第1章 神界編

1-1章 説明編

第2話 神すらもわからなかった

 すまなかった。

 神が来ての一言目。

俺は困惑した。

それからどれくらいたっただろうか。

(1分もたっていないだろうが3時間を軽く超えているように感じた)

神の秘書のような天使とみられるものは、

急に言っても困惑するだけですよ。

といった。

そこで俺は説明を受けた。

要約すると、

 ・世界に起こったことはすべて把握できていたはずだが

 あの紫の奴は魔王の末裔がだしたもの(魔獣というらしい)

 に関しては認識できないこと

 ・この世界が同じ神が管理する別の世界に接続されてしまっていること

 ・魔獣を見れるのはごく一部の人のみということ

 ・その世界に行って、何とかしてほしいということ

大まかにはこれくらいだ。

どうせこの依頼を断っても死ぬだけの俺は

快く、とまではいかないが、受けることにした。

すると神は、「よかった。今までの人のように断られたらどうしようと思った」

といった。詳しく聞いてみると、この現象は5年ほど前から始まってどんどん

悪化しているようだ。止めるために今まで15人ほどに頼むも

全員に断られたそうだ。

ただ俺はひとつ気になることがあった

「引き受けはしますけど、俺には何の戦闘力もないですよ」

すると神は

「大丈夫、まずは神界で訓練してもらうから」

ここから、俺の訓練生活が始まった。

まずは、スキルを決めるところからだ。

スキルは、その人の素質によって決まるようだ。

ふつうは、魔法の属性のスキルぐらいしか出ないらしい。

スキルを決めるのは洗礼の儀なるものでやるようだ。

まあ、俺にはよくわからないので、神にやってもらったが。

終わっても特に何も感じない。

このことに天使が気づいたのか、

「ステータスウィンドウって言って」

と言われた。

言われたとおりに

「ステータスウィンドウ」

という途中に画面が表示された。


名前:ヒカル=キムラ

性別:男

年齢:0歳(28歳)

ステータス:HP:∞、MP∞、速度∞、記憶力∞、思考能力∞、思考速度∞

 転生補正:言語辞典、辞書、事典、

      LV.MAX、sp.MAX、転生補正

   耐性:物理攻撃無効、精神攻撃無効、魔術攻撃無効、

      放射能無効、毒無効、汚染無効、謎効果無効

  スキル:創造者創るもの


「な、な、何なのこのぶっ壊れステータスは」

天使があまりにも驚いたせいで

神までも見に来た。

「こ、これは、創造者創るもの。」

俺には、ステータスのすごさはわかってもこの創造者創るものとやらのすごさがいまいちわかない。

そこで俺は聞いてみた。

「このスキルの何がすごいんですか。」

「まずステータスが無限になる」

なるほど。だからか。

「強くなるスキルってことですね。まずってことは他にもなんかあるんですか」

「ここが一番のチートだよ。自分で好きなスキルを作れる」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る