3 盗賊騎士編3話:挙兵準備

 エリクディスとスカーリーフ、そしてイストル一党は仇討ちの準備に一番近い自由都市へと向かった。

 道中、野営地にて準備の一つを行う。

 仇を討つ方法をエリクディスは、一軍を結成して攻め入り、落城させて強引に一対一の決闘へ持ち込むしかないと判断した。

 領国君主と戦うということは一国そのものと戦うということ。鼠のようにネチネチ隠れながら首を狙うのは、既にイストルが指名手配されている以上は不可能。スカーリーフが完全に代行したならばその限りではないが、経緯からして筋違い。

 戦えぬ婦女子が決闘代行者を雇うのは良し。戦える若き騎士男子が女子に代行させるとは何事か。この唯一大陸西方文化からは有り得ぬ行為。

 エリクディスは兵士を募る手段を考えた。事実を偽りなく公表するという手段を講じる。

 一つ。戦神と死神双方の権威をお借りする。二柱の神命が重なる現状、そうして問題ない。不都合があれば呪いが掛かる。警告があれば良い方。

 二つ。戦乙女、その見習いスカーリーフの名を前面に押し立てる。正直、無名のイストルの名は売りにならない。

 三つ。そしてこれから仇討ちを行う際の正当性を端的に論じる。神命あらば、貴公子の個人的問題などおまけ。

 その三点を押さえた檄文を、都市入りを果たす前に書き上げる。

「檄文一筆くらい書けるようにならんかい」

「んな言葉出てこないって」

 魔法使いエリクディス、見習いスカーリーフに対して書道の先生をしている。これも神命、その解釈の一つである。

「文章はその時々、近場にいるそういう言葉を考える奴に聞けばいいんだ。今はワシの例文通りに書くだけ。要はお前さんの人と成りが出る筆跡で魅せろということだ。戦乙女はそれでも個性が大事なのだ」

「変わんないって」

「筆跡はくせが出る。変わらんことなどない」

「変な字書いたら笑われるんでしょ」

「ほう! スカちゃんのわりには分かっとるじゃないか。上手く書くんだ」

「出来ないって!」

「いきなり達筆で書けるわけがなかろうが! 書道をなめるでないわ」

「やったことないもん!」

「もんじゃないわ、今からやるんじゃ、今から」

「うぇえへぇ?」

「ほれ、手を動かせい。そうじゃな、剣の達人は筆の達人でもあるという。こう、ブレ無く綺麗な線を引けるからだ。真っすぐ剣が振れる者は達人で、振れんもんは未熟者だ。スカちゃんや、お前さん、未熟者だったか?」

「うぬーん! 糞ハゲ!」

「ハゲでも口が臭いでも何でもいいわ。ほれまずは手本通りに書いてみろ」

「むぬーん!」

 エリクディスは紙一枚に、活字体にて迷い無く檄する例文を、何と見習うスカーリーフの対面に座りながら反転して書いて見せた。書き順も教えるなら白紙から完成まで見せていく。

「何それ気持ち悪いんだけど」

「真似い」

「普通に見せてよ」

「うむ、まあ、まあ良いか、どれ」

 今度はエリクディス、スカーリーフの背後に回ってその背中に胸を付け、右の袖を捲くって筋と腱の動きを見せながら、肩越しに紙を覗いて手本を書いた。

「うん、手の動き分かればちょっとは分かるよ」

 そこは武芸の達人、筋肉と腱の動きから追えば分からないでもなかった。

「スカちゃんやお前さん、頭くらい洗わんかいくっさいのう!」

「何が、別に」

「ぇーい、鼻が痛い。おなごが出す臭いでないわ」

 くぁ、と痰でも吐きそうな声を出しながらエリクディスは離脱。幅広の雑草を見つけてむしって洟をかむ。

 鼻から唸りながらエリクディスは次の指導へ向かう。

 賊徒を返上せんとする貴公子イストルは紙へ、貴族の流麗なる筆記体で例文を読んでから檄文を書いた。

 旧帝国の習いでは、上流階級は筆記体、中流階級は活字体で筆を執るという風習がある。凝った筆記体は読み辛くて実用性に欠けるが、それこそが良いと滅びた爛熟文化が流行らせた。その名残が残っている。

「魔法使い殿、いかがでしょう?」

「うむ、教養が分かる。宛てる字であって見せる字ではないが、その域まで上達する暇は無かろう」

「精進します」

「余るだけ作って障りない。そのまま丁寧に作りなさい」

「はい」

 書道の先生から、一先ずの合格点が出た。

「出来たっ!」

 出来の悪い方が長い腕で挙手。先生がそれを見ながら頭の中で朱入れをしていった。

「流石は武芸の達人、筋は素晴らしい」

「へっへーん」

「しかし書き順、構成、連続性を全く理解しとらん。形を真似ただけでこれは暗号のように読めん。きっと頭の良い動物が人の真似をしたらこう書く、みたいな不気味の再現じゃ。うーん何とも、怪談に出てきそうな出来だ。こんな才能、発揮しとる場合でないわ。やり直し」

