再開発

再開発

Y市は、駅前開発を決めた。

毎年減っていく人口。

食い止めねばならない。

民間企業を募集する。

しかし、誰も手を挙げなかった。

それもそのはず、

一等地が避難所になっていて、

一般人は入ることもできない状態。

余っているのは僻地ばかり。

Y市は潰れ、

誰も寄り付かない避難所だけが、

いつもと変わらない様相だった。

けれども、どうしようもない。

一生のうち、一度来るかわからなくても、

備えはしておかねばならないのだ。