第1話 ギャンブル依存症の母と、娘。_17

適応障害・・・この病気についてあまりよく知らなかった。

保健所を出てからスマホで検索をしてみた。

適応障害には大きく分けて複数の種類があり、

なかに「ADHD」という文字が目に入った。


ADHDはわたしも知っている。

わたし自身もADHDかを調べるテストを

精神科で受けたことがある。


仕事をしてゆく上で、

物覚えが悪かったり、要領が悪いこと、

勉強をするにしても集中力がないのは

わたしがADHDだからなのではないかと思ったのだ。

しかし、テスト結果は陰性だった。


テストを受けたときは知らなかったが

ADHDは適応障害の種類のひとつなのだそうだ。


ASD「自閉スペクトラム症」についてはまったく知らなかった。


適応障害というのは、

病気というよりは、産まれた時点で持っている脳の特性だそうだ。

遺伝することもあると書いてあった。


なるほど。ということは、わたし自身も適応障害の可能性があるということか。


そう、思うと。

多少ないし思い当たる節がある。


なぜ、大勢の人のなかでうまく立ち振る舞えないのか

上司を立てて仕事をすることができないのか

ちいさなことに固執してしまう

など、数えきれない程思いつくことがあった。


やばい、わたし適応障害なのでは。


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