第4話「人間征服」

深夜になった

まぁ僕の番だよね

今夜は殺人パーティーと行こう

殺しと血で真っ赤なブランデーを酌み交わそう


ああ、いい夜だ


ほら、タバコは好き?

じゃあ君は灰皿ね


ほら、痛いでしょ

失明しちゃった?

あはは

やっぱ君は可愛いな

もう片方目があるね


それはどうしようかな

あはは


じゃあ、とりあえず

自分で目をもいでみてよ

そして食べてね


あはは

君って本当に何でも

言うこと聞くんだね


そっかー妹は大事だもんね

優しいな~


まー妹はどっちにしろ

泣くんじゃない


あはは

あっけないあっけない

心なんて持つから

君は弱くなったんだよ


もっと正直に

野生的に生きてよ


じゃないと

すぐ不幸に会うよ


ねぇねぇ

妹さんも捕まえたんだけど


どっちがいいか選んでよ


僕が殺すか

君が殺すか


どっちがいい

ふふ

ほら早く決めないと


二人とも死んじゃうよ


ねぇほら


決めてよ~


あはははは

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る