後編【美桜の遊戯】

 °・.*·✿·………………………………·✿·*.・°




「まずかったかな……」


 ケイちゃんが乗った高級車を見送り

 家へ向かい歩き出す



 ピロリン♪



 メッセージの受信音が鳴る

 立ち止まりポケットからスマホを取り出す

 バナーで確認すると美桜ミオからだ

 タップして開く



『浮気者め、さらばじゃ!』


「はぁ !?」


 キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ


 近くにいたのか?


 慌てて周りを見ても

 美桜ミオを見つけられるわけがなく


 ε=(-д-`*)ハァ

 ため息をついて部屋に戻った



 既に解凍された冷凍食品を温めて食べた



 ピロリン♪



 食べ終えた容器を横に置いたまま

 テーブルに突っ伏していたら

 またメッセージの受信音



『 (¬_¬ )…… 』


 機嫌の悪そうな顔文字……



(。´-д-)ハァ-

美桜ミオ……これなんの遊び?」



 ピロリン♪



『何故 探さない?』


「いや、だって……

 美桜ミオって……」



 ピロピロリン♪



『 ……(`⤙´ ) 』

『 (๑˘・з・˘)ブ- 』


「もうっ……分かったよ!」


 立ち上がり廊下に出て僕の部屋へ

 中に入りクローゼットを開く



 ブワッ・*:.。..。.:*・︎✿・*



(𖦹_𖦹‎)クラァ~

「っ……すご……」


 中は美桜ミオの香りが充満していた

 その強い香りにめまいが襲う



「っ……ちょ……美桜ミオ…?」


 その場で片膝をついてしゃがむ

 ぶら下がる服を手でよけると

 膝を抱えて小さくうずくまる

 少女の美桜ミオがいた


 出かける前にも開けたから

 香りでいるのは分かってたんだけど…


 メッセージの意味が分からなかったから

 美桜ミオの遊びに付き合ってみたんだ



美桜ミオ 見〜つけた♪ 」


「……」


美桜ミオ? 出ておいで」


 すると座ったままで両手を伸ばす美桜ミオ

 その両手を僕の首にかけさせて

 美桜ミオの躰を抱えて立ち上がる



 ギュウ〜ッ



 何も言わずに抱きつく美桜ミオ



「ただいま?」


「……うむ」


「おかえり?」


「……」


「旅に出てたんじゃないの?」


「……ずっとここにいた」


「嘘だぁ……じゃあなんで浮気?」


「外に出て行って帰って来ないから…」


「探しに来てくれたの?」


「心配だったから」


「そっか、ありがとう……チュ」


 キスしようとしたら手で遮られた



「……なんか怒ってる?(* ˙³˙) 」


「女といた」


「ん? ……あ〜( ˙o˙ )あの人は……」


「仕事じゃないのに女といた」


「ちょっとした知り合いで……

 ってその前から機嫌悪いよね?」


「……」


 美桜ミオは僕に絡めた腕を解いて

 床にストンと降りる



 シャラン☆.*゚•*¨*•.¸+ ☆.*゚•*¨*•.¸



 魔法を使い美桜ミオの姿は

 少女の時の魔法使いの服から

 お姉さんの時のシンプルな服に変わる



「大人になれん」


「……え?」


 昨夜、僕が出勤してから

 一旦少女に戻り眠りについたが

 深夜に目覚め違和感を感じると

 躰が変化しなくなっていたという……



「……まさかそれで隠れてたの?」


「こんなことは初めてだ……」


「どこか痛いとか気持ち悪いとかは?」


「まったく問題ない」


「言ってくれれば良かったのに……」


「……うむ」


「あ、ゴーフ君は?何か知らないの?」



 シャラン☆.*゚•*¨*•.¸+ ☆.*゚•*¨*•.¸


『は?わたくしは何も存じませんが?

 …( ˙ㅂ˙)…タダノヤリスギチャウ? 』



「あ……そっか……?

 ちょっと無理しすぎたのかな?(^_^;)

 しばらく様子を見よう?」


「あぁ……」




 ・*:.。..。.:*・︎✿・*:.。. .。.:*・




 それから1週間……



「どう?」



 シャラン☆.*゚•*¨*•.¸+ ☆.*゚•*¨*•.¸



 美桜ミオは少女のままだった……



「病院行ってみる?」


「いや……それはできない

 私は人間とは細胞レベルで仕組みが違う

 バレたら実験台にされてしまう」


「 !? ……マジか…でもどうしよう

 このまま小さなままだったら……」


「別にこのサイズだからといって

 不都合なことはないが?

 体調が悪いわけでもないしな

 私はすこぶる元気だ!」


「……本気で言ってる?」


「うん? どういう意味だ?」


「……」


 美桜ミオと付き合って1週間も

 れないなんて初めてだった


 僕が黙っていると美桜ミオは察した様子で



「あぁ〜 ……試してみるか? この躰で」


「 (°д° )!? 」


「香りはどうだ?

