第五話 〜任務遂行、そして乱入者〜

「...ということだ。」


なるほど。任務は森の奥にいる黒い熊を倒してくるという任務らしい。その黒い熊に関してはランクCだとか...なんでランクCのモンスターをこんなランクFの冒険者に

倒してもらおうと思ったのやら...


「「では、行ってきます!」」


〜数分後〜〈霧の森【最奥】〉


はい、ということで身体強化を使ってめっちゃハイスピードで来ました。便利である。


「...居た。あそこだ」


そして、その黒い熊...【ブラックジャイアントベア】に気づいたのは結奈だった。

しかし...その大きさにびっくりしている様子が垣間見える。


「行くぞ...【魔弓グングニル】...」

ポンッ... パシッ...


「私も準備できた...召喚...!【ミスリルソード】...」


あら、結奈は近距離武器を最初から持っているんですな。しかも,,,幻の鉱石ミスリルですがね。


グルルルル グオォォォォォォ!!!


「「戦闘開始っ!」」


キリキリ... バシュッ! ギギャッ!?


「【一刀両断】〈炎〉!」

ボォォォ... ザシュッ! ギギャァ!?


「倒した!?」


「結奈!油断しないで、5体ぐらいのモンスターがこっちに来ている!」


はい、自分の言ったように5体ぐらい来ております。たぶん...群れだったんだろうか。でも、僕たちには意味がないんだろうな...だって実力はランクA並だもん。


「来たよ!」


「了解!」

グオォォォォ!


...あれ?なんか、もう一体空から来ている!?これってもしや、ドラゴン!?

それならば早急に逃げなければ行けない!結奈は!?


「結奈!早く逃げるぞ!多分だけどドラゴンが来ている!」


「うそでしょ!?早くに出なきゃいけない...いや!まだ居なきゃ!」


?なんか結奈がすぐ逃げない...普通ゲーマーならここは逃げ出すでしょ!?

だって不利なんだよ!?え、もしや...


バサッバサッ.... グルオォォォォ!


「ドラゴンが...来てしまった...!?結奈早く逃げ...」

キイィィン...


うっ...脳内になにか響いてくる!?


(危ないじゃないか...大丈夫か!?結奈、連!?)


この声って...もしや神様!?


「連!このドラゴン私達の仲間じゃない!?だって...私達の名前を知っているよ!」


「もしや...結奈の方に居た神様のなんじゃないか!?」


(とりあえず...話している時間はない!俺が一掃するから外に行け!)


「「わかった!」」


やはり...こいつは僕の知っている『あいつ』なんじゃないのか...!?

                                第6話 完。



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