「似てるって!」

「似てるじゃないわい。文章を書け。もう文盲ではないだろが」

「やー」

「やーでないわ。未来の傭兵共がお前さんの書いた字を見ようと待っているのだぞ」

「おっさん書けばいいでしょ!」

「狂戦士ではないのだから分別をつけろ。戦乙女となれば雑兵ではなく将校としても期待されるのだ。一筆も執れんと馬鹿にされるぞ。恥を掻く。世に出せんと神殿でワシは腹を召さねばならん」

「分かんない」

「これを読んでみい」

 エリクディスは紙に単語を一つ書いた。

「何?」

「分別」

「おっさん嫌い」

「悪かった! これは悪い冗談だった!」

「馬鹿馬鹿うっさい!」

「いや、今、馬鹿なんぞ言っとらんだろう」

「いつも言ってるもん!」

 スカーリーフは筆を捨てて近くの茂みへ走り去ってしまった。猪突の勢いで、中年の足で追いつけそうにない。

「……ぬぅ、やれやれ」

 エリクディス、三角帽子を脱いで汗ばんだ広い額に手を当て、項垂れる。

 山犬の如きあのエルフが座って紙面に相対出来るようになったのは成長の証。出会った頃など意思疎通すら怪しかったのだ。


■■■


 旧帝国が広大な版図の各地、交通の要衝に漏れなく設定した自由都市は主を変え、与えられていた義務より解放されて自由の意味合いは形骸化しつつも存続を続けている。雑多な領国より繁栄し、人と物の流れが活発。この戦国乱世において後ろ盾無く独立を堅持しているわけではないが、概ね中立地帯としての役割を担っている。

 かつては徴税拠点であり、旧帝国軍の大遠征を支えた兵站基地。守りは堅固、評議会の結束は外敵に固く、金融の中核機能を有していれば敵対者への経済制裁が可能。見える壁にも見えぬ壁にも多重に囲われる。

 イストルの叔父が差し向ける刺客から逃れつつ、一軍を編制して復讐するとなれば距離感からもこの自由都市の一つ、ユンブレア市が適切であった。

 イストル一党の中から、戦乙女の見習いであってもすこぶる強力なのだからそのまま攻め入っては、という意見があったがエリクディスは拒否した。そして説明する。

「戦乙女の役割とは。優れた戦士の魂の狩り集めが第一義である。その一環として一軍を導くことはあるが、あくまでも勇敢な戦士を戦場で仕上げて”戦士の館”へと送ることが本義。決して傭兵や暗殺者の類ではない」

 俗世の論理に囚われず戦神のために働いていると説明した。

 神理と俗理の違いは学無き者達には理解され難かったが、一党の長イストルが、あい分かった、と頷けば事は収まった。

 一党総出で都市に入っても面倒が多いので、忠誠心が高く頭も回る者数名のみを連れて入る。

 市内は人通りが多い。市外の農民をボロ雑巾扱い出来そうな、比較的裕福な市民の姿が見られる。

 仕事を探す傭兵と日雇い人の他に力を無くした浮浪者もいる。自由都市は伝統的に、雇い人の集結点という役目を果たしているので出入りの制限は緩い。

 商品を持ち寄る商人、隊商の姿も多い。貧乏人から更に毟り取って最後には奴隷にしようと狙うハゲタカもその中に混じる。

 人の中には手勢を募集するために街頭に立って演説する傭兵隊長や、いずこかの君主名代も姿を見せている。己の実績を宣伝し、大義を唱え、給与体系を説明して募兵している。金と命が懸かった傭兵達が値踏みし、同業者と演説者の悪評を共有し合って少しでも良い待遇を探る。

 彼等がエリクディスとの、今日からの競争相手だ。彼等より魅力的な条件を手札から捻り出さなければならない。

 エリクディスには強力な手札があった。これが無ければ話にならず、この話に巻き込まれることもそもそもなかった。

 手札を有効化するため、市内にある戦神の神殿を訪問する。武門の参拝者が喜捨として商神が定める硬貨を投じる壺を素通りし、神官等の耳目を集める。

「皆の者、聞くが良い! この者、横断山脈より北、針葉樹の大森林地帯より来たエルフの一派金エルフ、フミル族のスカーリーフ。戦神に戦乙女見習いとして認められた戦士である。神官各位にはこれより企画する、神命に適う合戦に協力して貰いたい。よろしいか!」

