自分を受け入れて

夢叶 春

自分を受け入れて

私は高2の頃精神障害になりました。

そこから私の生活は一変しました。

大好きだった学校にも行けず、大好きだった友達もいなくなりました。

疾患ではない精神障害をどう受け入れればいいのか、障害は治らないんじゃないかって沢山悩みました。いっそ死んでしまった方が楽なんじゃないかって何回も行動に出ました。でも死ねなかった。

そしてみんな「病気だからしょうがないよ」って言葉で片付けられる。

そんな時ひとつの記事を見ました。病気を受け入れるまでの過程という記事です。そこには

①喪失…何も出来ない

②拒絶…病気を忘れようとする

③闘争…常に病気のことを考える

④折合…不安が無くなる

⑤受容…病気になったことでよかったことを考える

病気になった時は、何もやる気が起きなかったり、何事も無かったかのように過ごしてみたりしてました。

高校卒業の時期になると、将来が不安で常に病気のことを考えて、全部病気のせいにして色々なことから逃げていました。

高校卒業と同時に病院のデイケアというとこに入りました。スタッフさんが沢山話を聞いて、欲しかった言葉を沢山かけてくれたおかげで不安がなくなり、今は病気になったことで祖父母や両親と過ごす時間が増えたことや、将来ほんとにやりたいことがはっきりしました。これが私の病気になってよかったことです。

今の私は就職するために、病気とどう付き合っていくかを考えられるようになりました。

病気を受け入れることは簡単じゃないって身をもって感じたからこそ、将来は自分と同じ悩みを持つ人を支援できる場所で働きたいと今、資格試験を頑張っています。

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