電子書籍ってすげえ、の話

 読みたい漫画が新刊で置いておらず、この機にやってみようということで、キンドル版を購入してみた。今まで、本は紙!というくらいの原理主義者だったのに、ついに電子書籍を導入したのである。


 そしたら、凄かった!いや、漫画の内容は変わらないよ?変わってたらぶちキレなきゃいけないんだけどさ!キンドル!手軽!いや、まあ気軽で手軽。本棚からの出し入れは不要でめくらなくてもスクロールで良い。しかもいつでも持ち運び可能。便利以外の何物でもない!


 かつての上司が、電子書籍良いよと言っていた理由が分かった。これは便利だ。紙の本と違って面積に捉われないのはとても良い。俺みたいな本のゴキブリ(※本の虫というほど、清廉なものではないのであえてこういう表現を使っています。)はさ、バカだから引っ越し直前にワンピース全巻紙で買ったりして怒られたりしてたわけ!


 でもキンドル版だったらさあ、怒られねえんだよなあ!ありがたいことこの上無い。もっと早く出会っておけばよかった。でもそれはそれとしてね、ワンピースを紙で全巻揃えたことに後悔はしてないわけなんですよこのバカは!


 いやでもね、読書家の皆さんなら分かるでしょ?紙の本を愛する気持ち?だってさ、明治の小説を電子書籍で読むのってなんかね。なんか皿が違う感じがしませんか?逆に現代小説とか読むのに電子書籍の方が面白い物も多分たくさんあると思うんだけどね!これに、その皿はねえだろ!ハンバーグを漆の皿に乗せるなよ!みたいな感覚?こだわらない人はこだわらないんだろうけど、俺も気になっちゃうんだよな。媒体って装丁の延長線上にある気がする。本の場合。


 とはいえ今後、皿を気にしなくても良いかなって作品に関しては、全然電子書籍でそろえても良い気がしてきた。というかそうじゃないと家に住めなくなっちまうので、仕方ないという所ではあるけれども。というかバレない本棚というのはデカい!普段片せ、しまえと散々言われ家族から浴びせられる冷たい目線から本と自分を避難させることが出来る。万歳、電子書籍!

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