第13話 結局、クッキーはどれだけ甘い?

 新しいアカウントを作成しますか? メールアドレスを入力してください。ユーザーIDを登録してください。認証コードを入力してください。パスワードを設定してください。プロフィール画像を設定しましょう。プロフィールを設定しましょう。連絡先を同期しますか? 初めての投稿をしてみましょう。新しいアカウントを、メールアドレスを、ユーザーIDを、認証コードを、パスワードを……。


 ゴシック体が鶴屋の前に現れては消え、消えては現れる。ノートPCの液晶と、傍らに置いたコピー用紙を交互に見ながら入力を続け早一時間。コピー用紙が指示する通りのSNSアカウントが、既に六つ生まれていた。


「ねぇ、遅いんだけど。もっと効率上げてくれる?」


 画面を睨む鶴屋の背中に、ミヅキが回転椅子ごと振り向く。薄暗く古びたスタッフルーム。アロマの香りにこめかみを刺されながら、鶴屋は奥歯をがちりと噛んだ。担ぎたくもない犯罪の片棒を、これでも必死に担いでいるのだ。文句を言われる筋合いはない、と、痛む眉間の奥で思う。


 十月一日、午後十時十分。鶴屋とコジロウが最初に任された仕事は、「スカウト」用のSNSアカウントを大量に作ることだった。


 ミヅキらの店のスタッフルームで、指示書通りのメールアドレス、ユーザーID、パスワードを持つアカウントを作る。できたアカウントはミヅキとアサヒコによって運用され、「スカウト」対象へダイレクトメッセージを送信し続けるのだ。


 淡々とした入力作業は初めこそ楽に思えたものの、四十分ほど続けた頃には早くも苦行と化していた。指示書によれば、作るべきアカウントはまだ十四も残っている。


「まぁまぁ、そうカリカリしなくても」

 

 奥歯を軋ませていると、今度は柔和な声がした。ミヅキの隣で、アサヒコが困ったように笑っている。


「一生懸命やってくれてるんだしさ、これから慣れてもらえばいいんじゃないか?」


 その穏やかな声色に、鶴屋の顎から力が抜けた。噛み合っていた歯が離れ、歯茎にほんのりと痺れが残る。アサヒコの中庸さには安心感があった。揺れる土台を下から支える手のような、さりげない頼もしさを感じる。


「そんな悠長なこと言ってられないでしょ」


 対して、ミヅキの声にはまるで安心感がない。鶴屋たちが店に来たときからずっと、彼女はひどく張りつめていた。苛立ちを抑えるようにこめかみに指を添えているが、抑えられている様子はない。


「分かってる? これでダメなら私たちはいよいよ終わり。這い上がるチャンスがあったとしても、モノにできるかどうか分からないし……」


 そこで言葉を切り、彼女は深く溜め息をつく。ミヅキはその強気な態度に反して、後ろ向きな性格をらしい。「大丈夫だよ、ミヅキはしっかりしてるし」というアサヒコのフォローも、「しっかりしてたらこんなことにはなってない」と突っぱねてしまう。


 そのまま平行線を辿るやり取りを聞きながら、鶴屋はPCに向き直った。ミヅキの内面がどうだろうが、叱責された事実は変わらない。二度と文句を言われないためには、もっと早く仕事を進めなくては。もう一度奥歯を噛みしめて、キーボードを叩き始める。非難されるのは大の苦手だった。


「あーっ、あたしそろそろ休憩!」


 と、右隣のデスクでニーナが伸びをする。三人組のうちニーナだけは、鶴屋たちと同じ作業にあたっていた。ふわあ、とのんきなあくびに合わせて、茶髪がふわふわと揺れる。


「いいよ。ニーナはちょっと休んでて。ただし、三十分だけね」


 アサヒコとの会話を中断し、ミヅキが許可を出す。打って変わって温和な口調だ。


 こっそりとミヅキを振り返ってみて、鶴屋は面食らった。彼女はやれやれと呆れたような、それでいて妙に優しい笑顔でニーナを見つめている。昨日は少し険悪な空気になっていたが、ふたりは仲が悪いわけでもないらしい。


