんでした」

「うーん……ダンジョンの中に入って調査することができればいいんですが……」

「あっ!」


 レディが手をぽんと合わせ、緑の瞳を輝かせる。


「星さんのお知り合いに、ロボットを作れる方はいらっしゃいませんか?」

「え?」

「実は、戦闘少女の基地には、戦闘少女しか出入りができません。ですので、ロボットのような物を開発する技術がないのです。この世界の知恵をお借りできれば、探索ロボットが作れるのではありませんか?」

「なるほど……。わかりました。知り合いを当たってみます」

「はい!」


『司令官! レディ様! ただいま帰還いたしました!』


 ホーム画面にアリシアが現れる。ホーム画面であれば、星の声を届けるのにマイクは必要としない。


「アリシア、お疲れ様。修復には行ったか?」


『はい! もうすっかり元気です! 一時はどうなることかと思いましたが、無事に作戦を完了できて安心しました』


「それは俺もそうだな。みんな、よく頑張ってくれたよ」

「みんな、花丸ですよ」


『ありがとうございます! みんなにも伝えておきますね。司令官はお休みになられるところだと思いましたので、ご挨拶にだけ来ました』


「ありがとう。また次回の作戦もよろしくな」


『はい! よろしくお願いします!』


「あとは私にお任せください。次のダンジョンについて、戦闘少女たちと話し合っておきます」

「はい、お願いします」


 そういえば食事になるものがあっただろうか、と星は立ち上がる。先にお風呂を沸かしておこうと風呂場に行くと、体が熱いせいか少しひんやりして感じた。

 体が熱い理由。実況で興奮していたこともあるが、レディとのハイタッチのむず痒さが大きい。誰かとハイタッチしたなんていつぶりだろうか。


 作戦を無事に終了できた高揚感と、ハイタッチによりもたらされた達成感で、今日は湯船に浸かる必要はなさそうだとすら思った。それでも習慣だからと風呂を沸かし、カップ麺がどこかにあったはずだとリビングに戻る。レディはすでに戦闘少女たちと会議をしており、女神とは逞しいものだ、とそんなことを思った。





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