じっかんじゅうにし猫と熊

磨糠 羽丹王

『じっかんじゅうにし猫と熊』

 遥か彼方のご近所にあります神様のお住まいの隣の集会所は大わらわでございます。

 神様の御前には、見知った十二支じゅうにし動物はもちろんの事、新たな十二支入りを目指す者や野次馬で集まった連中が詰めかけておりました。

 それもそのはず。神様から届いたお手紙には『今夜決定! えと十二グランプリ! 新たな干支えとは君の手に!?』と書いてあったのでございます。

 急な連絡に現十二支の皆々は慌てて腰を浮かせましたが『開催は来月の一日ね!』と二枚目に書いて有り、ホッと胸を撫でおろしたのでございました。

 ところが、考えることは皆同じでございまして、また今回も到着順に決まるのではないかと急いで神様の元へと出立しゅったつしたのでございました。

 果たして干支を巡る物語の行方は……。




 先ずは『とり』たる鳥が空を飛び真っ先に到着するのではとの憶測が流れましたが、酉は『にわとり』でございましたので、羽ばたきながら地を駆けて向かう事に。はい、脱落。

 そうなると余裕の『たつ』こと龍でございますが、周囲からの「またチート野郎が……」という陰口に心が折れてしまい、トボトボと向かう事に。

 次は『虎は千里往って千里還る』のことわざ通り『とら』こと虎が本気になれば誰も敵うまいと噂されましたが、毎日行っては帰って来るので意味が有りませんでした。

 こうなると真にダークホースとなる『うま』こと馬でしたが、ここ数年とある娘系ネトゲの手数料収入で潤ってしまい、干支の件は二の次に。

 マイペースで目的地に向かう『うし』こと牛でございますが、また背中に乗ろうと企む『』ことネズミと大喧嘩をしてしまい会場入りが大幅に遅れてしまいました。

 そして『』ことうさぎは、一緒にスタートした亀が「えっ……ハンディキャップを無視して俺を置いてきぼりでゴールしちゃうの? あー、最近の兎ってそんな感じなんだぁ。へぇ……」とSNSに書き込もうとするので、ネット民の悪意に怯え亀と共に歩む事に。

 『ひつじ』こと羊は、「平均一万匹まで数えてるかなぁ」と豪語する不眠症の人に泣きつかれ、結局当日まで動けず。

 『さる』と『いぬ』こと猿と犬は、『桃太郎は新五百円玉を持ってきび団子を買いに行きました。遅れて桃次郎が時速六十キロメートルで追い駆けましたが、この時のきび団子の値段とお釣りを、点Pを用いて証明せよ』という問題が解けず、家を早く出ることが叶いませんでした。

 『』こと猪は出だしも良く、一心不乱に駆け抜け抜群の速さでございましたが、スタート地点から集会所へ向けての角度が五度ほど違っており、本人は「誤差範囲!」とイキって直進しておりましたが、予定時刻にはあらぬ所へと到着しておりました。

 結局「俺不利じゃね? 俺滅茶苦茶不利じゃね?」を連呼しながら地面を這っていた『』こと蛇が一番に到着……いえ、それよりも早く到着しておる者がございました。

 そう、この時を一日千秋いちにちせんしゅうの想いで待ち焦がれていた者達……『びょう』こと、我らがお猫様でございます。

 ────なお、この物語は猫様最大の支援団体でございますNNN(ねこねこネットワーク)の提供でお送りいたして……いえ、何でもございません。




 さてさて、前置きはこの辺に致しまして。

 朱塗りで豪華な金装飾が施されているやしろから、宝石を散りばめた様なLED照明がこれまた美しい豪奢ごうしゃな渡り廊下を経て、さながら村の集会所程度の質素な作りの建物に神様が姿を現されました。集まった動物たちを満足そうに見渡し微笑んでおいででございます。

 銀色に輝く白髪に地面につきそうな白髭しらひげをたくわえ、伽羅きゃらの香りが漂う香木こうぼくの杖を手に、幾重にも重なった真珠色パールホワイトの衣をまとっておられます。


「流石は神様。神々こうごうしく麗しいお姿でございます!」


 手揉みをしながら神様の御前に進み出たのは、絶対に干支の一番手を譲りたくないネズミでございました。

 歯の浮くような言葉を並べたて、神様の御姿おすがたを隅々まで誉めそやし、最後は神々しさに心打たれ気絶してしまうという、ポップスターを目の当りにした少女の様な演技まで。


