第15話 特殊な能力?

 長く入ってしまった。みさ達、無事に着いてくれるかな。運転心配だなー。俺も帰れば良かったけど、何も出来ないし、りなに言われてるから。


 とても張り切っていて、これからだったのに、

りな、落ち込んでるよな。破産なんて…


【はると達、長風呂〜、解るよ、広くて気持ちよかったでしょ。シャワールームと違うから暑いと中々の使わないよね。というよりも、今年始めての冬になったら頻繁に使うかも】


【ユキさん、見ちゃった?あの…】


ユキさん、うつむいて🫣


【見てない、見てない!慌ててたから。ごめんね、慌てて開けちゃって】


怪しいなー。見られたな…


【ユキ〜、これテーブルに持っていって】


【はーい】


出るぞ!出るぞ!ウキウキワクワク。


【はると、何ニヤけてるんすか?】


【べ、別に…】


ポーカーフェイスだ!落ち着け落ち着け…


【お待たせ〜アクアパッツァでーす!、はるとちゃん、これが好きなんだよね!】


可愛い〜!!やっぱ、コレだね!はるとちゃん?好きなのはアクアパッツァのこと?だよな。ユキさんのポーズじゃないって誤魔化せるかな?


【うん、そうだね…】


みんなの前で言うなよ、ユキさん。


ほら、こんなふうに👀👀、るいさんなにか言うぞ。やな予感…バレたな、これ。


【はると、キショ!!そんな趣味あったの?】


バレたか!レイジは、ハッとして、


【はると、普通ッス。俺もこれ好きっす!】


そうだよな、レイジ。解ってくれるか?ありがとう!


 ところで、アクアパッツァのこと?るいさんの捉え方と違ってるけどな。


【しゃーないか、はるとも大変だから、明日帰る前に、ユキ、ほらあれ着て!】


【えー、ヤダよ…るい着なよ!】


【ユキがホールなんだからさ〜】


【るいが着て!るいが買ったんじゃん!】


【解ったよ!もう。るいちゃんの本気見せてやる!】


 何?何?何?気になる〜、でもユキさんじゃないのか…


………………………数分後………………………


【はると、るいさん。何か考えてますっす!】


【うん。レイジ、何が合ってもちゃんと褒めよう】


来るぞ!来るぞ!


るいさん、大丈夫?メイド服ですか?それ。


【お待たせ〜パエリアでーす………………………】


ププッ…レイジ、笑うなよ!るいさん可愛いけどな。


【るいさん…似合うっす…ププッ】


【レイジ、テメー!何だよ、ププッて】


駄目だー、限界突破ー、もう言いたいこと言う。


【るいさん、似合わねー。可愛いけど、これはユキさんだよ!るいさんはどんな時も元気なのが似合ってる。うん】


【はると!テメー!…ヒック…私だって…わーん😭】


ちょっとちょっと冗談…ヤバい…ユキさんが、


【はるとくん、言い過ぎだよ】


【はると、ひどいッス】


えー、俺が悪いの?マジっすか?レイジも笑ったろ。


【るいさん、ごめんね…ほんとに可愛いね】


泣いているるいさんの肩に、触れた瞬間!!


【隙あり!るいちゃんハイキック!】


※バキッ※ おい、今バキッって?折れたか?


【ちょっと、るい!やり過ぎ!】


【はると、大丈夫ッスか?】


駄目っす…意識が…意識が…


………………………数分後………………………


【はるとくん、大丈夫?】


【はると、息してないっす!ヤバいッス】


【わーん😭はるとごめん。またやっちゃった!】


何だよ?これ、おっ、みんなの声か?嫌。違うな。


みんなの声とは別に…何か聞こえる。


………静かに、研ぎ澄まして………何だ?………


🫧はるとくん、まだ私の気持ち伝えてないよ〜🫧


ん?これは、ユキさん?気持ちって?


🫧はると、俺友達になれて嬉しかったッス、戻ってきてッス🫧


こっちはレイジ?


🫧はると〜本当は過去でどんなに勇気もらったか。ごめんね。ごめんね。ほんとに悪気は無かったの🫧


るいさんだ…


 声とは違うな。何が起きた?みんな、ちょっと静かにしてくれ。頭に直接響いてくる。ふー、息できたよ~。苦しかった。


………………………目醒………………………


【お、おはようございます。俺寝てたかな?】


消毒液の匂い、白いカーテン。病院かな?


るいさんが、抱きついてきて、


【うわーん、ごめんね、ごめんね😭】


く、苦じい…力、弱めて…るいさん。


【るいさん、大丈夫…ちょっと息が…】


【あっ、ごめん】


【はるとくん、大丈夫?息してる?】


【ユキさん、ご心配おかけ…泣いてるの?】


ユキさん、抱きついてきて…いい匂い…


【はるとくん、良かった!良かった!】


※バタン※


【はると、目覚めたすか?良かったッス!】


【レイジも、みんなごめん。心配かけて】


ユキさん、るいさんの両肩を摑んで、


怖いよ…見たこと無い、これほど怒ったユキさん…


【るい!!何度やってんの!!もう許さない!!】


るいさん、ユキさんの怒りに震えて…


【ごめん…】


【ごめんって、反省してないでしょ!】


【してるよ…】


※バチーン※ 引っ叩いた?ユキさんやり過ぎだ。


【ごめんなさい…うわーん😭】


るいさん、可哀想だ。もう、止めないと。


【ユキさん、俺もふざけて。もうやめて】


【はるとくん…】


こんなことで、二人が喧嘩なんて、嫌だよ。


【うわーん😭はると、はると!ごめんなさい!もうこんな脚がいけない!こんな脚が…】


るいさん、自分の脚を叩き出して。


【るいさん、自分責めるのやめてよ!!】


………………………シーン………………………


あっ、ここでこんな大声を出してはいけない。


【うん。はるとくんが言う通りだね。喧嘩しちゃいけないね。るいも反省してるね。今度こそ】


【うん…】


【るいさん、自分でこんなになるまで叩くなんて…痛かったね、もうしないでください。熱持ってる…大丈夫?】


 るいさんの赤くなった太ももに触れて…熱くなってる。こんなに叩くことないのに…


【は、はると、ちょっと大丈夫だから、手を】


あっ、触れてた。ごめん。


るいさんが、


【はるとって、優しい気持ち伝えるの上手だね】


【何かさー、そういうのヤキモチ焼くかも😡】


ユキさん、何のヤキモチですか?変なの😁


それにしても、さっきの何だったんだ?















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る