第6話 かづくんの配信②<かづくん視点>
よし。今日こそは配信だ。えっと、ライブボタン押す前に、
Vの準備して…よしこれでOK。ライブボタンをポチッとな。
――かづくーーん!!!
――寂しかったよぉ〜!!
――体調大丈夫?
――あんま無理しないでね!
――この前言ってたお知らせってなに?
続々と視聴者が来ると比例してたくさんのコメントが押し寄せる。
「体調はかなり回復してます!心配させてごめんなさい。無理しない程度にまた配信頑張りますね。みんな心配のコメントありがとう。そして、えっと…見てくれた方はもう見てくれたんだね。そうなんです。この度、僕、かづは、お知らせがあります!」
――やっぱりあれ本当だったんだ?!
――なんだろう気になるぅ〜!!!
――早く発表してよ〜!
――みんなそう焦んなって。
「お知らせはいくつかあります。1つ目は、グッズについてです!」
――ちょっと待って。グッズ出るってことは…
――近いうちに…
――オフ会がある?!
「お!やっぱみなさん、お察しが良いですね〜。そうなんです。オフ会があります!日程は、クリスマスの日です。皆さんでクリスマス一緒に過ごせたら良いなって思ってその日に事務所の方にしてもらいました!」
――肝心の、場所はいかに?
――どんなに遠くても愛はいつでも近くに!
――何言ってんの?どういうこと?
――ふっふっふ。あなたにはまだ早かったようだね。
「場所はK市です。隣がN市ですね。」
――割と近いw
――それなw行きやすすぎてかづくんの優しさが滲み出てるw
――中学生の僕でも行けるなぁ〜
「そうなんです!今回選んだ理由は、多くの方に来てもらうためです!そして、今回はオフ会で顔出しをしようかなと思っている所存です!もちろん、事務所の方の許可を得ているので大丈夫です。」
――顔出し?!
――大丈夫!?まあ、事務所の方が言っているんだから大丈夫なんだろうけど…
――絶対もっと人気出るよこりゃ
――年内50万人突破しちゃうんじゃない?
――そうだ!気になる料金は?
「料金ですが、入場券が1000円で、撮影券が700円となってます!」
――え、安w
――お手頃価格w
――やっぱりかづくん、神って名前が一番似合うんじゃない?
「詳しくは、概要欄に貼っておきましたので、参加したい人は見てください!グッズの詳細も貼っておきました!お知らせは以上…かな?そんなになかったね」
――十分あったよ!
――がちで最高すぎて一瞬死んだかと思った
――大丈夫か?
――兵器。
――間違えた、平気。
――兵器wwwとんでもねえwww
「そろそろ時間だから配信終わるね〜みんな明日頑張ってね!僕も頑張るから!じゃあ、ばいばい!」
――おつかれ!
――ばいばい!
――また金曜日ね!
いくつかコメントを見てから、ライブ終了ボタンを押した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます