#14 君の中まで

《前回までのあらすじ》

・夢が現実に⁈


 「この辺で小判が出たらしいな」

 「ジャックポットね!」

 「食費の足しにしたいものだ」

 「んぐごぉ」

 相変わらず敵側だというのに西宮達は呑気である。

 一人を除いて。

 (なんでこいつらはこうもお気楽に過ごしているんだ……)

 アスタロトは相変わらず気が滅入る。

 確かに凶暴とダンダリオンは言ったが……それはあくまで能力の話であり、別に彼らが悪いのか、と言われても、正直これといって何もないわけである。

 (しかし……いや、やはり……)

 アスタロトは西宮を見つめる。


 (こいつ、何者なんだ⁈)

 単純な疑問。

 仕方のない話。


 安藤春樹とダンタリオンが割とあっさりと、ある種の相棒としての関係を気付けたのは、二人が生活を共にしていた、という点が大きいだろう。今では安藤が致している時は本人は別の電化製品に移るなど、そういった気遣いもできるくらいの関係に成長している。なんだそれ。

 しかし、西宮光来はある程度の時間が来たらちゃんと自分の家に帰っていく———アスタロトを支配下に置いているくせに。なんなら『最近寒いから気をつけろよ』とか付け加える始末である。

 その結果、アスタロトはベトナム逃避行を得た今でも、未だに彼に対する不信感のようなものがあった———何を考え、何をして、どう過ごしているのだろうか?

 

 (———あぁするしかないか)

 

 「おっとこんな時間か、それじゃあ帰るとするか」

 「また明日ね」

 「ちゃんと食え」

 「ぐがぁ」


 ドアを開けて去っていく———


 「西宮!」


 アスタロトは廊下に出て呼びかける!

 「なんだ、忘れ物か?」


 「その、あの———今夜泊まらせてくれないか?」

 

 

 「着いたぞ」

 「……へぇ」

 アスタロトは正直驚いていた。

 目的としていた西宮の家が———思った以上の大きさであったからだ。

 デザイナーが自分の色を出しに出したのだろうか、家と家が重なり合ったような、独特なデザインである。

 (にしても、こうもあっさり……)

 もう少し怪しまれるものかと思っていたアスタロトであったが、思った以上に彼の反応はあっさりしており、『飯はどうか知らんぞ』と別の心配までしてきた。


 「まぁ上がれ」

 「おじゃましま〜す」

 「いらっしゃーい」

 そう言う女性の声は妙に無関心だった。

 「今日女の子泊めるからー」

 「ハメ外しすぎんなよー」

 「一発いいんかー」

 「ええでー」

 (———なんかやばいな)

 少し寒気を覚えた。

 冗談であってくれ!



 「これが俺の部屋だ」

 

 「うはぁ」


 一言で言うとアンバランスな部屋であった。

 それはひとりの部屋というにしては馬鹿みたいな広さというのもあり。

 右側には民族や人権問題に関する真面目な書物や辞典、学術に関する訳の分からないもので埋め尽くされているのに対し、左側は漫画やゲーム、アニメに関する本で埋まっている。

 「———こういうもの見るんだな」

 「悪いのか⁈」

 「なんでそんな豹変する⁈」

 さすがにそういうところを疲れると、あのマイペースも少し崩れるらしい。そういうものなのか?

 「少し安藤春樹を思い出したぞ」

 「安藤春樹ってどんな奴なんだ」

 「あぁ……」

 「実は可愛い女の子じゃないだろうな」

 「色を出すな!色を!」

 「つい」

 「……まぁ、今のきみみたいな奴だよ、アニメやら漫画やらにうつつを抜かす、妙に気楽で、妙に冷静でもある」

 「変な奴だな」

 (どっこいどっこいでは⁈)

 アスタロトは訝しんだ!

 「……まぁいい、競うのならばそれくらいがちょうどいいというものだ」

 西宮が腕を鳴らす。

 そのままなんか手のひらでダンスをし始めた。

 「何やってんだお前……」

 「癖なんだ」

 「宴会芸だろ」

 「女の子を持ち帰れるぞ」

 「オフィスラブはやめとけ」

 「ロッカーでやるから……」

 「なんでギリギリから攻めていくんだよ」


 「いつもギリギリで生きていたい———そういうお年頃よね!」

 

 なんか窓に張り付いている———妙に肌を見せるような服装をしている少女!