「あ、ニーナ、お菓子あるよお菓子。食べるか?」


 今度はアサヒコがニーナに呼びかける。こちらの柔和さは変わらなかった。「食べるー!」とニーナは嬉しそうに席を立つ。その横顔には、一切の遠慮も躊躇も見えない。


 ニーナ、琥珀の指輪の持ち主。彼女の露骨なマイペースぶりが、鶴屋は正直苦手だった。物怖じしない態度、周囲を気にしない自由な振る舞い。そんなニーナとよく似た女子が、中学一年のちょうど今頃、隣の席に座っていた。


 クラスメイトたちが共有するいくつもの「暗黙の了解」を、彼女は理解していなかった。そのためいつもひとりぼっちだったが、彼女はそれすら気に留めない様子で、同じくひとりぼっちの鶴屋にしょっちゅう声をかけてきたのだ。そのたびに聞こえるクラスメイトのクスクス笑いが心底苦痛でたまらなくて、それでも鶴屋は席替えをするまで、「話しかけないで」とは言えなかった。


「ちょっと、何ぼんやりしてるの」


 過去のトラウマに浸っていると、ミヅキの声にまた殴られる。鶴屋は「す、すみません」と液晶に向き直った。しまった、つい隙を見せてしまった。悔しさに唇が歪む。


 至極当然のことではあるが、ミヅキが甘いのは身内だけらしい。自分にはきっと、トイレ休憩すらないのだろう……そう思い絶望に溜め息をつくと、ふいに砂糖の匂いがした。


「スーツくーん、食べる?」


 スーツくん、というのが自分を指しているのだと遅れて気づく。慌てて視線を右へ回すと、そこにはニーナの笑顔があった。突然のことに頭が追いつかない。


「このクッキー、すっごい美味しいやつだから! 欲しいなら一個あげるよ」


 まごつく鶴屋の目の前で、菓子が忙しなく揺らされる。近さと揺れでいまひとつピントが定まらないが、おそらくクッキーなのだろう。揺れに合わせて、粉糖がパラパラと落ちていた。


 しかし、クッキーだと分かったところで思考は働かない。「仕事が遅い」と言われたばかりの自分に菓子を勧める、その軽率さが理解できなかった。とはいえ、その間にも粉糖は落ち続ける。それを見過ごすこともできず、鶴屋は頭を下げた。


「あ、えと、ありがとうございます。その、もらうので」


「もらう? じゃあ、はーい!」


 粉糖を受けようとした手の上に、クッキーがぽんと載せられる。シンプルな円形のクッキーは、粉糖を半分落とされてもなお甘い香りを発していた。「ありがとうございます」ともう一度繰り返し、一口かじる。深まるばかりの混乱を、甘みが力ずくで収めようとする。


 残った半分を噛み砕きながら、ニーナの様子を窺ってみる。機嫌よくクッキーをつまむ左手には、今日もあの指輪がはまっていた。


 PCの光を反射する琥珀、潤んだ緑の内側から、外を見つめる真っ白な蟻。味気ないスタッフルームの中で、その石だけがスポットライトを浴びているように見えた。


 クッキーをまた口に放り込み、ニーナは鼻歌を歌い始める。楽しげなリズムで振られる脚に、彼女の油断が表れていた。その横顔を見、指輪を見、もう一度横顔を確認してから、鶴屋はごくりと唾を飲む。


 ニーナのことは苦手だ。思考も言動も理解できないし、できることなら接触したくない。だがあの指輪がある限り、そういうわけにもいかないのだ。どうにかして、できれば穏便に、彼女から指輪を奪わなければ。あの琥珀が総長の要求を満たすかどうかも、手に入れなければ確かめられない。


 となれば、今は好機じゃないか? ふたりでクッキーを食べている今なら、自然な流れでニーナと話せるような気がする。クッキー美味しいですねとか、大変なお仕事なんですねとか、そういった話で距離を縮められれば、琥珀に近づけるんじゃないか?


