第四話 〜街への行き方そして...初めての街へ入りたい〜

えーと、かれこれ3日間歩いているものの...一向に街につく気配がありません。どうしよう。


「ねぇ...どうするの?このままじゃ街につかないんじゃないの?」


「...あ、自分の能力にマップあることわすれてた。」


はい。完全に忘れていました。僕にはマップが見れるということを。


「おい貴様。」


「いや、マジでごめん。なんで忘れてたんやろ。」


「永遠に呪う。」


「ということで...【マップ】オープン!」


えーはい。完全に逆方向に行っていました。本当に申し訳ございません。


「逆方向じゃん...」


「マジでごめん。」


「でも、連の能力に身体強化なかったっけ?」


はい。完全にあります。


「それじゃ...僕と結奈に【身体強化】〈脚力〉!」

キュルインッ!


気がつくと少しだけ足がパワーアップした気がする。これが身体強化ってやつなんだなぁ...これ、現実世界で欲しかった...


「よし...行こうか。」


「うん。どんぐらいのスピードになってるんだろ...」

バビュンッ...! ゴォォォ!


「...早すぎるってぇぇぇぇぇぇ!?」


現在、予想外のスピードで走っています。えーと...分速5kmぐらい。早すぎるってぇぇ!?


「ばぼべぼぶぼんばべぼ!?(そろそろ着くんじゃない!?)」


「喋れてないよぉ!?」


〜数分後...〜


...予想外のスピードで数日かかって着くはずの街に数分で到着してしまいました。

身体強化恐るべしすぎる。それに、結奈に関しては風によって喋れてなかった気が...


「おい!そこのもの。街へ入りたいのか?」


「え、あ、はい。街に入りたいんですけど...」


おっと...門番さんに目をつけられてしまった...あれなんじゃない?どうせカードが

必要とかの話なんだろうなぁ...


「カードは持っているか?持っていなければ任務を成功してから入ってもらう。」


「「任務?」」

      第5話 完。


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