第1話 アーマード・シード

どうもどうも粗製フィーチャーです

皆さんの敵でないことだけ覚えて帰ってくれたらありがたいです


あれこれ言うのはなんかなぁ なので、 えぇっとお、、、


とにかく楽しんでいただければありがたいです!!  ついでに感想はドカドカしていただきたい! マジで!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




私、 れいだ ミトン!   中学2年生の女の子 今日は授業で使う魔法用のスマホを忘れちゃって 苦手なバトンを借りて一日中使ってもう疲れちゃった!




「今日は帰って勉強して洗濯して…お料理して……妹を……お風呂に、入れて………ゴミ出しして………………っ!! ダメよっ! 私!!  これも将来素敵な人に出会った時のためなんだからっ!!」




そう! 私の夢は、もう今じゃほとんどいなくなっちゃった専業主婦!  家事も大変だけど、今から慣れておけばきっと大丈夫よね!




「見てなさい! 私の家事スキルでカッコいい人もかわいい人も、みぃんっな!モノにしてやるんだからあ!!」

『スッゲーナコイツ オオモノダ』




「んっ?  何か声が聞こえたような……あっ!」



『なに見てんだぁよう……めずらぃかあ?』

「う、ううんっ  かわいいなぁって」 ズイッ! 



手を伸ばすが、『でえっいっ!』 バシっ!



「痛っ!」  叩かれ、少し血が出るがすぐに止まる



『アバよっ!』




サササッーー 「あっ! ちょっと待ってよお〜 モフモフさせてえ〜!」  




私は可愛いものには目がないのだ! 





タッタッタッタッ! 『何で来るんだあー!』 「私には〜癒しがいるのぉ〜」  




『へっ! そんなのに構ってられるかよ……!? あの子の血、この感覚は!、、、なら 連れて行くしかない!!』


『………はははっ! ついてこられるなら来てみな!』




その後少しの間、薄暗い路地を走り続けて、開けたところに出る




サパッアアアーー(爽やかな風の効果音)




「待てえええ………え?  ここ、来たことない? どこっ!?」 




――――――――――――――――――――――――




さっきまで夕方のはずだったのに、太陽が真上にある

なにより、ビルの隙間の路地だったのに 今出てきたところはガレキの隙間から!?




「えっ、どうなって、、、とりあえずこの子抱いて考えるわね!」  




ダキッ!(猫を抱き抱える) 何故今は猫が素直に抱かれるのかは考えてはいない




「うう〜ん  やっぱり猫ちゃん、可愛い〜!」




『……おい、俺は猫ちゃんじゃねぇ シュレディンガーってんだよ』




「シュレディンガー……?  なら、シュガーね! 長くていけないわ!  私は れいだ ミトンよ  よろしくね!!」




『いやいやいや  おかしいだろ………』 「そんなことよりよ!」 『そんなこと、だってぇ?  今、君はどういう、』 「ここってなんなのかしら?」 『教えて、』「あなた何か知ってない!?」 『え、ちょっと』 「ここに来る道、あなたについてきたのよ!」 『話は、』 「教えて!」



『話はきちんと聞くっ!!  教えてやるから……ええっとなぁ 簡単に言うと、ここは元いた世界とはちがう世界  異世界、ってやつだぁ  そしてここは、その中でも2番目に大きい国、メンツってんだ』  


「ヘェ〜  それは凄い 幻をみせる魔法も使ってないみたいだし、本当だよね」




『素直に、受け止めるね それにしても魔法の流れが見えてるのか  すごい事だ、それは (小声)やっぱりみこみがあるのかも!』




「ええ〜 そんなことないよ……私にはこれぐらいしか、何か言った?」




『えっ!  べ、別ぇつになんにも言ってやしないさ そんなことより……………マズい!  早く隠れるんだっ!!』 




シュガーが突然叫び、腕の中で暴れ出す




「何よ、やぶからスティックに」『スティック?  いや、違うっ! 早く移動するんだ……!!』




スタッ するりと腕からぬけたシュガーが遠くを見ている




ズズンッ! ガキーンッ キンッ! キンッ!  ズゴゴゴゴッッッ




突然地面が揺れる!




「何なの!?」 『遅かった!』 「なにが!?」 『もう来る!』




ズガアアアアアンンンッッッ!!!!




