フリーワールド〜ギャンブルで過ごすVRMMO道中〜

@dearamon

第1話 なんもない日常


「今月の成績トップを発表する。今月も亜門、お前が成績トップだ」

 そう言われて拍手が響く、俺が来た頃は不満気な顔をしていたやつも今では純粋に俺の事を褒めている。


……しかしそれも、今回でしまいだけどな。俺が入ってからの半年前から暴れすぎたからなこの組織も

「ありがとうございます。……あの〜今日ってもう帰ってもいいですかね?明日テストで不安で」

「あぁ、もちろんだ。帰ってもらって構わない」

「ではまた、お先に失礼します」


 パトカーのサイレンが俺が去った場所の近くから響いている。この街でサツに目をつけられたら逃げることは出来ない、なんせここはこの国日本でもかなりの歓楽街だからだ。

「今月のは、ひぃふぅみぃよ……これ含めて今回は9000万か〜稼げなかったな」

「……落ち込んでんのか?」

 さっきまでいた仕事場を見下ろしながら考えに耽ってるとコートを着た体格の良いおじさんがやってきた

「まさか、発覚から動くのが早すぎてギャンブルする機会が少なくて悲しいんですよ」

「……国際指定のマフィアの本拠地があったんだ。動かなけりゃダメってもんだろ」

「それはそうだけどさ〜遊び場が足りねぇよ」

「恐ろしいな、お前ギャンブルジャンキー

 失礼だよな〜、俺はただ賭け事が大好きなだけなのに

「ともかくここからは行動班が動くため一応は、お前の任務を解く。佐崎 亜門ささき あもん特別捜査官」

「うぃっす、我羅がら先輩特別捜査官。」





「ちなみに稼いだ金は税金かかんない?」

「いつも通り5割徴収だ」

「……うっす」





VRMMO要素が出るまで少しかかります

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