アルバイト説明会→
突然ですが、私には衛生が存在するようです。(いきなり何)
いや、本エッセイで「耳は聞くための機能で処理しているのは頭脳」というイジり倒されたお話を綴りましたけれども。
私の場合ですね、更に脳から一度衛生に飛びます。
この衛生への通信、時々不良を起すようで、一旦フリーズするんです。
友人と会話をしている際に、返事をするのに『聞く→脳→衛生→脳→話す』という回路を伝うのですから、ワンテンポ遅れるわけです。通信不良が起これば尚更です。
だから私との会話で虚無の時間が突然訪れても、決して気にしてはいけません。
その時は「あ、ごめん。ちょっと衛生飛んでたわ」というお断りを入れます。
そんな風にして衛生を介しているからでしょうか。
私、時々とんでもない聞き間違えをいたします。
婚活パーティーがトンカツパーティーになるのなんて序の口です。
「面白いパーティーがあるもんだな」と思いながら聞いていると、話が全然噛み合いません。そりゃそうでしょう、サクサクの衣も濃厚なソースも出ませんから。トンカツパーティーで婚活パーティーを開くなら別ですけれども。(しつこいわ)
野菜の話だと思って「キャベツが好き」だとか「トマトも良い」だとか言っていたら、相手は野生動物の話をしていました。
エサのことを言っているのだと思ったようで、五分ほど会話が成立しました。
さて、タイトル回収。
人生最大の聞き間違えである「アルバイト説明会」は果たして何に変わったのか。
忘れもしません。高校に入ってアルバイトをしたい生徒に開かれる説明会。
一応〝家庭事情により〟という名目は必要でしたが、皆ふわっと誤魔化してやっておりました。私は年末の年賀状の仕分けで一回しかやっておりませんが。
それに参加する友人が「アルバイト説明会、行く?」と声をかけてくれたのです。
対する私の答えが、こちら。
「……は? 〝宇宙戦艦ヤマト行く〟って?」
…………一文字も合っちゃいねぇえええええ!!!
どこから出てきた、宇宙戦艦! かすってもいないし、原形なさすぎて引くわ!
もうとっとと、宇宙の彼方イスカンダルへはるばる行ってしまえ、阿呆!
多分、衛生が大渋滞していたんだと思います。(あ、だから宇宙か?)
それかまだ光ファイバとかの時代ですから、ISDN回線だったかもしれません。
いやいや衛生まで有線なのかよ!?
ここまですっ飛んだ話を押し進めましたことを、慎んでお詫び申し上げます。
お付き合い誠にありがとうございました。(綺麗に終わらすな)
後追記
※筆者、終始「衛星」を「衛生」と書き間違えております。
間違え繋がりで面白いので、このまま行かせていただきます。(ぉい)
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