「これこれ、ネズミよ。ジジイを麗しいなどと褒めても、何にもならぬぞ」


 神様は呆れ顔で横たわるネズミを眺めておいでです。

 会場に集まった動物たちも、あからさまなおべんちゃらにドン引きでございました。


忌々いまいましいドブネズミめ! 喰ろうてしまおうか!」


 このネズミの行動にいち早く反応したのは、やはり積年の恨みを抱えた猫たちでございました。

 今にも飛び掛かりそうな構えで、憤怒ふんどの表情を見せております。ネズミは慌てて皆の列に駆け戻りました。


「さて、皆の者よ。今日集まって貰ったのは他でもない」


 神様が言葉を発せられると瞬時に会場が静まり返ります。皆神様の一挙手一投足いっきょしゅいっとうそくに釘付けでございました。


「現行の干支制度についてじゃが、変更を検討せねばならなくてのう。その件で皆から意見が欲しくてな」


「へ、変更でございますか……」


「おおっ遂にこの日が来た!」


 現十二支からおびえた声が上がる一方、新たな十二支への期待を膨らませる面々からは歓声が上がります。


「これこれ、騒ぐでない。決まった訳ではないぞ。先ずは意見が欲しくてのう」


「神様、具体的にはどの様な」


「実はのう、干支制度の版元はんもとから……」


「版元?」


「そうじゃ。版元から『パンダを入れて欲しいアル、いや入れるアルよ』との依頼があったのじゃ」


「な、ぱ、パンダですと」


 パンダという言葉がさざ波の如く会場全体へと広がって行きます。

 『版元』と『パンダ』というパワーワードに、こうぬ何かを感じている様でございました。


「そこでじゃ! 先ずは現行十二支との交代について考えたい」


「なんと……」


 神様の提言に現行十二支の面々から溜息が漏れます。


「だ、誰と交代なのですか」


「ふむ、そこなのじゃ……。誰が良いのか皆からの意見が欲しくてのう」


 神様は迷っている雰囲気を醸し出しながら、ある御方にチラチラと視線を投げかけておいででございました。

 その視線の先では、普段よりも更に真っ青な御方が絶望の眼差しをたたうつむかれています。


「……俺だよな……現実的に考えて俺だよな……チートだから姿を見せちゃいけないとか……端っから負け戦なんだよなぁ……」


 ブツブツと独り言をつぶやきながら悲しみの深淵に沈んでいるのは、もちろん龍でございます。

 これまでも『チートだ』『現実に居ないくせに』『想像上の生き物枠とか要る?』など散々言われ続けた結果、すっかり自信を無くし意気消沈いきしょうちんの様子。カワイソスでございます。


「神様お待ちください!」


 皆が『あー、もうこれ決定だねぇ』と思っていた矢先、血相を変えて歩み出た者がおりました。

 その者とは、虎の様に鋭い眼光、虎柄のマスク、虎柄のしなやかな肢体、虎柄の長い尻尾……虎でございます。


「我と龍が居てこそではございませんか! たけき者同士の素晴らしき世界! 『龍虎りゅうこ』が並び立ってこその縁起物ではございませんか! 皆もそう思うだろ? 思うよな!」


 居丈高いたけだかと吠える様に食ってかかる虎の勢いに、周りの動物たちは戦々恐々。身をすくめてしまいました。

 そんな中、突如心地良い澄んだ声が響き渡ったのです。


「龍虎が縁起物って、それってあなたの感想ですよね? 干支関係ないし」


「何だと……誰だ」


 虎が声の主を怒りの表情でにらみ付けます。


「そもそも、十二支の中であなた方はちょっとおかしいでしょう」


 虎の睨みにひるむことなく歩み出でたるは、しなやかで美しき動物。

 ピンと起った耳、宝石の如く輝く瞳、上品な口元に漂う色気。

 そして、純白の毛皮に黒と茶の文様……三毛猫のミケちゃんでした。


「無礼な。何がおかしいのだこのチビ助めが!」


「ふんっ! 偉そうに」


 牙を威嚇いかくをしている虎の面前に、ミケちゃんは恐れる事なく立ち塞がりました。


「痛っ」


「そこで黙って聴いてなさい!」


 素早く繰り出された猫パンチ。鼻先に一発食らった虎は驚いて目をパチクリさせています。


「神様! この二種類の干支動物をおかしいとは思われませんでしたか?」


「おおう、どういう事じゃ。言ってみよ」


「他の十支動物は……」


「十支動物は?」


「同種の様々な者たちの総称でございましょう」


 ミケちゃんの発言に皆が首を傾げています。どういう事なのでしょう。


「! おお、確かにそうじゃ!」


 云われた事をしばらく考えていた神様の頭上に『!』マークが付きました。

 他の動物たちも、考えた末に『!』マークが付いております。

 ミケちゃんが指摘した通り、十支の動物たちは多種多様な同種の者達の一般的な呼び名でございます。ところが、虎と龍は特定の品種の名称ではありませんか。

 ミケちゃんが虎を指差しながら胸を張りました。クリティカルな一言が飛び出しそうです。


「あんた猫じゃん」


 雷に撃たれた様な衝撃で、虎は口をパクパクさせております。

 神様の頭上には、更に『!!』マークが上がりました。これは凄い発見かも知れません。


「神様、提案がございます!」


「おお、なんじゃ」


 打ちひしがれている虎を横目に、ミケちゃんが神様の方を向き直り、鋭い視線のまま語り掛けました。


「長年にわたり十二支として尽くしてこられた龍殿には申し訳ありませんが、そもそも各所で『龍神りゅうじん』としてあがたてまつられているお立場ですし、ここは引退頂き版元の依頼に答える形でパンダと交代なさいませ」


