俺の幼馴染がひどすぎて吐きそう!

水都suito5656

俺の幼馴染は取扱い注意な女でした

俺の名はこの際どうでもいい。

俺には幼馴染の女の子がいる。

朝から晩までいつだって一緒に行動してる。


それは高校に入ってからも変わらなかった。


「あーかったるいわー」

「またかよ」


「んじゃ行ってくるわ」そう言って彼女は先輩のあとから付いていった。


何でみんな俺の彼女に告白するんですか。 あんたらアホなの?


そう言ってやりたいけど僕はボッチ

そんな勇気があるはずもない


「ちかれたー」

「おかえりー」


またお弁当の続きを食べはじめた


こいつが俺の彼女 幼馴染にして我が校1の美女と言われる。

中身はまあ、あれなんだけど


「なんか悪口言った?」

いんやー


容姿端麗 スポーツ万能 おまけに頭も良い

そんな完璧超人が何故俺の彼女かって

オレにもわからん


「大丈夫、あたしはもっとわからんから」


結局は速い者勝ちなのだ


他のイケメンが先に告白していれば、彼女はきっとそっちに行っただろう。

唯一のアドバンテージが時間だった。

小さな頃から過ごした歴史だ


でもそれさえも最近危うくなったなと思う。


今のオレはいつ振られるか

時間の問題だと思う。


それとも隠れて浮気されるか


はたまた・・・


最近彼女の様子がおかしい

明らかに隠し事をしている。


これはあれか、ホテルから出るところを見つかるとか。

新しい彼氏が来て「お前の幼馴染の初めてはオレがもらったぜぐへへ」と言うパターンか?


どちらにせよ不愉快ではある。


「ねえ。浮気してない?」

「えーそれ聞くの」


こいつは馬鹿だけど嘘はつけない馬鹿だ


「ちゃんと避妊には気をつけてるよ」


ぶふぁっ

お茶吹いたじゃないか!


「きたないなーもう」

そっかあー


「よし、別れよう!」

「えーめんどいなあ」


そうと決まれば

俺は早速彼女のアドレスを削除した。 SNSもブロックっと


「そこまでやるんだ」彼女はドン引きした

「いやー振られたらこれくらい当然でしょ」

「いやー振ってないんだけど」


ならオレがふるわ 無理だわ

「じゃな」

そう言って俺は教室から出ていった。ここは彼女の教室だったわ。



「最近いつもここにいるね」

お昼に自分の席で弁当食ってたら、隣の子が絡んできた。


「うん。 彼女が不倫やら、浮気やら、NTRと属性てんこ盛りの大盤振る舞いやらかしてね。繊細なハートがブレイク中なんだ」


そういったら彼女の顔が青ざめた。

「え、それって大丈夫なの」


そんな訳あるかい

どれ一つでも普通に死んじゃうから。


「やっぱり幼馴染の言葉って嘘だらけだったわ。

これが証明できたのは大きいね」


「えーと元気だしてね?」


ごめん無理です


僕は彼女にしがみついて号泣した。

いきなりの事に彼女ドン引き


「うわー鼻水は勘弁してよ」


デリカシーの無い女だな。そこは見て見ぬふりだよね

そうして二人で乳繰り合ってたら元カノがやってきた。


「なにやってんの」

「おおー元カノじゃないか」

「やっぱアンタ達おかしいわ」


だよねー


オレもそう思うわ


「どした?」

「ゴムがないからやらないって言ったら、殴られて無理やりやられたわ」

そう言って黒くなった顔で笑って見せる。はあああ


「お前馬鹿だろ。そんときゃ強制性交罪で刑事告訴しろ。あと傷害とか名誉毀損とか脅したんなら脅迫罪もつけろよ」


「おおー詳しいな!今度やらせてあげようか」

「いらん!オレは処女しか好かん」

「そっかー残念だなー」


お前のその頭が残念だよ


「でもまあ頑張って生きろや。俺が見えない場所でなら何やっても気にしないから」


「それってひどくない 幼馴染的に」


「幼馴染は酷いことするってお前が証明しただろ」


「あーそっかー」

自業自得ってやつ


「はあ、今度生まれ変わるなら男になってお前の親友になるわ」

「そんで俺の彼女寝とるんだろ」

「あ、それもいいね」

「そんときゃお前◯しておれも◯ぬから」

「やったー心中だね!」


おしまい

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