物語の主人公は、作者様っ!


※全話読了してのレビューです。

 こちらのエッセイに綴られているのは、「食事運」や迷惑な紳士達との戦いの記録です(「食事運」とは? と思った貴方は、今すぐページを開いてみてください)

 ちょっぴり……いいえ、かなり不運なエピソードの数々が紹介されていくのですが、特に「食事運」エピソードはシュールな要素を含んでおり、「申し訳ないが笑ってしまう」という状況に。すみません。

 創作活動において、無駄となる経験はひとつとして無い……このエッセイはそんな言葉を体現してくれているような作品で、物書きという生き物として「明日からも頑張ろ」と思えてきちゃいます。

 取り上げられるエピソードが秀逸、というのも勿論ですが、このエッセイをより面白くしているのは、作者様の巧みな文章表現なのです。

 まろやかで、上品で、お可愛らしい。
 読んでいてストレスを感じない心地良さ。

 その中にピリリッと走る、稲妻のようなツッコミ。私の知らなかった、作家・豆ははこ様の新たな魅力に気づくことができて、一ファンとして大変嬉しかったです。

 皆様も是非、読んでみてください!

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