第5話
妹が帰ってくる。
「・・・っ」
妹は俺を見ると笑う。
「・・・っ」
やっぱり確信犯だった。春の勝手暴走ではないようだ。
「ゴミ、こっちみんなよ」
「・・・」
俺はもう流石に妹と話す力は無くなってしまった。
ーー
それから、俺は委員長や、後輩色んな人にも今回の事件でさらに責められてとっくに心が折れた頃だった。
俺は先生に呼ばれた。
「本当にすまない!!」
先生は俺に謝った。
「お前の冤罪が判明した。本当に、本当にすまない」
俺は先生にも酷いことを言われたし、責められた。もうとっくに俺は我慢の限界も超えてる。それにお前って・・・なんだよ。
「許しません。」
「そ、そんな。頼む、許してくれよ」
先生は俺の服を掴み許しをこうようにする。俺もそんな感じだったよな。
必死に、必死に誤解を解こうとしていた、
「・・・っ!」
俺はそんな先生を振り解く
「許しません。じゃあ、俺は行きますよ。」
「そんな見捨てないでくれ」
「見捨てたのは先生の方です。」
職員室から出ると先生の泣き声とやがて恨み辛みの声が聞こえるようになって居た。
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