 美味しいですね、大変ですね。お、あるいは、た。最初の一音を絞り出すべく、唇を丸く開いてみる。しかし結局どちらを言うのか決められず、出しかけた勇気が徐々に引っ込み、いつかのクスクス笑いの音色が耳に蘇り、マントルの涙が思い出され、


「はぁ? まだこれしか進んでないの!?」


 ミヅキの声に耳を刺された。驚きに、ヒッと掠れた悲鳴が漏れる。冷たいグラスを当てられたように首筋が冷えた。その勢いのまま、鶴屋は不用意に左隣へ首を回す。


「め、面目次第もござらぬ」


 そう言ってコジロウはピクピクと、口角を細かく震わせた。キーボードに構えられた指が、白く血の気を失っている。


「それがし、かようなカラクリには慣れておらぬゆえ……」


「だからって、まだ三つなんてありえないでしょ。それでどうやってこれまで生きてこられたわけ? 信じらんない」


 コジロウのすぐ背後に立って、ミヅキは苛立ちをあらわにする。その堂々たる立ち姿に、鶴屋は自分まで責められている気分になった。スタッフルームの空気が、ひび割れるように冷えるのが分かる。ミヅキの爪先が床を叩く音と、ニーナがクッキーを噛む音だけがやけに際立って耳に届いた。


 コジロウの震える唇が、はくはくとぎこちなく動く。そのまま反論してほしい気も、何も言わずにこの場を収めてほしい気もして鶴屋が強く目を閉じた瞬間、「えーっ?」と、クッキーの音が止まった。


「でもあたしも、まだ三つしか作ってないけど」


 冷えた空気に走ったヒビが、さらにぴしりと範囲を広げる。瞼を開くと、ミヅキがニーナを見下ろしていた。その表情に鶴屋は一瞬、呼吸を忘れる。


「ニーナ、あんたは気にしなくていいの」


 ミヅキの両目はひどく、ひどく不自然な形に歪んで、哀れみの色を宿していた。


 その視線を受け、ニーナは「えー」と繰り返す。あっさりとしたその音に、鶴屋は戸惑った。「俺がやり方教えるよ」と立ち上がるアサヒコの動作も自然で、知らない世界に迷い込んだような錯覚に陥る。


 今、違和感を覚えたのは、自分ひとりだけだったのか?


 ミヅキの靴音が遠ざかり、クッキーの音が戻ってくる。視線を下げると、侍がしょんぼりと項垂れていた。「あんたも仕事して」とまた急かされて、鶴屋もPCに向き直る。指輪の中の真っ白な蟻は、鶴屋をまるで見ていなかった。


 *


 はぁあああ。海よりも深い溜め息が、深夜の暗闇へ散っていく。


「それがしは、それがしは日の本一の無用人よぅ」


 ザリザリと草履を引きずる音が、二歩後ろからついてくる。はぁあああ。ミヅキたちの店を後にしてから、通算六度目の溜め息だ。


 これまでは反応に困って黙っていたが、いよいよ無視もできなくなって、鶴屋は革靴の歩みを止めた。表通りの歩道には、鶴屋たちの他に人影はない。


「あの、そんなに落ち込むことないと思いますよ。あの後ちゃんと教わって、入力、ちょっと速くなってましたし」


 街灯の下で振り返る。コジロウは肩を丸め、落ち武者めいた顔を上げた。


「されど、おぬしはさらに速う進めておったではないか」


「それは、俺は人並みにはパソコンも触ってきたので……じゃなくて、えぇと、他人と比べてもしょうがない、というか」


「そう言いながら、世間はいつでも人と人とを比べよるのだッ!」


 侍はブンブンと首を振り、束ねた長髪を振り回す。今度は鶴屋が溜め息をつく番だった。コミュニケーション力の低い鶴屋には、他人を慰めるなど至難の業だ。そのうえ相手がこう頑なでは、もう手の施しようがない。


「っていうかそれを言ったら、俺だってほんと全然、駄目でしたよ」


 半ば投げやりに、自虐を自虐で打ち返す。ピリついた空気に晒され続け、鶴屋の心身も疲れているのだ。結局予想した通り、一分たりとも休憩は与えられなかった。


「ニーナさんに声をかけて、ちょっとでも仲良くなろうとしたのに……いざとなったら、全然声も出せなくて。なんかもう、嫌になります」


「……そうか」


 コジロウの相槌も疲れていたが、さきほどまでより落ち着いていた。深夜の歩道に立ち止まり、ふたりは同時にうつむく。彼らの頭上の街灯には、透明な羽虫がワラワラとたかって波打っていた。


