番外編① この世界の魔女について
この世界の魔女は、人間とは違う種族となる。生まれついて魔力を持ち、人間よりも体が丈夫。
魔女はその名の通り、女性しかいない種族である。なので交配相手はもっぱら人間の男性か、人外の男の二択となる。
そんな魔女の体には、魔女の証と呼ばれる紋様が生まれつき刻まれている。例えばマリーには両手の甲。ユナには足の裏。そして真夜には背中の腰付近にそれぞれ刻まれている。
魔女は、ダンジョン攻略に置いて必要不可欠な人材でもある。魔術は味方の医療にも敵を打ち払う攻撃にも使える。便利な存在だからだ。
だが魔女とはいえ、危険が無いわけでは無い。これまでダンジョンで命を落とした魔女は数多くいる。
その点、勇者や探検家をもてなし、ほのぼのと暮らす道を選んだ真夜は真夜らしいというべきか。
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