ジャングルサバイバルルート突入
俺は、二人にしがみついて歩いていると
またしても罠だったのか
いきなり浮かび上がった
転移の紋章が刻み込んであるところに足を踏み入れた。
一瞬にして転移をしてしまった。
目を開けると陽が眩しい。
太陽?
眩しい?
そこは、ダンジョンの中に太陽が昇っており、木々が生い茂る、場所が存在していた。
ここは、ダンジョンのはずだ。
初めてみる光景に驚いていると、俺の上を何か巨大なシルエットが影を作る。
ドラゴン!!
俺は思わず、上を見上げてしまう。
レッドドラゴン!!
二人は叫ぶ。
肉食系の頂点に君臨していると言われるドラゴンがこの創れた空間の中にいるのならば、他の生物も存在しているに違いない。
例えば、草食系の生物だ。
獣の肉を好む生物に遭遇しないように、身を隠して暮らしているかもしれない。
ジャングルの危険なところはドラゴンに狙われることだけではない。
俺は、ジャングルの夜がもっとも危険ではないかと思う。
まずは、寒さだと思う。
夜と違い昼は暖かい。太陽が昇っていてとても心地よい気候になっており、獲物を見つけやすく狩りもしやすい。採取もできる。
しかし、夜になり、暗く何も見えず
獣はその牙をむく。
安心して寝ているところを奇襲する生物や
夜行性の生物や猛禽類が目覚め、活発な行動を見せるだろう。
必死に逃げる獲物は、枝や草に引っかかって擦り傷がついていることに気がつくことはない。
狙われて必死になるのはわかるけれど、
小さな傷からの感染症は、命取りになる可能性がある。
逃げていることに必死で茂みに潜む獰猛なハンター、爬虫類の存在が目をギラつかせている。
今か、今かと、獲物の体力が尽きるのも待つ牙や爪に致死性の毒を使って徐々に弱らせていく。
噛まれたとして解毒しようと回復魔法をかけられるのは異世界だけの特権かもしれない。
しかしここは異世界。
幻獣キマイラのような生物が存在しているかもしれない。
例えば、ぶるぶるぶると息が震えているような音を出す口にそれに反応するように鼻が動く馬の顔をしている。身体は百獣の王と呼ばれるライオンの胴体に似た姿をしていてドラゴンの巨大な赤い翼をを広げこちらを威嚇するように大きく見せているエイのような先の尖った尻尾をバシンバシンと地面に叩きつけている。
そんな生物に今、遭遇しています。
俺は魔剣を構える。
馬のような目と俺は目線を晒すことはない。
晒したら一瞬のうちに死ぬ可能性があるからだ。
♦︎ ♦︎ ♦︎
作品を最後まで
読んでいただきありがとうございました。
もし面白いと思ったら、
★評価とフォローをお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます