第2話

【ずっと、ずっと返し続けるから】


「痛っ!!」


背中に痛みが走る。


クラスの男子がシャーペンで刺して来る。


そして、俺の反応を見てクラスメイトはニヤニヤしている。


春も俺を見て口パク、ザマァ見ろと言って居た。


ーーー


「・・・俺何もしてないですよ!!」


「だから、生徒から報告あったんだって」


俺が学校の一部を八つ当たりに破壊した報告が来ている。実際壁に穴が空いてる写真がある。


「・・・だから、これが証拠だよ!」


「だから、したのは俺じゃないですって!!」


「・・・いい加減にしろ!!お前は俺たちから信頼を消すようなことしたんだ。今更そんな嘘ついても信じる訳がないだろう」


・・・理不尽だわ。


つか、そもそも学校なんだし、簡単に壊れる穴が開くことの方がやばいだろう。


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