 変化しているか?」


「いや……変わってないよ」


「そうか……では1週間も

 つらい思いをさせたな、来い」


 少女の美桜ミオに手を引かれ脱衣所へ

 美桜ミオが脱ぎ始める手を慌てて止める



「っ……ごめんっ!

 美桜ミオの躰がおかしい時にこんな事」


「私はすこぶる元気だと言ったろ?

 愛し合いたいのは お主だけではない」


「……でも」


「見た目が幼いと抵抗があるか?」


「まぁ……ないと言えば嘘になるかな」


 美桜ミオは顎に手を当て

 考える仕草をすると



「分かった、とりあえず……

 お主は先に入っておれ

 その鼻につくにおいを落としておけ」


「……え? なんかくさい?」


「……自覚がないのか?

 他の女のにおいがプンプンするわい

 しかも1つじゃない……(-"-ꐦ)チッ 」


「ヒェッ……ごめーん (>ㅿ<;;)」


 慌てて脱いで浴室へ




 ……キュッ… シャ───ッ


 \゜\、\・、\、\・。゜、\・\

 \、、\・。゜\、・\\・\。゜\、

 \、\・、\、\・。゜、\・\。゜、


 カチャ


 身体を洗い流しているタイミングで

 美桜ミオが入って来た



「……」


 これは振り返っていいものか?



 ガコン



 バスチェアを移動させる音が響く



美桜ミオ?」


「動くな、目を閉じていろ」


 そう言われ前を向いたまま

 目を閉じてシャワーを浴びていると

 頭上から何かが下りてくる気配



「何してるの?」


 瞼に何かが押し当てられる

 それはそのまま後頭部に回り

 頭部を締め付ける

 触ると布のようだ



「目隠し?」



 ガコンゴン



 またバスチェアが移動



 ビクッ !?



「うっ!?……みっ…美桜ミオっ……あっ」



 ビクビクッ



「う……あぁっ! ……はぁっ美桜ミオぉ」


 目が見えない

 状況が分からない状態で

 受ける刺激はあまりにも強烈で

 ガクガクと腰が抜けそうになる


 擦られ舐め上げられ絞られる

 見えないだけでこんなにクルなんて……



「ぅあっ……んっ……んんッ…はぁっ

 美桜ミオっ…はぁっはぁっ……挿れたいっ」



 ガコン



 バスチェアが退けられると

 美桜ミオがボクを誘導して……



「う…んんっ……っはぁ…ぅあキツ…」


 いつもより小さな腰を支え

 後ろからゆっくり突く



「あっ…心優ミユウぅ……あっあんっ」


 手探りで触れる躰は

 当たり前だけど違う感触で……


 でも声は同じだから

 不思議な違和感を感じながらも

 もう止まれず動きは激しさを増す



「はぁっはぁっ……うっ…あぁっ!

 美桜ミオっ……美桜ミオぉ!」



「「 んあぁあああああっああっ♡ 」」




 \゜\、\・、\、\・。゜、\・\

 \、、\・。゜\、・\\・\。゜\、

 \、\・、\、\・。゜、\・\。゜、



 キュッ……ポタタ…


 お互いの躰を拭き合い

 美桜ミオをバスタオルでくる

 僕の寝室へ



「ヤバい……目隠し…興奮したぁ♡」


「感触は? 違ったか?」


「中は同じかなぁ?

 でも躰の大きさが違うから

 ちょっと……

 イケないことしてる気分♡」


 そう言いながら

 美桜ミオくるんだタオルを剥がす



「……変態だな…( ㅎ.ㅎ)

 こんな真っ平らな躰を抱いて楽しいか?」


「なんとでも言って♡

 小さくても感度いいでしょ ( *¯ ³¯*)♡チュ

 目隠し無しでもう1回しよ〜♡」


「んぁっ……変態ぃいいい♡」



 美桜ミオの遊戯に付き合って

 ボルテージは最高潮♡


 僕たちは1週間ぶりに何度も愛し合った






 ・*:.。..。.:*・︎✿・*:.。. .。.:*・



 〜おしまい〜



 ・*:.。..。.:*・︎✿・*:.。. .。.:*・



 これにて


【甘すぎます♡〜砂糖な僕はチャラいだけじゃないんだよ?〜】


 完結です


 最後の最後まで本当に

 ありがとうございました🙇‍♂️



 今後の活動については

 ノートに書く予定です


 感謝( ´-ㅅ-` )チロペィ



 ・*:.。..。.:*・︎✿・*:.。. .。.:*・

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甘すぎます♡‬〜砂糖な僕はチャラいだけじゃないんだよ?〜 chiropei @chiropei

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