『おお!?』

 突然の訪問と口上に対し、喜色の驚きで神官達が応えた。真偽の程は、神の名を口にして呪いを受けていないだけで十二分。

 戦神の権威は通常神殿側に宿るが、今はスカーリーフに転じた。これで接待するのは神殿側である。神殿の長がエリクディスを名代と見做して話しかける。

「ご要望を」

「まずは我々の人数分の宿坊を手配するように。本格的に動くのは明日から、今日は市内の下見だけにする予定である。夕方には明日に備えて協議したいが、よろしいですかな?」

「その通りに」

 普段は俗人に対して頭を下げるなど全く有り得ない神官の長が、戦神の権威を借りるエリクディスに対して姿勢が低い。参拝者もイストルも、一生に一度見るか見ないかの光景に感心し、呆気に取られる。

 宿坊に各人は荷物を置いてから下見に出かける。

 一党の者達には、先の傭兵隊長達のような演説が可能な場所、募兵に限らずとも市内外の出来事を鍛えた声で伝える先触れ業者、道中作成した檄文を張り出しても良い掲示板を探させた。

 貴公子であるイストルには、まず神殿経由でどこかの茶会、夜会にねじ込めないかと手続きを踏ませた。今日は、神殿関係者の小さい交流会に送り込めるとのこと。

 スカーリーフは、神殿にある勇壮な戦士の姿をした戦神像の前で祈祷しつつ、今日までの成果をご報告する神事を執り行う。こういった祭に参加するのは神官等にとって徳が積める行為で、大層ありがたがられる。

 エリクディスは個人的に繋がりのある施設を訪問する。

 まずは故地、海神本殿出身者達の商人組合に顔を出し、同郷を確認し合う着帽挙手礼をし合う。

 エリクディスはこの神命を負う冒険に出る前は商船に乗り、この唯一大陸沿岸を旅していた。ここは初めて訪れる古巣だが、共通の知り合いが思い出話に出てくる。

 檄文を手に、この主旨で戦を行うので物資の用立てが出来ないか検討しておいてくれと伝える。ほとんど喜捨を募るが如きの出資に頼る内容で、検討以上のことは無理筋。他所の組合へいきなり持っていける話ではかった。

 神命とは俗人の論理を無視して進むことがある。特に波乱な海神の信者である海神本殿出身ならば、そういうこともあると諦観がある。

 次には魔法使い組合に顔を出す。目印の看板には三角帽子印。

 魔法使い、各人の得意はそれぞれで、神に奇跡を正しく祈る祈祷術使いは特に神命を成す者に寛容。無茶を通す話にも耳を傾ける。

 夕方に差し掛かろうという今から何か手伝えることはないが、一先ずは顔通しが済む。

 エリクディスは話し込んで、夕方からの神殿長との調整に進もうと神殿に戻ると主役のスカーリーフがいなかった。

「戦乙女見習いはどこへ行ったか?」

「お酒を嗜みに、と」

 神殿の丁稚が応える。なぜ止めなかった、と聞くほどにエリクディスは愚かではない。神殿関係者は彼女のような半神存在に逆らえないのだ。

「醸造酒を瓶で一本、頂けるかな? 迎えに必要かもしれん」


■■■


 夜のユンブレア市、余程奥まった通りでなければ夜でも街灯が灯る。流れ者は夜でも騒がしい。

 優良健全な者なら踏み入ってはいけない裏通りの多い中、エリクディスはスカーリーフを探した。長肢長耳、その振る舞いは目立つはず。

 市内は広いが、一日中迷い歩く程の数十万都市でもない。

 良し悪し別れそうな酒場が軒を連ねる中、喧嘩騒ぎが起こっている店を優先して回って五件目。中から店先にまで殴り合いの集まりが転がり出ている中に彼女はいた。

「見て見ておっさん! 私もおっさーん。うっきゃきゃきゃきゃ!」

 何とスカーリーフ、喧嘩相手の髭面の皮を剥ぎ、顔に張り付けて遊んでいたのだ。野蛮そのもの。

 エルフは、故地が北へ寄る程に人付き合いが悪くなると言われる。黒は詐欺師、草原は暴力、森は偏屈、金は野獣以下などと。悪いの方角はそれぞれ。

「家庭と孤児院、家を司る竈神よ。かの金エルフの酩酊を除いて不和の一つを消し去って下さい」

 エリクディスは神殿で貰った醸造酒の蓋を開け、手に注いでスカーリーフに向かい右逆袈裟、左逆袈裟と振りかける。遊びの一つかと笑った顔が、素面に戻って醒めた。奇跡の達成で捧げられた液体は香りも残さず消滅した。

