第11話サムライ部隊
2071年 8月 中国 上海
「都市内には、敵兵が大量にいると思われる。みんな、刀を抜け!」
サムライ部隊の10人が、さやから刀を抜き上海まで一気に距離を詰める。
「いたぞぉぉぉぉ」
中国軍が目の前の道路から出てきた。銃弾をステップでよけてさらに距離を詰める。
「おらぁぁぁぁ」
刀で2人の首を切る。
「や、やめろ...」
銃を乱射してきた。横に、ステップ後ろに、ステップ。残りは仲間が殺した。
「ここは、クリアした。次に進むぞ。そして、白いカラスにもけりをつけるぞ」
―——白いカラス陣
「ここが、北京だ。突撃するぞ!」
オリビアの部隊で、北京へと突撃する。
「とまれ!」
スコープの光が一瞬見えた。
「散開!」
ビルの近くへ行き、様子を見る。さあどうする。道路に障害物を置いて、そこに兵がいて、例のスナイパーもいる。どう動くか。
「回り込むか....」
ビルとビルの間の道を走り抜ける。来た。かなり近い。
「ここから車線を通して...」
アイアンスコープを覗き、引き金を引く。もう一回....とは行かず、遮蔽に身を隠す、その間に別の角度から撃っている味方もいるんだが.....そう簡単にはいかないようだ。何より人数が多い。人の数だけ言ってしまえばさすがとしか言えないだろう。
「一気に行くぞ」
仲間にそう告げて、走り出す。姿勢を低くして、弾をよけて混乱しているところを仲間が殺した。
「なかなか、手強いな」
「人数が多くて、一回の先頭に時間がかかってしまいます」
「さすが、中国というところだろう」
先を目指し、北京の街を駆け抜けていく。帝国軍に先を越されてはいけない。
その後、白いカラスは北京を占領した。
――――帝国陣
「まだ、全然進めてないぞ!」
「うるさいわね、あんたももっと頑張りなさいよ」
話しながらも、刀で銃弾を切り、ステップしてさらに、近ずいて相手を切る。
「おらぁぁぁぁ」
声を荒々しく上げて、中国軍のもとへと、向かう。そして切る。所詮この繰り返し。しかし、油断したおかげで来た。
「戦....車、か」
「まずいな、これは味方戦車にまかせ―」
ドンッとサムライ部隊は撃たれた。
「ゴホッ、ゴホッ。我々は撤退するぞ」
「「はい」」
戦車の後ろにいる、敵兵からの銃弾を刀で防ぎながら、遮蔽に隠れる。
「クソッ、むかつく.....」
「おい、落ち着けって」
「いや、俺はいくぜ!」
走り出し、戦車のもとへ行った。
「もー、このスーツ壊したら、怒られるんですけど....ま、行ってみるか」
他数名の、サムライたちも遮蔽から飛び出していく。
「うらぁぁぁぁぁぁぁぁ」
戦車の主砲にダメージを与えて、少し下がる。そして、主砲が自分の方へと向いた。
「くそ...」
慌てて、走り出す。でも、そのの弾は、仲間が切った。
「いやー、危なかったねー」
「うるさい.....あと、助かった」
「ふふふ」
しかし、今はそんなことはなしている場合じゃない。主砲などお攻撃している間に、仲間が戦車の中へと侵入。
「バイバイ、中国兵さん」
「あぁぁぁぁぁぁぁ」
悲鳴が聞こえて、この戦いは終わった。
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