第7話 キスマーク

当たり前のように休み時間シオはすっかり椅子ごとうしろを向いていて。

いつもいつも話しをしていた

珍しくシオが

「それにしても、いつもキスマーク付いてるね。」と

「あー消えないようにされてるの彼女居ますって印だな」

「そうなんだ」

「ところでさ前の彼氏とはどうなの?」と俺は少しドキドキしながら聞いてみた

「あー、なんか忘れたなヨシキくんのおかげかも愛人だなんて言い出すから、衝撃で忘れちゃったよ、それに腹違いだし」そう言ってシオは笑った

俺は強気になり

「次の授業サボらない?

「え?どうやって?」とシオ

「俺、保健室にいるからさ後から

お腹痛いとか言って保健室きてよ」

シオはなんだかワクワクした顔で

「わかった」と言った


俺は保健室のベッドで寝ていた


シオが入って来た

先生と話しをすると俺の隣のベッドに案内されて、

「少し寝てなさい」と言われ

先生は保健室から出ていった

俺は仕切りカーテンをあけた


ずっと考えていた事を口にした

「シオちゃんゲームしよ?」と

「ゲーム?」

「俺のキスマークの上にバレないように

重ねてキスマークつけてよ」

シオは

「私キスマーク付けた事ないよ」と

「大丈夫だよ、やって見て?バレないようにだよ?」

シオは俺に近づくと首にそっと唇をのせた。

俺はキスしたかったけど我慢した。

シオは初めてことで何度もやり直した

そして

「上手く出来たかな?なんか濃すぎるきがするよ、どうしよう?」

俺は保健室の鏡の前に立ち首をみた

キスマークとゆうより内出血だ

「おーヤバいかも」

「ごめん、美咲にバレないかな?

ゲームは私の負けだね?」

俺は

「まだわかんないよ、放課後までに薄くなるかもしれないし」と答えた

「大丈夫かな?」とシオは言って

「俺は夜どうだったか電話するよ」と言って、困った顔をしてるシオを見て

思わず抱き寄せた。

シオは抵抗しなかっただけじゃない

抱き返してきて

「はー」とため息をついた

俺も1つ大きく息をはいた

落ち着くしばらく2人して黙ったままだった。

頭の中では(好き)とゆう言葉で溢れていた

保健室は暖かくシオの手は冷たくて

頬も冷たくて俺はシオの手を握り

「冷たいな」と言った

シオは

「うん」と言っただけだった、

多分ほんの少しの時間だったけど

カーテンからのこぼれ日とシオのつけてる香水の匂いすべてがゆっくりで

幸せな気持ちでいっぱいだった。

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