第12話接敵1

我々は、帝国軍の補給路を断つことだ。東から、航空機、戦艦で太平洋を横断し終わった。

「ここからは、帝国軍に接敵する可能性がある。注意しろ」

『はッ』

海、青い。美しい。ビューティフルだ。コーヒーでも飲んで、ゆっくりしようかな。復習に燃えるものだがな。そう思っていると、警報が鳴った。

「なんだ!?」

部下に聞くと

「帝国軍の駆逐艦がいます」

「そうか....攻撃準備しろ」

「了解しました」

私は、近くにいる空母に連絡し、戦闘機を出してくれと頼んだ。

しかし、その間に艦隊が大きく揺れた。

「クソッ、まだ準備は整ってないのか...」

また、艦隊が揺れた。

「私も行くしてないか....」




電話に出て、話し終わった後、そいつが聞いてきた。

「誰からでした?」

「ああ、前の戦艦からだ。結構まずいらしい。すぐに戦闘機をだせ」

「は、はい!了解しました」

少しここから、離れたところに戦艦がある。直接この空母で歯向かえないが航空機ならいち早く行けるだろう。このことは、本部に連絡しないといけない。

この戦い、どうなるか....



―――帝国軍陣

「白いカラスめ、我々の補給経路を断ちに来たのか。まずいな....」

「ああ、マジの方でまずいよな」

帝国軍はこのマズさに気ずいてほしい。

もう帝国兵は、精神的にも、肉体的にも限界的だ。

「そろそろ、上海に行かないとな」

「ああ、サムライ部隊が先陣をきり行ったからな。その後始末が、俺ら第231部隊の使命だよな」

「その通りだ」

この部隊は、普段暗殺、潜入、特殊工作など表に出ないことをやっている。

しかし、そんな部隊も、今は前線だ。これが、帝国の余裕のなさ.....か。

「いきます....か」

俺たち、231部隊は上海の街を駆け抜ける。

俺らの仕事には、上海の情報収集も入っている。




―――中国軍陣 軍事総本部

「なんてことだ!?帝国軍でも手一杯なのに、ロシアから白いカラスだと.....」

「お忙しいところ申し訳ないのですが.....上海が...帝国軍の手に落ちました」

「なんだと!?兵は何をしている!?」

「しょ、詳細は...わかりません」

なんでこんなことが...やっとここまで来たのに....ここまでたちなおしたのに...

「くそぉぉぉぉぉぉぉぉ、こんなところでぇぇぇぇぇぇぇぇ」

最高指導者は発狂した。喉が潰れる程までに...

絶望だ。死ぬのか....ここで?いや、まだできる。

「作戦を命ずる」

「はっ」

「一つの都市に、2つの軍を集める作戦を実行せよ!そして、全国から兵をそこに集中させて、全部潰す。それが、作戦だ」

「逢瀬のままに」

さぁ、行けるのか、行けないのか分からないこの戦いを制するのは、我々の中国が制す!


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