第11話 私も乗せて〜

【戻ったよ〜、みさ帰ってる?】


【はると、お疲れ様。もうバイトしたんだって?】


【急にね、人いないみたいでさ】


【じゃお疲れだね】


【行こう!みさ乗せる約束だよ!】


………………マリンジェット………………


アクティビティの最新のに比べると、古い…


ただで貰ってるんだから仕方ないけどね。


【みさ、これ速度出ないかも。いい?それともアクティビティのとこで借りる?空いていれば】


【これでいいよ。速いの怖いから】


【無理に乗らなくてもいいよ】


【はるとの後ろに乗りたいの!!】


か、可愛い、可愛いぞ!みさ、チュ😚!!


【はると、外だよ…恥ずかしいってば!】


そんな照れるとこも可愛い。


【じゃ。いくよ。無人島🐇いっぱいだよ】


【ちょっと待って、着替えてくる】


確かにジーパンじゃ、脚元濡れるからね。


………………みさの着替え待ち………………


【はると、お待たせ、どうかな?】


【似合う!!凄い!!ナイス!!】


 まさか水着とは…寒くないかな?パーカーでもあれば、いいんだけど。


【ユキさん、パーカー貸してもらいたいんたけど】


【はるとくん、料理仕込みで手が離せないから、部屋から持ってきて。クローゼットの中】


いいのかな?


【はると、私が行くよ。男の人にクローゼットの中とか私なら見られたくないから】


【お願い…風切って寒いと思うからね】


 みさ、水着になったか…ドキドキ!!レイジさんや他の人には見せたくないな。


【着たよ、さぁ、行こうか】


………………マリンジェット………………


【つかまってね、みさ】


【はると、ゆっくりね】


と、いきなり飛ばす俺。みさ、驚いたかな?


【怖いよ〜はると、ゆっくりって言ったじゃん!】


速すぎたか、波の衝撃も強いし、じゃゆっくりと。


【気持ちいい〜、今日季節外れだ。暑いね】


【アクティビティも混んでいたもんね】


【可愛い娘いた?お客さんとかにも】


【緊張してたから、それどこじゃなかったよ】


【るいさんと何かあった?】


【あるわけないでしょ?るいさんはマリンジェットで酔っていたし…何も】


あぶねー、何もないけど、チュ😚ってされたから。


あれはただの挨拶だけど。


【無人島着いたよ】


【あっ🐇🐇🐇いっぱいいる!!!可愛い】


みさ、喜んでる。こういうデートもいいな。


 よーし、こんな姿めったに見れない。今だ!!!

カシャ!カシャ!カシャ!


 可愛いな〜。みさって俺と付き合うまで彼氏いなかったのかな?そんな訳ないか。社内でも人気あったような…あったな。確かに。


 向こう側、にぎやかになってきた。アクティビティの人達大忙しだね。昼食って無いんじゃないか?


 ここの冬が想像つかないけど。さすがにお客さん来ないだろうな。そのタイミングで、さきさんのホテルで働くとかもありかも。


【はるとさん、一人っすか?】


レイジさん。りな。無人島に来たか。


【みさ、🐇と遊んでる】


【うさぎ!!私も行こうっと。みさ〜🐇どこ〜?】


 りな、あれでも部長何だよな。完全に仕事忘れてるだろ!


【はるとさん、みささんと来てたんすか?】


【うん、乗りたいって言われてたからね。ドリンク飲む?炭酸しか無いけど】


【はるとさん、いただくっす。いいすっね!あんな可愛い彼女…俺もほしいっす!】


レイジさん、やっぱ、みさを見てるよ〜


【レイジさん、カッコいいからもてるんじゃないですか?研究所にも美人さんたくさんいるから】


【さきさん、みさきさんですか?無いっす!手に負えないっす!】


【確かに…じゃ、ユキさんは?】


【あー、ユキさんね。綺麗だけど、俺のこと弟のように思ってるらしく、たぶん無理っす。俺的にはありなんすけど】


【弟のような…か】


【どうしたんすか?弟に何か?】


【何でもないです。レイジさん、これからタメで呼び合いませんか?丁寧語も無しで。レイジさんのほうが年上だから俺が言うの図々しいんですけど】


【いいよー、それ前から思ってたっす!はるとは今日遅くまでいられるっすか?】


【早い…変わり身…とりあえず夕方くらいかな?】


【じゃ、早めに食べていくといいっす。帰りの道混むから戻るの二時間くらいかかるっす】


【そうなんだ…運転つらいな。早めに帰るよ。じゃ、るいさんの夕飯食べてから。いいのかな?食べていっても?】


 るいさんの料理美味いんだよね。食べて帰ったら遅くなるか…どうしようかな?


【おーい、はると〜お腹空かない?夕飯どうする?】


 りな、大声でお腹空いたって…そう言えば、昼食べてなかったか。忙しくて忘れてた。


【食べて帰ると遅くなるでしょ?途中で食べていくか?】


【何で?泊まればいいじゃん!】


りな、何だと〜〜〜?


【無茶言うなよ、明日の朝イチなんて運転しんどいぞ。着いてすぐ仕事ってヤダよ】


りなが、こっちに来て、


【だから、泊まるの!明日もここ!】


【はぁ~?】


【はると、ほんと理解力無いね!朝のここからの景色撮ってないからだよ!明日もここで仕事】


おい、部長特権もほどほどにな。


【みさは?】


【みさもだよ、私の秘書だもん。ところで、何で、みさ水着着てるか解ってる?】


【俺に言うなよ。海で遊ぶつもりだったんだろ。少し寒くなってるのにな】


りな、俺の頭を引っ叩いて、痛っ!


【りな、痛いぞ。何だよ】


【気がついてあげなよ。はるとに見せたいんだよ。それなのにパーカー着せるか?みさの気持ち気がついてあげなよ!】


【尚更、見せたくないんだよ。誰にも!】


【じゃ、そばに言ってそう言ってあげて。水着可愛くないと思ってると勘違いしてるよ、みさ】


何!それはヤバい!


【レイジさん、はるとってほんと、気が利かないと思いません?】


【そうっすね!俺なら彼女の水着喜んで見ます👀】


【その目👀もどうかと思いますけど…】




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