言葉と記憶

 人が言葉を記憶する時、実に多くの事が取り込まれます。

 記号でしかない言葉が、記憶に刻まれる…


 眩しい光とともに…

 母親の声とともに…

 花の甘い匂いとともに…

 温かい手触りとともに…

 甘美な味わいとともに…


 或いは、それぞれの組み合わせが複雑に絡み合うこともあるでしょう。


 忘れてならないことは、そこに何がしかの感動を伴っているということです。

 その感動の積み重ねが、やがて『心の万華鏡』へと変わっていき、私たちの言葉を解き明かす道標となっていくのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る