 「グレモリー!」

 「なんだ!どういう悪魔だ!」

 「エッチなお姉さん」

 「やったぁ」

 「喜ぶな!」

 「そうよ……私に会ったなら喜ぶより悦んで欲しいものね……」

 「落ちていってないか」

 ゆっくりと窓から落ちていっていた。


 

 「何の用だ」

 仕方がないので部屋に上げることになった。

 「私は迷える少年少女の味方なのは知ってるわよね?」

 「こいつ歳食ってないのか」

 「彼女まだ18なの」

 「おい!」

 「……アスタロトおねえちゃん」

 「やめろ!!!」

 「そう!そんな風に悩みがあるのがこのお年頃!そんな二人の橋になりたいわけ」

 「据え膳ということか」

 「それ箸」

 

 「ということで!ワクワクドキドキ!性癖暴露ゲ〜〜〜〜〜ム!!!」


 「ワ〜〜〜〜〜!!!!!!!」

 「お前どうした⁈」

 西宮がおかしなテンションになっている!

 もしかしたらあっち側なのかもしれない!

 「おかしいだろ!西宮!おい!」

 西宮の肩を掴んで振るアスタロト!

 「性癖を暴露することで親交が深まるのは、中国の古典にも記述があると東堂葵が言ってた」

 「嘘だよそれ!」

 「過去に学ぶのは大事よね。オスカー・ワイルドとか」

 「一番ダメなやつ!」

 「ルールはなんなんだ!グレモリー!」

 「性癖を一週間暴露し続けてもらいます」

 「複数ある前提⁈」

 「一週間性癖暴露生活というわけか」

 「というわけで一週間性癖暴露生活……」

 「「すたぁと」」

 「なにこのノリ⁈」


 「綾波系はほとんど貧乳なのに初代がそうじゃないのはおかしい生活一日目」

 アスタロトが起きた途端、顔がつくかどうかくらいに近づけて西宮がそうつぶやいた。

 「なんだこのモーニングコール……」

 「俺は綾波系を出したぞ」

 「シャンクス?」

 「早く出せっつってんだろ!!!」

 「お前ほんとおかしいぞ⁈」

 しかし西宮の目の充血は止まらない!やがて目はトマト並みに赤くなった。

 「やはりウブだな」

 「てめーの目だよ!」

 「ないのか」

 「……待てよ……待てよ……」

 「…………まぁいい、今日はこのくらいで許したらぁ」

 西宮はそのまま学校に出かけていった。

 「なんなんだあいつ……急にエンジンがかかりやがった……しかしこれはチャンスでもあるのか?」

 彼が何者か。

 今はただのヤバい奴でしかない。


 「毎日ピアス生活二日目」

 次の朝はなぜか絵を描いていた。

 「……なんでボク二日も泊まってるんだ……?」

 よくよく考えるとそうなる。

 「俺は乳首にピアスを開けたぞ」

 「開示が強すぎる!」

 「で、どうなんだ?お前の性癖を見せろ」

 「え、えーと、手!」

 「お前そんな目で俺のダンスを……」

 「え、いや、そうじゃなくて!」

 「……耐えられない!」

 西宮は走って部屋から出ていった。

 「……狂ってる!」

 すぐにわかること。

 

 「ざーこざこざこざこ生活三日目」

 「ボク負けた?」

 さらに翌朝。

 起きたらアスタロトは煽られた。

 「まだ五つ揃ってない」

 「五つってなんだよ」

 「ツインテール、女児服、八重歯、貧乳、ランドセル」

 「揃えたら逆にお前の負けでは?」

 「ということでサタンに来てもらった」

 そこにはツインテールで女児服を着て八重歯をつけてサラシを巻いてランドセルを背負ったサタンがいた。

 「ざ〜こぉ〜腹持ちスカスカ♡」

 「何で負けてるんだボクは」


 「毎日パン咥えて登校したら運命の出会い生活四日目」

 そこには食パン一斤を咥えている西宮がいた。

 「そろそろ親御さんに申し訳なくなってきた」

 「俺は誰かにぶつからなければいけない。ということでぶつかったら帰ってくる」

 西宮はそのまま部屋から出ていった。

 「どうせ大怪我で帰ってくるとかだろ……」


 「お姉さま♡」

 「ハハハ、僕が君だけを守るよ」


 なんかセーラー服着た西宮とチャラ男がいちゃつきながら帰ってきた。


 「レラジェ⁈」

 「百合ごっこしようやと誘われたものでして」

 レラジェが前者の役であった。もはや何が何だかわからない。

 「貴方の性癖の番でしてよ」

 「うるせぇ!」

 「ないのか」

 「えーと、気だるげな年下……」

 「俺のことか⁈」

 「どこが気だるげなんだよ⁈」

 

