空と海の間に陸は無い

心を病んだ少女と彼女のペットとなった小鳥の生活を描いた短編作品です。

この物語は心理描写に優れており、一つ一つの文章が少女の精神が限界に近いことを教えてくれます。

そしてそんな描写を真っ向から覆すような、小鳥との生活が進むにつれて回復していく精神描写。

開き直ることで見つけられた幸せと結末。美しさの感じられる作品です。

このレビューの作品

空に溺れる

その他のおすすめレビュー

村本 凪さんの他のおすすめレビュー186