恩人である異端審問官に憧れを懐き、己もそうならんと夢見るも魔術が使えない魔導具職人の少年。
ある日、彼は飛空挺から逃げ出した少女、ネージュ・エトワールと出逢い、心を通わせていく。そんなボーイミーツガールの物語。
しかし、ネージュは世界に災厄をもたらす『破滅の聖杯』と呼ばれる存在だった。それでも主人公の仁は彼女を狙う者達から守るため力に目覚め戦う。
ひたむきな少年が頑張るお話です。
悲劇か、ハッピーエンドか。世界を破滅に導く存在であるヒロインと主人公がどのような未来に進んでいくのか気になるところです。
タイトルの『灰の異端審問官』の意味が判明する日が来るのか、それも気になるポイントだと思います。魔術が使えない主人公がタイトルを冠する存在になるのか、それとも別の何かか、その結末を見届ける価値があります。
滅びかけの世界は残酷だった。
十年に一度はどこかの国が怪異とよばれる化け物に滅ぼされる。
そんな状況の中で、その少女たちは生体兵器として生み出され、過酷な運命を背負わせられた。
ネージュ、と名付けられた一人は、課された宿命を呪い、飛行船から身を投げるが──。
その先で、出会う。彼女の運命を変えることになる少年、仁と。
そこからから始まるのは。
ネージュを追ってくる者たちとの魔法や異能を駆使した、めくるめくバトル。
そして、その者たち一人ひとりが胸に秘める信念同士のぶつかり合いのドラマ。
もちろん、ラブコメ要素もいっぱいあるよ!
そう、ド王道なボーイミーツ系ライトノベルの面白い要素全部盛りフルコースです。
WEB小説というより、紙媒体っぽい読み応えのある本格ボーイミーツガールをお捜しの方にオススメです。