「酔うまで金掛かったのに!」

「ばっかもんが!」

 店内で始まった、理由も経過も不明な殴り合いが外に押し出されつつある。理由は分からないが流れがあるのだろう。

 スカーリーフ相手に喧嘩を売りそうな者を目にしてエリクディスは大声で警告。

「お前らもこんな熊か狼みたいな奴に近寄るんじゃない! 人間のおなごじゃないんだぞ。ほれ見ろ!」

 酔っ払い達の狂った視力が、エリクディスが指差す剥がれた顔を付ける狂人と、血塗れで蹲っている男の姿をにわかに認識して解散が始まる。

 酒場の喧嘩で殺傷などは茶飯事だが、顔剥ぎは常識外だった。店の者も顔剥ぎと剝がれの相手などしたくないので外に出てきて声を掛けてくることもしない。

 エリクディスは顔無しの上体を抱き上げ、脇下に首を入れて肩に担ぎ上げて家畜市場へ向かう。夜の街があれば夜の市もある。

「あー、やれやれ」

 道中、男が酒を吐き出す。エリクディスの服が汚れる。酔って痛覚が麻痺しているのか思っている以上に暴れない。

「全くもって世話の焼ける」

 焼けるのは酔って野蛮な相手に喧嘩を挑む男もそうだが、罪悪感をそよ風程にも感じていない無分別エルフである。大人しくエリクディスについて歩いているのは金が無くて行くところも無いから。

「人間っていくら?」

「酔っ払い拾って売りつける場所じゃないわい。ほれ顔」

「え?」

「剥いだ皮」

「欲しいの?」

「返すんだ。あぁ、顔くらい拭かんか汚い」

「はいはい」

 エリクディスは、袖で顔についた血と脂を拭うスカーリーフから剥いだ顔の皮を受け取り、夜の飲食店向けにまだ開いている店から鶏を一羽買って路上で祈祷術を試みる。

「農地と産室、豊饒を司る豊神よ。この生贄により、この顔を剥がれた者の傷を癒して下さい」

 横たえた男の剥がれた顔に面皮を合わせて、その直上から鶏の血と臓物を流すように腹を短刀で裂いて浴びせる。捧げものは消え失せ、男の顔が戻った。

 夜の市場の者達が感心して拍手する。

「ああ諸君! これは神の奇跡であり、大道芸ではない。節度を持たれるように。何を理由に、不意に呪われるか分からないのだ」

 エリクディスの忠告で面白い出来事に水が差されて何時もの市場に戻る。この忠告、祈祷術を行った者にもそのまま返る。対価は正当に捧げたが、日に二度も不始末に対して祈祷術を使うとは魔法使いとしての倫理に触れる。濫用と神に見なされれば恐ろしい結末が待つだろう。

「この代金、次の小遣いから引くからな」

「なんで!? もう無いのにまた減らすのよ!」

「この前やったばかりでもう無い? 使い込むなと前も言うたろうが」

 スカーリーフのお小遣い制度は三〇日に一度で固定額支給。一度に使ってしまったならその後悔を胸に次の日まで耐えることで痛みを身体に覚えさせる算段。これで計画性を養わせるのがエリクディスの目論見である。

「ええ? なんで」

「一足す一は二を、俺は凄いから一に何かしたら百だ、みたいな頭した奴が指揮なんぞ執るもんじゃない。そんな分別無き頭を持っていいのは狂戦士までだ」

「例えが分かんない」

「数のことを言い出したら急に不機嫌になって怒り出す馬鹿と軍議は出来んのだ。戦乙女は将軍や幕僚と話せなくてはいかん。いきなり戦場に降臨して、ということもあるにはあるが、普通は計画段階から参加してこのように動いてと示し合わせるのだ。そうでなくては勝てる戦にも勝てん」

「うーん、分かる気がー、しないー、くもないー」

「名高き戦乙女が七本槍の一人、グランスプリーが算盤と筆を手に国家の租税改革からそれを土台にした戦争税率を定め、健全財政にて勝利を収めたという記録がある。お前さんの偉大な姉のようにそこまでしろとは言わんが、迷惑をかけん程度の常識は持って貰わんと恥ずかしくて世にお出し出来んわい」

「そう言われるとー、そうなの? じゃあどうしたらいいの」

「九九の掛け算をまず覚えるんだ」

「あの謎かけ?」

「謎など欠片も無いわ」

 九九の掛け算を諳んじられるようになったらスカーリーフは個人資金の所有が認められることになっている。

 北極の故郷では指折り、石置き以上の計算法は存在していなかったので依然難解である。

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