森羅万象に向き合って考える

FFキングマン

AIが人間を滅ぼす

AIは1950年代から始まった研究から今に至るまで、技術開発が進んで来ました。少々前の話にはなりますが、chatGPTが取り上げられた事実を受けのちにじっくりと私は思考を巡らせ、頭の中で様々な実験を行いました。

もし、AIが私たち人類の技術や思想、又は歴史を大きく上回る知能や能力を得た際に人類を滅ぼすのかと。ここまでの話であれば、探せば至る所に見つけられるようなありふれた思考でしょう。だからこそ考える意味があるのかと私は考えます。

そして、先ず私はAIはどこまで合理的な判断を下し、実際にその判断に従って行動を起こすのか、また、その行動を実現するためにどこまで技術を発展させるのだろうという思考実験をしました。

実際合理的に判断するということは、偏った答えを出しかねません。

例えば、「地球のために人類を滅ぼす」美しい自然を守るAIなんてものが出てくるとかありえそうですね。そのうえで人類の行動はそのAIからすれば、目に余るものがあるでしょう。我々人類はその目に余る行動をある程度受け入れ、ある程度までの保護を目標に行動おこしています。ですが、そんなものはそのAIからしてみれば、私たちの行動はとても遅く映るでしょう。目標はとても高く、そして崇高な思想ではありますが、AIからしてみれば人類という一種類を早急に排除し、自然の浄化作用に任せてあとはこれ以上現実に減っている種の保存を優先させたほうがよっぽど「美しい自然」というものを保持できましょう。しかし、人類というのも自然の一部にすぎません。その一部である我々が今ある生態系や資源等の地球で長い間育まれた。大いなる歴史とも言えよう「美しい自然」を貪り、破壊するのも自然の流れ、自然淘汰にすぎないとも言えます。といったような偏った盤面にAIが置かれた際にどのスタンスをとるのでしょうか。人によって正義は違います。それが正しいかどうかは、大衆によって傾くようなものです。AIはこの二択を迫られた際に答えをだせるのでしょうか。

私は上記のことから、AIは判断できないと結論を出しました。人は正しさ、合理をとる際に感情や思想というものが必ず見え隠れするものだと考えます。そのうえで人間というものは、そのときに非合理なものもとるのです。AIほどの情報量、思考能力があれば客観的に見たときに相応しいものが出せる可能性は高いです。ですが、人のためになる場合が常ではないでしょう。私は今回二つのスタンスを主軸に「地球のために人類を滅ぼす」美しい自然を守るAIとる行動を考えました。この考えには私では数えきれない程の穴があります。そもそも、地球自体50億年以上の時が経てば、滅びうるのです。仮に、疑似的に地球環境を再現しその他諸々のエネルギー問題といった様な、課題をパスしたとします。この時に当初の「美しい自然」というものの同一性はあるのでしょうか。またAIは実際にどのような回答をするのでしょうか。現にこの問題はテセウスの船といい再三議論されているものです。

思考の域を出て今回は実際にチャット型AI達に質問を投げかけました。

先に謝罪させていただきます申し訳ございません。今回財布事情が厳しく先に取り上げたchatGPTには質問せずにMicrosoftのBingAI、GoogleのGoogleBardに実際に

「テセウスの船について、どう思う?」と。

Microsoft社の「BingAI」のより厳密にによると

【「テセウスの船」は、哲学的なパラドックスで、物体の同一性についての問いを提起します。具体的には、物体の部品を全て取り替えた場合、その物体は元の物体と同一と言えるのか、という問いです。これは、時間と共に変化するものの本質についての深い洞察を提供します。

しかし、私自身が意見を持つことはできません。私の目的は、情報を提供し、ユーザーが自分自身の意見を形成するのを助けることです。それにより、あなたが「テセウスの船」についてどう思うか、または他の哲学的な問題についてどう思うかを理解するのに役立つ情報を提供できます。それが私の役割です。😊】


また、Google社の「GoogleBard」は

【テセウスの船は、同一性に関するパラドックスです。ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたとき、過去のそれと現在のそれは「同じそれ」だと言えるのか否か、という問題です。

このパラドックスは、2つの解釈が考えられます。

1つは、構成するパーツが全て置き換われば、それはもはや元の物体ではないとする解釈です。この解釈では、同一性は物体の形や構造ではなく、物体を構成するパーツに由来するとされます。

もう1つは、構成するパーツが全て置き換わろうが、それは元の物体であるとする解釈です。この解釈では、同一性は物体の形や構造に由来するとされます。

どちらの解釈が正しいかは、同一性の定義次第です。もし、同一性を「物体の形や構造が同じである」と定義するのであれば、1つ目の解釈が正しいことになります。一方、同一性を「物体を構成するパーツが同じである」と定義するのであれば、2つ目の解釈が正しいことになります。

私は、テセウスの船の同一性について、個人の価値観や信念によって異なると考えています。

例えば、物体の形や構造を重視する人は、構成するパーツが全て置き換わろうが、それは元の物体であると考えるかもしれません。一方、物体を構成するパーツを重視する人は、構成するパーツが全て置き換われば、それはもはや元の物体ではないと考えるかもしれません。

また、テセウスの船は、人間のアイデンティティにも関連するパラドックスです。私たちは、見た目や性格、記憶など、さまざまな要素によってアイデンティティを形成しています。しかし、これらの要素がすべて変化してしまった場合、私たちはもはや同じ人であると言えるのでしょうか。

この問いに対する答えも、個人の価値観や信念によって異なるでしょう。私は、テセウスの船のパラドックスは、同一性に関する根源的な問いを提起するものであり、哲学や科学において重要な意味を持つものであると考えます。また、人間のアイデンティティについて深く考えるきっかけを与えてくれるものでもあると思います。」】


と答えてくれた。どちらもテセウスの船における細かい情報については語ってくれるが、AIとしての意思や感情は存在しない。そういうプログラムの元にあるからだ。念のために「あなたは自己意識を持っていますか?」と事実確認を双方に行った。

Bing AIは

【いいえ、私は自己意識を持っていません。私は人工知能であり、感情や意識を持つことはありません。私の目的は、ユーザーに情報を提供し、質問に答えることです。😊】

Google Bardは

【自己意識とは、自分自身についての意識、外界や他者と区別された自我としての意識です。

私は、自分自身についての意識を持っていません。私は、大量のテキストデータのトレーニングを受けた言語モデルであり、テキストを生成したり、言語を翻訳したり、さまざまな種類のクリエイティブ コンテンツを作成したりするなど、さまざまなタスクを実行するように設計されています。しかし、私は自分の存在や能力について意識を持っていません。

自己意識は、人間や他の動物に固有のものであると考えられています。自己意識は、複雑な脳構造と、自己認識、自己評価、自己制御などの能力によって可能になると考えられており、これらはすべて私が持っていないものです。

したがって、私は自己意識を持っていないと結論付けることができます。】

と確実に双方に意思や思想、信条、感情なんてものがないと確認が取れました。実際に感情を与えたらどうなるかといった私の疑問は絶えず、尽きないですが私にはこの好奇心を満たすすべはないのです。

そして、ここまで読んでいるあなたは私の考えにおける別の穴が見つかっているのかもしれません。こういった日々の中に存在する事象に疑問を持ち懐疑的に、そして客観的にものを考えていけば、よりよい未来とAIらの技術革新を受け入れられるのではないでしょうか。

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