次に、熱風が吹き始めた。

果物の砂漠では強い風が吹くことがあるが、その風は熱くて乾いていて、肌を焼く。

「熱い……、熱い……」

俺とメロンナ姫は苦しむ。

「この風に当たると、火傷しそうだ……」俺は言う。

「どうしましょう……この風に耐えられませんわ……」メロンナ姫は苦しそうにつぶやく。

「大丈夫ですか？　何か対策はありますか？」スイカは聞いてきた。

「あるよ。俺はこの世界に来る前に、防災の授業で熱風に対処する方法を学んだんだ。」俺はつぶやく。

「本当ですか？　どうやって対処するのですか？」

「まず、体を低くして、地面に近づくことだ。熱風は上空で強くなるから、地面に近づけば少しはマシになる。次に、体を覆うものを探すことだ。熱風から体を守るために、布や紙や草などで体を覆うんだ。最後に、水分補給をすることだ。熱風で脱水症状になるから、水分補給を怠らないようにするんだ」

俺は説明する。

「なるほど……それならやってみましょう」

スイカが言う。

仲間たちは俺の言う通りにした。

俺たちは体を低くして、地面に近づいた。そして、体を覆うものを探した。

メロンナ姫はドレスの一部を切って、顔や手足に巻いた。俺もシャツやズボンの一部を切って、同じようにする。スイカは自分の果肉で自分の種や果汁を覆った。

「これで少しは楽になるかな？」俺は聞いた。

「そうですね……でも、まだ熱いです……」メロンナ姫は言った。

「水分補給も忘れないでくださいね。私たちはまだ水が残っていますから。」スイカは言った。

俺たちは水筒から水を飲んだ。水は少しぬるくなっていましたが、それでも喉の渇きを癒してくれた。

「水……水がおいしい……」俺とメロンナ姫は言う。

「どういたしまして……」スイカは言う。

俺たちは水分補給をして、力を回復した。そして、再び果物の砂漠を進み始める。

しかし、それだけでは困難は終わらなかったのである！

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