第4話

ようたは何も考えずに取り憑かれたように···続けて、その星が落ちた方向に歩いて行った。




一晩中······




もう疲れたかもしれない。




しかし、足は動き続ける。








そのようにしばらく行ってみると、ある山の中だった。




本当に...人一人が通り過ぎた痕跡がない···文字通り未開拓の地のようだった。








遠くからは暗雲が押し寄せてくるようだ








ようたは山を登り始めた。




(生い茂った森···木があまりにもびっしりと育っていて空がよく見えないほどだ。)








行ってみると······暗すぎて、だんだん見えにくいところに深く入っていく感じがして怖くなる。








帰ろうと思うけど···帰り道も見失ってしまった。








暗くてほとんど見えない。








夜の中の山だからか···寒すぎる.








全身が震えてめまいがする。








ようたはどうせここまで来たんだから···




どうせ自分に帰るところはないと思って登り続けることにした。








ようたはそのように上がり続ける。








木のつるに引っかかって転倒する。




とげを傷つけていく途中、皮膚が擦れて血が出たりもする。








しかし、続けていく。




涙を含んだまま···








そんなに長く続く···




急に雨が降り出す。




雷も落ちる。




激しい風も···追い詰める。








「雨?あ…本当に天気が悪いって言ってたけど…」




雨に降られながら上がり続ける。








雨に降られて急激に寒くなる。








暗雲のせいで月明かりも遮られ、今は何も見えない。








それでも足の感覚を利用しながら上がり続ける。








木に幾度もぶつかることもある。








そのようにしばらく続いた。








雨がだんだん強くなって暴雨が降る








全身が水まみれになる








「あれ…足の感覚を感じたら傾斜が消えたようだ…」








「平地?」




よく見えないが手で地面を触ってみる···




「草むら」








気のせいか···暖かい気運が感じられた。








足に暖かさが広がる。








ようたは驚いてしばらく足を止める。








(靴は泥だらけだ。)




初めて経験する感じだ。








「暖かい…」








歩いたら急に暖かさが消えた..




また元の位置に後ずさり歩いた。




また暖かい。








方向を変えて一歩を歩いてみる。








暖かさが続く。




ようたはこの方法で足から感じられる暖かさを追って歩いた。








スタッフがねじれて転んだりもする。








そうやってずっと行った。








途中で急に雨風が強すぎて後ろに倒れたりもする。




諦めずにずっと行った。








行く途中、突然暖かさが消えた。








すべての方向がそうだ。








仕方なく近くをきょろきょろしながらゆっくり歩いて行くのに···












「うわっ!」








急に足に地面をつく感覚がない。








絶壁だ。






ようたは落ちるが、かろうじて木のつるをつかむ。




暴雨にぬれたつるが滑る。








手にだんだん力が抜ける。




とてつもない雨風が吹きつける






ようたの顔からは涙がこぼれる。








緊急な状況ですが······妙に多くのことを考える。




自分の境遇と姿を思いながら···




今まで我慢してきた否定的な考えが溢れている。--中略








「誰も···私には....」




「いっそこの手を放したら……少しは…」楽になれるかな?」(この時表情が···形容できない。)








「結局私は···一人で…」








!!!!!








突然、ようたはびっくりして目が覚める。








掴んでいた···つるから急に今までとは次元が違う正体不明の暖かさが感じられる。




足だけで感じていた···小さな力が次元の違う強い力でようたの体を覆っていく。




全身が暖かくなっていく..




絶壁の近くにある空中でも次元の違う暖かさが感じられる。








まるでようたの身を後ろから誰かが抱く感じというか








ようたは思わず元気が出る。




滑っていく体をまた掴んで···自分の体を引き上げる。








雨風であれ何であれ、どんな悪材料が押し寄せても、この暖かさだけでも何でも害を及ぼしかねない。




そんなにしばらくしてから








やっと、上りに成功する。








全身が泥だらけだ。








上がってくると暖かさが消えた。








(たくさんのことが思う。)








全身に力がない···すべての気力を使い果たしたようだ。








暴雨はさらに激しくなる。








地面に座り込んだ。








しばらくして








また起きる。




体の温度が下がって全身が震えてめまいがする。








風が強すぎて木が倒れたりする。








「さっき…」それは一体···何だろう?」








「どこへ行けばいいのか…」




涙を閉じて、今は足ではなく全身でその暖かさを感じようとしてみる。








すると、ある一糸のような暖かい気運が感じられる..






ようたはそれに沿って全身を震わせながら歩いていく。








また斜面だ。








ずっと上がってる。




転びすぎて膝から血が出る








しばらく行ってから








ある所に着いた。








暖かさも消えた。








平地だ。








ようた意識を失う寸前だ。








激しい風で飛ばされたりもする。








体から直感的に感じることができた..








「ここに..何かある···」












近くを歩いていく。








急に······稲妻がようたのそばにすぐ落ちてくるんだけど···この時に発生した光で周辺の姿が見える。








ようたは風雨を避けられそうなところを見つけて歩いていく。 全身を震わせながら




..............




そこに向かって歩いて行く···




結局、意識を失ってそのまま泥の底に倒れてしまう。

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