第7話 宿泊

【みんな、夜は冷えたね。クラムチャウダー作ったから食べてって。ローストビーフもあるよ!!!】


るいさーん、いい奥さんになるよ!!思わず、俺は、


【暖まるー、最高!とても美味い!】


るいさん、喜んで、


【一人1,000,-くらいでいいや】


金取るの?仕方ないけどさ。


りな、みさも食べまくってる。帰る気ないな。


りなは、ついにビール🍺!!ちょっと待てー、車!


みさも心配して、


【りな、明日に影響出るからそろそろ帰らない?】 


【みさ、言ってなかった?ごめん。明日休み】


休み?俺も聞いてないけど。


【るいさんにお願いして、ここからの景色で社内のイメージフォト作ろうって。だから、明日はここで仕事って名目で。写真もう撮ってあるから】


それは、部長特権だね。でも、着替えが…


ユキさんが、


【女性陣のは貸すよ。私とるいので。はるとは…えーと、あった!るい、いいよね?貸しても】


【いいよー、似たサイズだからね】


何で男性の持ってるの?


【るいの彼氏の。下着はさっきのずぶ濡れで洗ったのもう乾いてるから。はると、👕洗うから脱いで!ほら、早く!】


ちょっと、ちょっと。ユキさん、強引だよ。


みさが間に入って、


【ユキさん、それは私が…】


【みさちゃん、そうだね。ごめんね。みさちゃんの彼氏に。お姉さん気取りでした】


【いいえ…洗濯機お借りします。後シャワーも】


【柔軟剤も棚にあるから、使って。シャワー温度調節合わせづらいから、解らなかったら呼んで】


【はい、ありがとうございます】


………みさ元気ないな………気にしてるのかな?


ユキさんが、


【はるとくん、みさちゃんとこ行って】


【えっ、さすがにシャワー、一緒には抵抗…】


【違うって、先にお湯出さないと上手く適温にならないから教えてあげて。それとも、みさちゃんと入りたかった?ふふっ、いいけどね、私は。そのことみんなに内緒にしておくよ】


ユキさん。そのいたずらっ子のような目は…😜


【解った。みさに教えてくる。一緒には入らないけど。それと、りなは…駄目だね。動く様子ないね】


 るいさんとりな、ワイン🍷飲み始めた。何かたくさんのチーズまで出てきたぞ!本気飲みだな。


…………………シャワールーム………………


【みさ〜、お湯から先に出して調節してって】


【はると!そこにいるの?開けないでよ!】


【開けないよ。ユキさんから言われてきたんだ】


【ユキさん…そう…】


【みさ、どうした?シャワーの音で聞こえない】


シャワーが止まり、


【はると、ユキさんとここで仕事するの?】


【あー、聞いた?マリンジェットの案内人をね。夢が仕事になるってこんなチャンスないから】


【ユキさんと、何かしらの縁があるんだね…】


【気になるの?何でもないから】


 疑ってるな。確かに最近ユキさんとの何気ない会話も凄く多いから。


【みさ、戻ってるからね。シャワー大丈夫?】


【大丈夫。ありがとう】


さて、るいさん達は…寝てるじゃん!!!りなも。


ユキさん、食器洗ってる。手伝おう。


【はるとくん、ありがとう!!】


【ユキさん、るいさんっていつもこんな感じ?】


【るい料理出来るからね。ホールと後片付けは私】


ユキさんのボンゴレビアンコも美味かったけどね。


【はるとくん、みさちゃんを大事にね。あのくらいの年齢って恋で傷つくとかなり響くから】


【うん。正直に言うとね…ユキさんのこと気になってる自分がいるんだよね…】


【………】


………沈黙………言わなきゃ良かったな…………


【はるとくんは、きっと、私の少しだけしか見えてないんだよね。るいとかさ、可愛い娘いっぱいいるじゃん。ちょっと個性的なのも含まれてるけど】


 うーん、そうなのかな?お姉さんタイプって付き合ったことないからね。そんな憧れなのかな?


 実際にここで働くとなると、そんなふうに見ては駄目だね。仕事に影響するし、るいさんもいるし、ここは素敵なお姉さんとして割り切ろう。


【ユキさん、俺達また普通に呼び合ってるね】


【ホントだ!戻っちゃったね】


これで普通に楽しく仕事出来たらいいのかも。


※ガチャ※ みさ、戻ってきた。


【シャワーありがとうございました。りな、寝ちゃったの?るいさんも】


【みさちゃん、悪いけどりなちゃん部屋まで連れてってくれる?私はるいを連れてくから】


【はい、解りました。部屋お借りします】


【みさちゃん、ちょっと待って。みさちゃんとはるとくんが私の部屋使って】


【えっ、何で?女性全員一緒でも】


【るいの部屋、三人限界だから。ねっ、お願い!はるとくんとみさちゃんなら問題無いでしょ?問題起こしても別にいいんだけどね😜】


出た!さっきも変なこと言ってきたね。ユキさん。


【じゃ、りなを連れて行ったら戻ってきます】


【そうして、さて私はるいを…重っ!寝てると重っ!はるとくん手を貸して】


【いいのかな?俺触れても】


【何気にしてるの?るいと過去旅した仲でしょ?】


【それとこれとは別…でも、解りました】


 るいさん、失礼します。触れます。重っ!何で寝てると重いんだよ。もう。駄目だこりゃ。


【ユキさん、るいさんお姫様抱っこしていいですか?そうしないと持ち上がらないかも】


【いいよ。みさちゃん戻ってきて聞いてからね。特にそういうの気にする娘に思えるからね】


 るいさん、起きてよ。寝てるとおとなしいけど、重いんだよ。脱力っての?子供も寝てると重いもんね。


みさ、やっと戻ってきた。お疲れ様。


【りな、重かったー。あれ?るいさんまだいるの?】


すかさず俺は、


【何故か?重いんだよ、るいさん。何でだろ?】


痩せてるほうだよな?スタイルもいいと思うけど。


何で?


ユキさんが、何かに気がついた!


【これ!そう言えば、これ見て!】


 何だ!パワーアンクル?かなりの重いのつけてんじゃん。もしかして腕も、やはり。パワーリスト!


【るい、この喫茶店開く時に、女性だけだと何かあったらって言ってた!ハイキックの威力を上げるって。この重さ。もしかしてお腹にも…やっぱ!!】


 るいさん…格闘家にでもなるつもりか?それにしてもよくこんなにつけて料理していたな。強くなるわけだ。


 そう言えば、タイムトラベルで過去で会ったるいさん、ムエタイ習うきっかけを聞いたね。俺が原因だったな。


るいさん、起き上がり、


【あーあ、お姫様抱っこされるチャンスだったのに😜ってさ、誰だよ?👕めくったのは!!!】


シーン…ユキさんだけどね。


みさは、聞いちゃって、ぼそっと、


【るいさんをお姫様抱っこ?って?】


………………………沈黙………………………


みさ様、この話、触れないでください。


何卒よろしくお願いいたします…


るいさん、変なこと考えてる顔…やだな。


【はると、セクシーるいちゃん、見た?】


みさ様、この話も触れないでください…












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