第2話 模様

成功したため、No.240以外の生物は廃棄。

そこからは、No.240の成長を常に監視し、

異変があったら体の調査。何回も、何回も。

そしてついにNo.240は話せるようにまで成長した。だが、そこまでにNo.240はしたいことをさせてもらえなかった。

逆らおうとすると、暴力を振るわれる。こんな施設から逃げ出したいと、No.240はそう思った。

ある日突然、何か瞳の真ん中に白い物が。

「これは一体…何だ?」

そう、これは目の中にハート型の模様があったのだ。

これは統合の時に混ざった何かか?

研究員は適当に「混ざった何か」と判断した。

そしてある日。施設全体にブザーが鳴る。

なんだ!?

そう、No.240が施設から逃亡したのだ。

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