第7話 新しい図書館 【日記】

 どうにも言語化が衰えているなと感じる。前回の記事もかなり時間がかかってしまった。何度も書き直しては、どうもうまく行かないなと、ちょっと細かいところの確認をやめてエイヤと公開してみた。


 それはこの一年、ちょっと特殊な方面のみに特化させた代償みたいなものかもしれない。学校とのやり取りや教育委員会あたりとのやり取りがメインになってしまって、我ながら堅苦しい。


 とはいえ文体を変えるのもなぁとこのまま貫いてみる。今までの自分のエッセイを振り返ると、だいたい一話目は「だ、である」調で書くものの、ハートやコメントを貰った途端「ですます」調になっていたので、今回は頑張り中といったところだ。


 さて今日は朝から自治会のゴミ拾い+防災訓練、午後は車検ついでに市内にできた新しい子供センター+図書館へ行ってきた。


 やはり新しい施設はその時代を反映しているなぁと思わせる建物で、特に子供むけの図書室は、靴を脱いで半地下とロフトのようなスペースが作られていたのが子供のお気に入りとなった。


 ただし本来は乳幼児向けを意識したスペースぽく、他の人がいないときにこっそり見させてもらう。半地下のところはさらにUの字に奥へ進み、最奥の本棚の隣に隠れるように一人座れるスペースがあるのがいい。


 洞窟好き、隠れ家好きの我が子はそこで本を読みたいと入り込んでいった。多分来年くらいには体が大きくなるので、遊ぶなら今のうちかもしれない。


 新しい子供関係の施設はいいなと思う。ところがさらに上の階の図書館スペースに入ったら、私も一気にここは来たいなと思わせた。なんというか、フルオープンスペースにしない設計が良い。あえて見え隠れするように本棚とや受付が配置され、勉強スペースが小分けにあるのだ。


 これを見てなんと子供が「ここで勉強したい」と言い出した。とはいえ目的は検索用パソコンなのは間違いない。インターネット用のパソコンまでおいてあったので、これを使いたいと。


 静かに遊び続けられるかがネックだが、場の空気を読んで勉強してくれるのならばもちろん親は大歓迎である。ただし、ほぼ9割遊ぶのが目に見えているので判断が難しいところ。


 車で30分の距離は近いとは言えないが、行けない訳でも無い距離だ。

もう少しあちこち市内の色々な図書館に行ってみるのもありかもしれないなと思わせる図書館だった。


 ところで、図書館の数が意外とある市に住んでいるけれど、実家のある市は中央図書館と別館が一つあるだけ。うちの市は小規模の分館含めて7箇所ほど図書館の数があり、内容もそれぞれ分散しているようで、公民館の中の一室みたいなサイズもあるが、身近に図書館があるというのは案外悪くないのかもしれない。


 その一方で本屋が極端に少ないので、図書館がその代わりの役目を担っているとも考えられる。図書館と本屋、両方がある環境で育ってきた人間には良質な本屋が最寄り駅にないのが今の住んでいる場所への不満の一つだ。(実家は大規模本屋が3軒に増えていた……羨ましい)

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