彼女の記憶はこのパソコンの中にある

加奈子

第1話もし貴方がこの彼女なら?どう向き合っていくのか?

もし貴方が、この登場人物と同じ病だったとしたら?貴方は?きっとこう思うかもしれない。「もし、人間の記憶が、HHD(ハードディスク)に取り込めるなら?いいだろうに。」と。「でもそんなことできっこない」とその彼女は知っていた。その彼女は。もうほとんど記憶がないことに気づいていた。今までの記憶が。そして、近々の記憶も。でも、その人には、やりたいことがたくさんあった。その人の家には、いつも開いているパソコンがあった。思いでもあるいつも愚痴を書いている日記も。それでも記憶が薄れていく自分を見ているのが嫌になっていた。「悔しいのと、この病気に負けたくない❗」というので。その彼女は。「何事にも負けたくない❗」という人だったから。負けず嫌いだっったから。そして、プライドが高くて、いつも人から頼られていた。その彼女は。そんな時に、彼氏ができた。40代に春が来た。本当に幸せだった。その彼女は。でもそんなある日。弱音を吐いたのだ。「こんな惨めな自分を見るのはもう嫌だ❗そして嫌いだ❗こんな自分をあの人に見せたくない❗いつも笑ってる私を見ていて欲しい❗。」と。でも、「現実を見なければならない」とも思っていた。その彼女は。その彼にだけは、弱いところを見せたくはなかった。なんか弱みを握られているみたいで嫌だった。それでも、その彼は、「君の全てが見たいんだ‼️弱いところも君じゃないか!素直に言ってしまえばいいんだから❗素直な君が好きなんだし。例え忘れたとしても、俺がついてるから。気持ちは変わらないから。絶対に‼️君が好きだから。俺は。だっって俺だって。記憶がなくなるんだよ?君はそれでもいいと言ったろ?君を守りたいから。」「私が体動かなくなってもいいの?それでもいいの?貴方は耐えられますか?そして、支えられますか?」「覚悟はあるから任せろ!逃げないから!君からは!「そこまで言うなら、ありがとう。じゃあこのパソコンに、すべていれるから。日記とか?写真とかを。愚痴るかもしれないけどいい?」「受けてたとう!」と言って、その日。彼女のところにあるパソコンに向かった。そのあと彼のパソコンに向かった。「*月*日。今日は、私にとって、急展開なことがあった。彼のパソコンに、私の記憶(文字)を打ってもいいと許可が出た。私にはもう一台パソコンあるけど、いろんな事書き込むかもしれないけど?よろしくね?私にはもうこの一台ともう一台にしか私の記憶(文字)は 残らないと思うから。そして、書けないときもあるけどそのときは、手がしびれて打てないのだと思って欲しい。そしてもし、忘れていることに気づいたら書くかもしれないけど?よろしくね?相棒。」とその彼女はパソコンに打って、保存した。そも後も打ち込みを続けていた。そして写真とかも。その二台のパソコンに入れていた。でも、その彼女は、その事すら覚えてないことも多々あった。辛い日常が待っていた。その日の朝。整体のところに彼女が行こうって決めていってかえってきたら?「今行ってる整体病みつきになりそうだわ❗今度貴方もどう?」とその彼女は言った。俺は今かねないから今度にするから。今は諦めるから。」と言った。そんなことが一年続いた。ある日。「知り合いのところに行くけどついてくるかい?」と。彼女に聞いた。「私無理。いけない。」「なぜ?」「だって今、車にだって乗れないのに。どうやっていくの?乗るだけで吐きそうになるのに。バスにも乗れないし。どうやっていけっていうの?」「仕方ない。俺だけで行くよ。」「ごめんね?私の分まで楽しんできてね?」と彼女は言って、「うん」と彼は言って、行ってしまった。寂しそうな顔をして。彼の知り合いは、東北にいるらしく、その同窓会に毎年出ているみたいで。それに、彼女もつれていくつもりだったみたいで、「たまには?気晴らしでも?」と思って。その翌日、彼女は、何かを思い出したかのように、パソコンを開いた。そんな時にSkypeから何か入ってきたのだった。そのSkypeを開いたら?映像が出て来て、そのあと、「ハッピーバースデー早苗。誕生日おめでとう😉❤️‼️」と、その彼と、何人か?映っている映像が出て来て、その彼女は、泣いてしまった。「43歳は、いろんな事があったかもしれない。でも生きていれば、いいことがあるって信じた方がいい❗君は一人じゃない❗君はそんな弱くない!俺はそれを知ってる❗此処にいるみんなが知ってる❗此処にいるみんながお前の友達だ‼️お前だけが一人だと思うな ‼️君の事は俺たちが守って見せるから!絶対。なんでも話せ。聞くから。何回同じこと言ってもいいから。君が忘れてても。俺たちが支えるから。俺たちが覚えてるから。笑っていよう‼️君が思う苦しみばかりじゃないことがこの世の中にはあるよ❗楽しいこともあるから。それを見つけよう‼️」と言ってくれた。彼女はいつも苦ばかりの人生だったから。楽しいことなんて無いと思っていた。でも、「もしかしたら?明るい未来が待ってるかも?」と思い始めていた。「記憶がなくなっても誰かが待っていてくれる。明るい未来がある。」事をその彼女は思うことにした。そして、彼がかえってきた。「お帰り😃💓🌃楽しかった?」と彼女が聞いた。「うん。でも君がいないから寂しかった。」とその彼は言った。そんな毎日が続いて。三年後に。彼女の誕生日に彼から。花束と、結婚指輪をその彼女はもらった。「俺と結婚して欲しい」と彼女は言われて。彼女は、「yes」と答え。結婚式は、東北でして、その後、東北で、今でも仲むつまじく暮らしているとの事だそうです。子どもはいないらしい。そして、今でもその二台のパソコンに打っているそうです。その彼女とその彼氏の記憶(文字)は 。


感想。

このお話は、私の今の状況と、想像を混ぜ合わせたお話。そしてちょっと、短めで書いたものです。読んでくれたら幸いです。

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