君がいてくれたから(第三章)

第8話 夜の海

【ユキさん、何処にいるの?るいさん、起きて部屋に言ったよ】

【はるとくん、起こしてくれたの?良かった。テラス掃除してから寝るから、先にみさちゃんと行ってて。鍵開けてあるから。おやすみ】

みさと見合わせて、

【すみません、じゃ先に寝ます。おやすみなさい】

みさは、

【はるとさ、ここで働くとしたら何処に寝るの?】

【帰るよ、泊まらないよ。部屋ないから】

ホッとした表情のみさ。

【みさ、心配だったの?】

【別に、綺麗なお姉さん二人ってだけだからね】

………嫌味だ………やはり気にしてるね………

ユキさんの部屋、ここだよな。

【………お邪魔しまーす………あれ?るいさん?】

【はると駄目!目閉じて!】

何で、あっ、すみません…

慌ててドアを閉めて、みさに、

【見たでしょ!絶対に見たよね?】

【見てない、見てない!】

【嘘だ!こういうのあるから心配なんだよ!もう】

　見ました…るいさんの…普通、着替えないでねるか?しかも、ジーパンだけ脱ぐって?あり得ない!

俺のせいじゃない。るいさんが悪い!

【はると、るいさんってあんな感じ?はるとのこと何か誘ってない?】

【大丈夫だよ。るいさん彼氏いるってよ】

【まぁ、それならね。ユキさんよりのるいさんのほうが心配…着替えないて寝て臭くないのかな?】

【臭くないよ。るいさん】

………あっ!………

【何で、そう言い切ったの?】

………もう、なにか言えば墓穴………

【いや、だってさ、昼とか手伝ってさ…ねっ…】

何言ってもねー、みさ、心配性すぎる。

【そっか、働いてるもんね。なーんだ!心配して損した。それで臭くないって解ったのか】

ふー、いい方向。

【みさ、俺、もう一回シャワー浴びてくるね】

【何で?早めとはいえ、シャワー浴びてたよね?】

【ほら、みさと同じ部屋とは思わなくてさ】

【はると、嬉しい!私を気にしてくれるの?】

【うん。じゃ、後で…下着は変えないよ】

【いいよ、何なら履かないで来れば?😜】

そんなこと出来るわけないでしょ!

【はると、ちょっと待って!クンクン…】

何、ユキさんみたいなことしてんだよ。

【少し汗の匂い。でも、好きかも!】

【変な趣味はいいから、後でね】

あぶねー、ユキさんみたいなって言いそうになった!

　それこそ、大変だ。汗の匂いって普通は嫌なんじゃないの?それとも俺のフェロモン?

　ユキさん、掃除終えたかな?いないな?寝たのかな?じゃ、シャワーお借りしまーす。

　って、すみません!!!ユキさん使ってたーーーーー!

開けなくて良かった!セーフ!

【はるとくん?ごめん、すぐ出るから】

【いえ、慌てなくていいです。海見てますので】

　危なかったー。ん?人影…怪しい…こんな夜の海に誰だ!!近づいてくる。ここは何としても守らねば!

【誰だ!そこにいるのは?】

【あれ?はるとさん?お久っす!】

この話し方は、レイジさんか?

【レイジさん?何でここに?】

【俺、この近くに住んでるっす!今日は、これさきさんに渡されて、るいさん達の開店祝いっす】

おおっ!!でっかい花束💐とこれは🍷かな?

【はるとさん、何でここにいるっすか?】

【遊びに来たんです。今度ここでマリンジェットの仕事をすることに】

【マジっすか?最高じゃないすか!るいさんとユキさんも。はるとさん、案外欲張りっすね!】

何か、面倒だな。レイジ。みさに絶対に言うなよ。

【はるとさん、みんな起きてます?】

【ユキさんだけ。みんな寝ちゃって】

【じゃ、三人で飲みますか?はるとさん飲めないんでしたっけ?この🍷なら飲めると思いますっス!】

レイジさん、無理してッスつけなくてもいいっす。

【はるとくん、誰かいるの?あー、レイジ!】

【ユキさん、久しぶりッス!これ、さきさんからの開店祝いっす!】

【🍷かな?さき、いいのくれたのかな?】

【かなりの🍷っす!飲んじゃいますか?】

【飲もう、飲もう!チーズ合ったかなー?】

飲める人はいいよね～俺はシャワー浴びて寝るよ。

【ユキさん、レイジさんと飲んでください。シャワー借りますね】

【そっか、飲めないんだよね?解った!みさちゃんも待ってるもんね?部屋でごゆっくり😜】

【はるとさん、みさちゃんって、あの美少女っすね!いいっすねー😜】

二人して、妄想し過ぎだな。シャワー浴びようっと!

　ふー、スッキリ!!ユキさん、レイジさん楽しく飲んでるね。俺は眠くなってきたよ。

【じゃ、ユキさん、レイジさん、ごゆっくり】

【はるとくん、おやすみ!】

【おやすみっす!】

………ふぁー、眠いな………ユキさんも元気だな。

※ガチャ※

【トイレ…ふみゃー…ん?誰か来てる?】

　な、な、ちょっとちょっと!!るいさん。さっきの格好で。

【るいさん、戻って!その格好!下、下👇見て!】

【えっ…いつもこれだけど…ん?あれ、履いてないや。まぁ、いいか…!!?はると!ギャー何みてんの!】

※バシッ!!※　出たよ…ハイキック…

俺、何も悪いことしてないよね?どういうこと?

【何と音?凄い音したけど?はると?るいさん?】

　るいさん鍛える必要ないです…そして、この蹴りは避けれません。