第8話オッサン

僕は44歳のオッサン。精神安定剤の副作用と、ビールで太り腹が太鼓腹になっている。

デブのオッサン。しかも、無類の酒好き。

だが、こんなオッサンでも、僕と一緒に飲みたいって子が多い。

普段からひょうきんなので、飲んだらもっと面白くなるからだ。

ウワサはウワサを呼び、今週の金曜日は飲み会だ。

44歳って言ったら、ホントにオッサンだがまだ、若い頃の習慣が抜けなくて、失敗することが多い。

だから、歳を気付いたのは40歳の時。

その時は、夕方の4時半から飲みだし夜中の2時まで飲み、朝までカラオケを歌っていた。

帰宅する時はフラフラ。

もう、テッペン超えての飲み会はしちゃならんと。体が悲鳴をあげるので、朝まで遊んじゃダメだと気付いた。


まだまだ、歳相応の行動を取らないといけない事が多々あるが、少しずつ大人になろう。流石に、家賃を滞納したり、ガス代が払えなくてシャワーさえも浴びれないとかは20代で卒業した。

将来の為の貯蓄も始めた。

ちょっとしたことから、大人になる。障がい者だから、健常者みたいにはいかないが出来る事から大人へシフトする。

100錠も薬を飲んでいる。日がな一日中、怠い。

こんなに薬を飲んでいると、周りが驚くが飲まないといけないから、障がい者なのだ。後、20分したら4時。

4時から風呂に入ろう。

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深夜の男の話 羽弦トリス @September-0919

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