「うむ……」


「そして、干支制定時より間違った呼ばれ方をして来た『虎』を『猫』に名称変更なさいませ!」


 ぐうの音もでないミケちゃんの指摘に、神様も周りの者達も何も反論が出来ません。

 その様子を満足そうに見渡していたミケちゃんが、更に言葉を重ねました。


「神様、龍と交代する『パンダ』の事ですが」


「うむ」


「表記をどうなされますか?」


「表記じゃと?」


「ええ。パンダは漢字で『大熊猫』でございましょう」


「うむ」


「では『熊猫』がベストチョイスではございませんか」


「熊猫か……」


「ええ、三文字は多すぎますし『熊』一文字ではわざわざパンダを指名された版元の意向にそぐわないかと存じます。それに『熊猫』であれば『小熊猫』のレッサーパンダも含まれるのですよ」


「おおぉ、それは愛らしいのう。熊猫良いのう」


 まんざらでもない神様の反応を確かめたミケちゃんの瞳がキラリと輝き、周りで見守る猫たちの口の端に笑みが浮かびました。いよいよ『猫』の十二支入りが確定しそうです。


「では、神様。これより十二支は……うしびょう熊猫ゆうびょううまひつじさるとりいぬ、で宜しゅうございますね」


 顔真っ青の龍と虎を除く動物たちも納得の様子。

 十二支に『猫』を二回も差し込む事に成功しそうな猫たちが小躍りをし始めました。いよいよ時代が動く時が迫って来た様で御座います。


「異議あり!」


 その時でした、皆の前に白衣を着て眼鏡を掛けたイケボ・イケメンのネズミが歩み出たのです。インテリ風のネズミ。何事でしょう。


「なんにゃお前は! 喰い殺した上で、干支も他の動物に交代させてやろうか!」


 干支入り決定間際の異議に猫たちがいきり立ちます。


「言っておくけれど、お前の代わりは幾らでも候補が居るんだぞ! 海の動物たちの不憫ふびんを申し立てようか」


「うっ……」


 猫たちの指摘に思わずうめいたのは、痛い所を突かれた神様でした。

 事の初めに干支を決める際、最初の集合場所を陸地にした時点で、クジラやアシカ達など海獣の可能性を失わせていた事に千年後くらいに気が付いた様で御座います。


「ね、ネズミよ……申してみよ」


 神様はこれは不味いとばかりに、賢そうなネズミに発言を求めました。

 イケメンネズミは口角を上げながら頷くと、集会所の黒板に向かいます。

 そして、しばらくの間「ふむふむ」と呟きつつ数式の様な物を書き連ね、突然「よし」と言い振り向きました。


「そもそも干支の意味をご存じかな」


 イケボ・イケメンのネズミは眼鏡の縁を押し上げながら、実に面白そうに話し始めました。

 『干支の意味』という思わぬ発言に、他の動物たちがザワつきます。


「干支とは、そもそも十干じっかん十二支じゅうにしを組み合わせ、十干十二支(じっかんじゅうにし)という版元から始まった暦法れきほう上の用語で、ひとつひとつの言葉に生活との深い結びつきが……」


 滔々とうとうと語りかける博学なネズミの話を、皆粛々しゅくしゅくと聞いております。


もくごんすいという……還暦かんれき……端午の節句たんごのせっく……土用の丑の日うなぎたべるひ……天赦日めっちゃ吉日……二十四方位……季節……そして時刻も」


 ネズミの話はまだまだ続きます。


「皆さん、夜中の二時頃を指す『丑三つ時うしみつどき』という言葉を『熊みつどき』に変えてみて下さい。『草木も眠る』という密かな怖さをはらむ静寂さから、『夜中に蜂蜜ハニーをコッソリ食べている嬉しそうな熊』の姿しか浮かばないでしょう?』


