ONE PIECE(103~107巻)

タイトル:ONE PIECE

作者:尾田栄一郎

読書期間:2024/1/6~1/9

媒体:単行本


・・本書紹介・・

 長く続いたカイドウの支配から解放された和の国は、真の将軍家の帰還に祝いの盃を交わす。

 パンクハザードから共に旅をした、モモの助たちに別れを告げ、麦わらの一味は新たな島を目指す。


 和の国での滞在中、外で起こった変化に一喜一憂する一味。

 次にたどり着いた島、エッグヘッドはまさにその変化の最中であった。





・・以下ただの感想、ネタバレあり・・

 いやあ、熱い戦いでした。


 好きなんですよね。ああいう義理と人情。かっこいいじゃないですか。

 同時にチョッパーやウソップの「目的の為なら死んでもいい」はおかしいし嫌いだ、というのも分かります。命あっての物種です。

 ただ、カイドウが負けたら自分たちが死ぬと分かった時「妻や子どもが助かるなら問題ない」とさらりと言ってしまえる侍たちは、やっぱりかっこいいと思うのです。


 そして自分的かっこいいナンバー1は


『燃えてなんぼの!!!”黒炭”に候っ!!!』


でした。


 宿敵オロチに対し日和が言った言葉ですが、めちゃめちゃかっこよかった。家族の仇である男の横で20年もの間、笑顔で耐えるだなんて。どれほど辛かったことか。

 黒炭オロチと黒炭(木炭)が掛かってるのもポイント高いですよね。粋だわぁって感じです。



 本編からは少し外れますがSBS内で、お玉が黒炭家の血筋だと判明(確定)しました。細部まで読み込むタイプではないのでかなり衝撃でした。


 今後のお玉への差別について考えさせられました。尾田っちが言っていた、する人もしない人もいるというのがすべてでしょう。

 オロチの横暴で大切な人を亡くした人は、黒炭家を恨む可能性があります。また、これから「黒炭オロチは悪だ」と習う子どもたちはどうでしょう。黒炭と聞くだけで悪だと決めつけるのではないでしょうか。


 モモの助や日和は、その事実を知ったとしても、両親を亡くした恨みをお玉へ向けることはないと思います。

 血筋や所属で判断するような浅はかな人間ではないと思います。

 そして、その姿を見れば和の国の人もまた、差別をしないのではないでしょうか。そう信じたいと思います。



 世界が激変し、物語も佳境を迎えているONE PEACE。

 ここまできたら最後まで追い続けたいと思います。またここに感想を書く時が来る・・・・・・かも?

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