「きゃああっっ!!!」  




何かが飛んできてさっきまでいた瓦礫の山にぶつかった

これで帰り道がなくなったのだがこの騒ぎの中でミトンはしっかりとそれを見て、その上でいったん見なかったことにした



「な、なにぃ  何が飛んできて、」




土煙でシュガーを見失い、手探りでふらふらと歩く




コツンッ! 「うわっ!」 ドサッ 何かにぶつかり転んでしまう




「痛てて、 何かにぶつかって………はっ!」




ドッ! ビシュウウウウ!! キィィィィィィィンッッ!   




あまりに大きい音で土煙が吹き飛ばされ、強い耳鳴りがする


近くにいたらミトンも飛ばされていたところだったが、すんでのところでどうにか飛びのいた




「鳴き声!?  爆発じゃない!  何っ! この、モンスター…  いや、ロボーター(意思を持ったメカ)!?」




そこには 体がところどころが機械の太ったドラゴンのような生き物がいた

明らかにこちらを狙っている!!




「逃げなきゃ!」 『そうだっ!  早くこっちへ!!』



「シュガー!」 『とにかく走って!  ロボーターがいるってぇなら、近くに来ているはずだっ……』




ガレキを飛び越えながらシュガーがいるところを目指して走る プロのパルクール選手顔負けの動きをくりだすが、




ガッ! 「うわあっ!  足が ガレキに!」  ばたっ!



『転けただってぇ!?  立ってぇはしるんだ 早く!』




「立つ!」 ビヒュウウンッッ!!キィィィィィィィンッッ 「ひぃっ!」  




声を聞きつい後ろを見てしまい 以外なほどにロボーターが近づいていると気づき 腰を抜かしてしまった



シュガーが何か叫んでいるが、もう動けるものではない




ロボーターが前足で、ミトンを捕まえ、ゆっくりと口に運ぼうとする




「諦めちゃったぁ……でも、素敵な人 会いたかったなぁ 、もう静かにしておこっと」




ズヒュンッ! カチッ ズヒュンッ! キキキキキ




「…不思議な音まで聞こえてきちゃった………せっかく静かに終わりたかったのにイライラしてきた 」




ギュウイイイイイイッッッ!!!! スヒュヒュヒュヒュヒュ ズゴゴゴゴ!!




「うるさいわねっ!  もう生きてやるんだからっ!!  くっ、うぅ 離してよっ!」




今になってジタバタし始めるが、もうロボーターが口を開け、食べられる直前である




グオオッググググ ヴオオンッ!!!!   何かがすごい速さで振り下ろされているのが見えた気がした




バギイイイイッッ!!  凄まじい衝撃がおこり体が吹き飛ばされる




「きゃああっ!……へっ?」  そのまま地面に落ちると思ったが、なぜか途中で止まった




またも土煙でよく見えないが、巨大な手の中にいるのはわかる

そして地面に降ろしてくれた




ズヒューーーイイイィィィィィィンン キュカッ! キュカッ! カチッ シャシャア キンッ!



不思議な音がだんだん弱くなり 止まる




「これの、エンジンの音? だったのね?」




プシュッ グググッ  スタッ バササッア! 首元が開いて、マントをつけた人が出てくる




ガガガ、ピィーー(スピーカーがONになる) 


「貴様、そこで何をしている!  ここは今 ローターネ(ロボーターエネミーの略)の退治中だ………だが、とりあえず 無事でよかったよ  お嬢さん」





ようやく煙が落ち着き、しっかりと見えてくる 

そこには、日に照らされ光り輝く大きな鎧を着た騎士のようなロボーターと、その上に立ちこちらを見下ろす黒い騎士




ミトンが立ち尽くして見上げていると 騎士が話しながらヘルメットをとる  女の人だろうか、光のせいで中性的にも見えるあまりに美しい人であった




「……私の騎体が、何かに呼ばれたような気がしてきてみたが、よもや このような少女とは……  お聞かせ願おう なにものかな?」





「……………」  ミトンは、そのあまりの美しさに完全に見惚れてしまい何も言えなくなってしまった




しかし!  これだけははっきりとわかる




「私は、あなたをっ!  絶対モノにしてみせる!!  ここから始まるのよ  一度おわりかけた人生! これまではイマイチだったけど!  今度こそ最高にしてやるんだからっ!!!!」





第一話 完

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る