わかる…とてもわかる…

レビュー練習企画で拝読させていただきました。レビュー慣れしていないので稚拙な表現かもしれませんが…

まず、この文章は、メイクや外見に対する主人公の複雑な心情を一人称視点で描いています。主人公は美への憧れと自己評価のギャップに悩みつつ、自分の理想像に近づくために努力していますが満足していないといった様子です。

私が特に共感した部分は、主人公がスマホと本の使用に関して、自分を魅力的な女性だと思いたいと語る部分です。理想と近づきたくてその人の真似っこをするのって、正直それをしたって理想になれるわけではない・できっこないものであるのがわかっているのにそれでもやってしまう…そんな経験が私にもあります。
過去私自身運動が不得手で、小学生のとき足が速い子らに憧れを抱いていました。その子らのの間で流行っていた「瞬足」という靴を親にねだって買ってもらった経験があり、それが蘇りました(笑)

私自身(このご時世男だからというわけではありませんが…)そんなにメイクをする機会が少なく、そこまで美に対しての深い執着のようなものがないですが、それでも主人公の感情の移行の様子、理想と現実に対するどうしようもないギャップへの焦燥、それへ努めて抗おうとする様子がとても鮮やかに感じられました。

とにかく共感できる、素晴らしい文章であると思います!!ぜひ一読を!!

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