第11廻「謎の人物」

 輪廻とりなは、悲鳴がした路地裏に走って来た。

 そこには、茶髪パーマの女性が倒れている。


「おい!大丈夫か、しっかりしろ!」

 輪廻は、女性に声を掛ける。


 しかし、女性の背中には刺し傷があり、既にこと切れていた。

「これは……?」

「誰がこんなことを、救急車!」

「いや、もう心臓が止まっている…呼ぶなら、警察だ」



 輪廻が携帯を片手に連絡をしようとした刹那、建物の物陰から、深くフードを被り、黒マスクをした怪しい人物が現れた。

 とっさに輪廻は、背後にりなを隠して庇った。

「君は、誰だ…こんな所で、何をしている?」

 どんな、人物なのか分からない相手に極力、刺激をしないように輪廻が冷静に問い掛ける。



 すると、相手は突然、さもおかしそうに笑い始めた。

「くくくっ…ハハハ」

 りなを後ろ庇いながら、様子を見る輪廻。

「貴様は幼き頃もそうして、その娘を庇っていたな。しかし、死なせた」



 その言葉に昔の記憶が、フラッシュバックして冷静さが保ちづらくなる。

「何の事だッ!お前は誰だ!」

 輪廻は、語気鋭く叫ぶ。


「私が、解らないのか?れ者め…閻魔王の息子、そして、生命せいめいの聖女よ」

 フードの人物は、フードを取ってマスクを外し、顔を現した。



 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 これで、あちらのサイトと同話数になりましたので。

 更新する時は、交互になります。

 今は途中で止まっていますが、そのうち書けるようになるといいなと思っています。

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