 「僕はこの子を内から守っている生活五日目」

 「どういうことだよ」

 ついにアスタロトもこの地獄のモーニングルーティンに慣れきってしまっていた。

 「僕は西宮光来の裏人格西宮元来だ」

 「お前が先なのかよ」

 「生まれたのは俺が五秒先」

 「双子じゃないんだから」

 「闇の力を使いすぎるとTSするんだ」

 「重ねがけするのやめろ!」

 「で、お前の性癖はなんなんだ」

 「えーと……マッドサイエンティスト……」

 「まずいな……俺は文系なんだ……」

 「だから知らねぇよ!!!」


 「師匠で童貞卒業生活六日目」

 「結構業が深いのがきたな……」

 遂に理解まで示すようになっていた。できるまでは遠いができてからの侵食は早い。がん細胞と同じである。

 「赤子の頃に拾ってくれた師匠は魔女でな……我が子のように育ててきたんだが、ある年頃から毎晩ベッドに忍び込まれて悪戯されるんだ、そしてある日それを言って、そこから、ウヒ、ウヒヒ」

 「そんな下卑たガキじゃねぇよ多分……」

 「で、お前の性癖はなんだ」

 「え、えーと、えーと」

 「午前中に言わないとペナルティでこんにゃくがつくぞ」

 「どういうことなんだ⁈⁈⁈」

 「俺は学校に行くが、ちゃんと言えよ」

 西宮は出ていった。

 「どうしよう、意味わからないけどだいぶひどいペナルティな気がしてきたぞ……」


 「お困りかしら!」

 グレモリーがベッドの下から這って出てきた。


 「何⁈」

 「エロ本の代わりに」

 「親御さん別の意味で倒れるよ」

 「それより困ってるんでしょう」

 「まぁ……いやマジでお前のせ」

 「そんな貴方に!性癖相談ホットライン!」

 そうグレモリーはカードを取り出した!

 そこには電話番号が載っている!

 「ここに相談するといいわよ。スケベ大学の卒業生が多数登録しているわ」

 「スケベ大学って何⁈」

 「細かいとこ気にするのは剃毛の時だけでいーの!じゃあね!」

 そう言うと窓を開けて飛び去っていった。


 「……電話してみるか……」

 スマホで番号を入力して電話してみる。


 「はいどうも、性癖相談ホットラインの安藤春樹です」


 「何ゆえ⁈」


 「お前アスタロトだな、吐息でわかる」

 「さすがスケベ大学卒業生」

 「俺はバイトだ」

 「学習塾みたいなことされた」

 「まぁいいやバイトはバイトだ、相談を受けよう」

 「自分の性癖がわからなくて」

 「そうか……胸に手を当てて弄ってみなさい」

 「なんでそっちに持っていくの」  

 「気持ちいいだろ?」

 「そうじゃなくて!」

 「その時に浮かぶビジョンから読み解けばいいんだよ、わかるか?」

 「なるほど……」

 胸に手を当てて少しこすってみる。


 すると、ピエロの男が浮かんできた。


 「すごい!」

 「お役に立てましたでしょうか」

 「いやもうほんとに」

 「ではでは」


 電話は切られた。


 「LINEで送ってやろう」


 『ピエロの男』

 『また俺じゃないのか』

 『いい加減気づけよ』


 「性癖晒せば世界が平和生活最終日〜」

 「晒し首だと思うんだけど」

 ついに最後の朝が来た!

 「俺今日は変身するぞ」

 「……?」

 境地に至ったアスタロトでも意味がわからなかった!

 「だが!ボクは大きな弾を用意している!」

 「そうか……巨根なのか……」

 「一般性癖じゃないぞそれ」

 

 「———どっちから明かす?」


 西宮は不敵に笑う。

 (なるほど……)

 「3対3……今日で決着がつく」

 (いつ勝敗がついてたんだ……?)

 「さぁ!どうする!」

 

 そして両者睨み合い……。



 ———やがて夜になった。



 「ダメよダメよダメよーーーーー!!!」

 今度は天井からスパイダーマンみたいにグレモリーが降りてきた!

 「お前虫かなんかか?」

 「貴方たち!全然ダメじゃない!ほど走る熱いパトスが居場所をなくして困ってるぜ!」

 「パロとパロ混ぜないでくれよ」

 「つまりそれどういうことだ!」


 「決まってるでしょう!レッツコンバインよ!」


 「おっ……おま!」

 アスタロトは赤面する。ウブなもんはウブだった。

 「なんだ!俺にデッターロボになれと言うのか!」

 「乗るなバカ!」


 「まぁいい……今から私がやらしい雰囲気にすればいいこと!」


 するとグレモリーはローションを取り出し、手に纏わせた!

 

 「白き魔女の夜(シャルウィーダンス)!」

 

 ローションが糸のようになり、アスタロトを襲う!

 「危ない!」

 西宮が庇う!それにより、彼の衣服はずたずたになり———中からスク水が出てきた!

