第5話 邂逅
口を固く結び、肩をいからせ、男は、正門詰所前で直立している。
時計を見る。
午後三時。
長い勤務も残り一時間。
娘よ。
遊んで、抱っこして、そうだケーキを買って帰ろう。
思わず相好が崩れる。
その時、目の前に立つ人影に気がついた。
一人は神経質な顔の人物である。
そして…。
男の身体を電撃が打った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます