第3話

〈おまけ〉


 翌朝。

「あれ、純と美緒一緒の布団で寝てる?」

 クラスメイトに指摘され、エヘヘと笑いながら純ちゃんは起き出した。

 そして。

「めでたく美緒と恋人になりました〜」と宣言をする。

 はっ、いきなり何言ってんの?

 否定しようと思ったのに。

「おぉ〜おめでとう」

「ヒューヒュー」

 ひとしきり盛り上がる。

 え、そうなの? 受け入れられてるみたい。


「でもさぁ」

 あ、ほらきた。否定的な人もいるよね。

「まだ付き合ってなかったの?」

 へ?

「うちらの間では、もうとっくに純と美緒は夫婦認定されてたよね〜」

「そうそう」

 そうなの?


 純ちゃんは相変わらずヘラヘラと笑っていて、私は嬉しいやら照れくさいやらで。

 でも、今日の修学旅行もこれからの高校生活も楽しみで仕方ない。

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ひとつ布団の中で hibari19 @hibari19

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