 「お前何やってんだ⁈」

 アスタロトはもはや赤面を忘れて青ざめていた。忙しい顔色。

 「安心しろ。母のだ」

 「逆になんでお母さんはとってたの⁈」

 「へぇ……中々やるじゃない」

 「気をつけろアスタロト……こいつ無限の手札を持っている」

 「相手が強すぎる」

 

 「私の性癖を!三つ数えて星が降る!」


 グレモリーはなにかをばら撒く!

 それはイラストであった!


 猫耳!メイド!妹!


 「ぐあぁぁぁぁぁぁあ!」

 西宮は何やら大分ダメージを受けている!

 「ガハッ」

 ついに吐血までした。

 「西宮!」

 「さすが王道ながら現環境でも通ずるコンボ……舐めていた」

 「デュフフ、猫耳妹メイドを舐めたらいけないでござるよ」

 「もはや何が何だか」

 「だが安心しろ!俺にも手札がある!来い!俺の切り札!」

 ドアがノックされる!


 「どうもロリ巨乳でーす」


 ランドセル背負ったサタンが入ってきた!


 「ぎゃああああ!」

 グレモリーは何やらダメージを受けている!

 「右腕が動かなくなっちゃった」

 「危険すぎるだろ!」

 「お前のターンだぞ、早くしろ」

 「さすがね……しかし私にはこれがある!」

 グレモリーはさらに複数枚の絵を取り出す!


 高身長!貧乳!後輩!


 「ぎぇぇぇぇぇぇぇ!」

 西宮はまたしてもダメージを受けた!

 「両脚が動かん」

 「もう負けでいいだろ!」

 「あら、そしたら貴方たちオールナイトよ」

 「負けるなよ!」

 「もっと自分を持てよ!しかし俺にはこれがある……カモン!」


 サタンが学生服に着替える。羞恥心というのはないらしい。

 やがてひとつの形を持つ———!


 「悪かったわね!小さくて!」


 「低身長巨乳先輩だ!」


 「ぎゃいいいいいいいい!!!」

 グレモリーにさっきの倍のダメージが入る!

 「カウンターボーナスだ」

 「そんな戦略があるのか……」

 「さすがね……こうなったら私の切り札を見せてあげる!」


 グレモリーは光り輝く絵を取り出し、投げつけた!


 「これは———まさか!!!」


 「そう!『褐色白髪姫騎士ヤンデレお姉ちゃん』」


 「ぐえええええええええおおおおおおおあいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

 西宮が断末魔を上げる!

 「どういう基準なのこれ⁈」

 「ニッチすぎてパワーが乗倍されている……」

 「黒閃じゃないんだから」

 「さぁもうおしまいね!大人しく初夜を迎えなさい!!!」

 「西宮!諦めるな!!!」

 「俺はウルトラマンネクサスだ……」

 「また分かりづらいネタを」

 「光は絆!性癖は光!つまり性癖は絆QED!!!」

 「強引すぎる!」

 「アスタロト!俺の絆を継げ!」

 西宮がアスタロトの肩を掴む!

 「えええええ⁈」

 「サタン!」

 「よしきた」

 するとサタンがアスタロトの服を脱がせる!

 「おい待て!西宮おい!!!」

 「……!」

 「何やりきった顔してんだ!!!おい!!!」

 

 そして色々と着替えさせて最終的な形ができた。


 「これは!!!」

 グレモリーの顔がえらいことになる!漫画化したときによくわかるでしょう。

 そこにいたのは、学ランを改造した王子様が着るような服を着た、しかしセーラー服の特徴としてスカーフを残したアスタロトであった。

 「……なにこれ?」

 「そう!!!『低身長ボーイッシュおかっぱ王子様コーデ女子中学生』だ!!!」


 「ギイイイイイイイイイヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」


 グレモリーは爆発して窓を突き破って飛んでいった!!!


 「やったぜ大勝利!」

 「……ねぇ……なにこれ……?」

 「やったぞアスタロト!」

 「やったわね!三人の絆の勝利よ!」

 スク水姿の男と王子様コーデの女の子とセーラー服のロリ巨乳が喜び合っている。

 なにこれ?

 「よし!それじゃああそこに行くか!」

 「あそこね!」

 西宮とサタンはアスタロトを片腕ずつ掴む形になった。

 「どこ……?」


 「———決まっているだろう———近くのサイゼリヤだ!!!」

 

 「いっぱい食うわよ!」

 「ねぇ待って!この格好やだ!ねぇ!待ってってば!」


 結果として。

 少し西宮のことがわかったような。わからなかったような。

 そんな一週間も、ありだよね!


 「何なんだよもぉぉぉぉぉぉ!!!」

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