「おおー、確かに」


「他にも……更に……代えがたきもの……しかるに……」


 語り続けるネズミを横目に、神様はスマホを取り出してニヤニヤしておいでです。

 そうでした、神様は小賢こざかしい動物の事はお嫌いなので御座いました。


「神様! 何をしておいでなのですか!」


 話を聞かない神様の姿に、ネズミが不満気に語り掛けます。


「ん……話は終わったか?」


「いえ、私がこの様な大事な話をしている時に、何をしておられるのか聞いているのです」


「おお、そうか。これじゃ」


 満面の笑みを浮かべる神様が皆に画面を向けると、そこには大きく口を開いた白いきつねの姿が。


「可愛いじゃろう? 儂の『しの』じゃ。この白狐びゃっこの『こゃーん』が堪らんでのう。投げ銭で今月も大赤字じゃ」


「神様……」


 素晴らしい知識を披露し鼻高々になっていた所を、無敵の笑顔で荒らす神様。ネズミは思わず言葉を失ってしまいました。


「ふむ、ネズミよ。話はまだ続くのか?」


「もちろんでございます。まだ半分ほども話しておりません」


「ふーむ。ちょっと時間が掛かり過ぎた様じゃ。お腹も空いたし、今日はお開きにしようかのう」


「えっ?」


「ちょ、神様まだ結論が!」


 顔を白黒させているネズミと猫を横目に、危うく立場を失いかけた龍と虎が目を輝かせております。


「賛成だ!」


「よし、帰ろう!」


「はーい」


 皆に手を振る神様のお姿を確認すると、嬉しそうな龍と虎を先頭に動物たちが一斉に帰って行きました。


「ちょ、ちょ、ちょっとーーーーー! 神様! これは酷いじゃないですか!」


 会場に置いてきぼりになってしまった猫たち。宿願しゅくがんに爪の先が届いていただけに、納得がいきません。


「で、では、私たちもこれにて」


 会場に猫と自分達しか残っていない事に気が付いたネズミが、命の危機を感じ慌てて逃げ出しました。


「おのれー、このドブネズミめ! お前らのせいで!」


 あり得ない展開に呆然としていた猫たちも、我に返り怒髪天どはつてんを突く勢いでネズミを追いかけて行きます。

 板張りの質素なたたずまいの集会場には、あっという間に誰も居なくなってしまいました。


「ふむ。皆帰った様じゃな。儂も帰ると致そう」


 皆を見送った神様は、美しきライティングの豪奢ごうしゃな渡り廊下を通られ、絢爛豪華けんらんごうかきらびやかな寝所へとお戻りになられました。

 ですが、その後ろをコッソリと付いて行く者の姿が……。




「ふう。危ういところじゃった……」


 神様は傍目には幾重にも着込んでいる様に見えた真珠色の衣を、マジックテープを外しサッとお脱ぎになられました。

 それどころか、白髪や長い髭が神々しい雰囲気を醸し出していたお顔をスッポリとお脱ぎになられたのです。なんと神様のお顔は被り物。

 誰も気が付いていなかった『神々しきジジイ』の変装を解かれると、神様は心地よさそうに欠伸あくびをされました。


「干支に入るなど面倒な事この上ないのじゃ。わらわはゆっくりと過ごすのが好きなのでな。同族の者共も同じであろう……」


 毛足の長いふっかふかの敷物に横たわる神様。

 きらびやかな宝飾が散りばめられた金色こんじきのネックレス以外は一糸まとわず、先程までのジジイとは打って変わり、漆黒のスラリとした肢体を横たえておられます。

 ご尊顔はと申しますと、大きくピンと起った耳、宝玉の如く輝く瞳、麗しき口元に漂う高貴な色気……。そう、そのお姿は、まさに古代エジプトの壁画に描かれていた『バステト神』そのものでございました。

 女神であるバステトは、後のギリシャ人により美しさと愛の女神である『アフロディーテ』や『ヴィーナス』などと同一視される程の麗しさ。

 そう、バステト神とは気高く美しき『猫』のお姿をされた尊き神様なのでございます。

 何と言う事でございましょう。干支制度をつかさどる神様は、我らが猫神様であらせられたのでございました。


「!」


 神様の後をコッソリ付いて来て寝所を覗いていた者が驚きの表情を見せております。

 そして全てを悟った、この物語の『かた』であります私ことミケちゃんは、見た事を胸に仕舞い込み、微笑みながら帰って行ったのでございました。


「増やすも減らすも交代させるも面倒なのじゃ。この件の続きは……また来年じゃな」




 まだまだ語り尽くせぬところでございますが、これにて一巻の終わり。

 



 作:磨糠 羽丹王(まぬか はにお)



---------------------------------------------------------



※ちょっと細かい知識の参照:ウィキペディア(Wikipedia)サイト様


※同一種族……ウサギは?って あ、うん、分かってた……可愛いから干支から外さなくて良いでしょう(汗

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

じっかんじゅうにし猫と熊 磨糠 羽丹王 @manukahanio

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画