「なんていうか、どうしたらいいんですかね、俺たちって」


「さて、なぁ」


 吹き抜けていく秋風に、鶴屋の鼻先は冷えていく。ず、と鼻水をすすり上げると泣きたくなったが、ここで泣くのも癪だった。強がって眉間にシワを寄せ、背筋を伸ばして顔を上げる。すると歩道の先の、小さな人影に気がついた。


「侍さーん、スーツくーん!」


 聞き覚えのある能天気な声が、徐々に近づいてくる。鶴屋が立ち尽くしていると、コジロウも「む?」と背後を振り向いた。夜の闇の中、人影は次第に大きくなる。影はそのままふたりの元へ辿り着き、軽い靴音をぴたりと止めると、街灯に茶髪を光らせた。


「に、ニーナ殿。いかがなされた」


 コジロウの問いに、ニーナは気の抜けた微笑みを返した。店からここまで走ってきたのか、息が上がっている。


 彼女の目的に見当がつかず、鶴屋は身構えた。仕事を終えた自分たちを追う必要が、一体どこにあるというのだ? 歩道の先をもう一度見る。ミヅキの影も、アサヒコの影も、暗闇には浮かんでこなかった。


「あのさー、これ、返し忘れちゃってたから!」


 弾んだ息も整えないまま、ニーナはコジロウに右手を差し出す。がさ、と乾いた音を立て、手首に提がるレジ袋が揺れた。その中には、昨日の湯呑みが入れられている。


「あ、あぁ」


 不意を突かれた表情で、コジロウは袋を受け取った。湯呑みのことなどすっかり忘れていたようだ。がさ、とまた揺れる袋を見て、鶴屋も今さら思い出す。同時に、少し驚きもした。マイペースなニーナがわざわざ走ってきたことが、正直意外だったのだ。


「かたじけない。かようなもの、明日でも困らなかったものを」


 コジロウも同じだったのだろう、目を丸くしてニーナを見ている。鶴屋はその横顔から、ニーナに対するかすかな期待を感じ取った。が、実際に返された答えといえば、


「でも、置いておいたら邪魔だから」


 と、期待も何もかも台無しにする台詞だ。コジロウと鶴屋はふたり揃って肩を落とす。


 ニーナの性格がどうであれ、総長の課題には関係がない。しかし彼女がもう少し場を読んでくれたなら、一週間の仕事環境は多少マシだったかもしれなかった。


 しかしニーナはふたりの落胆など知る由もなく、「あっ、あとー」と呑気な声を続ける。


「借りはなるべく早く返せーって、前にミヅキも言ってたし!」


 その瞬間、借り、という二音が鶴屋の額を打った。「借りを返す」。その言葉がわずかな光を放ち、瞳をチカリと鋭く貫く。


 借りは、返してもらえるのだ。


「じゃ、あたし帰るねー!」


 ニーナは手を振って、ふたりに背を向けた。「う、うむ」と侍の声を聞きながら、鶴屋は瞼を大きく開く。光に貫かれた瞳が渇いて、その痛みにさらに急かされた。


 作戦ともアイデアとも呼べない、衝動的なひらめきが皮膚の下を駆け巡る。瞳の痛みと肌の痒みが心臓を激しく脈打たせ、じっとしていられなくなった。うるさい心音から逃げるように、あ、と唇を丸く広げる。


「あの」


 勢いあまって上擦った呼びかけに、ニーナが振り返る。見開かれた目の大きさにたじろぎつつ、それでも鶴屋は止まれなかった。


「あの、お茶、美味しかったですか」


「うん?」不思議そうな頷きが返される。「美味しかったよ」


「あ、じゃあ、じゃあっていうか、じゃあ!」


 鶴屋はニーナに向かって一歩、足を踏み出した。正面からニーナの、横からコジロウの怪訝な視線をはっきりと感じる。しかしもう、気にしていられる余裕もなかった。冷えていたはずの鼻先に、熱い体温が戻ってくる。熱されたガラスのような緊張が興奮に姿を変えていき、鶴屋は無我夢中で、右手を前に突き出していた。


「代わりにその指輪、ください」


 ぱちり。ニーナが瞬きをする。長い睫毛の揺れを見て、鶴屋の熱はスゥと引く。


 無理は承知のつもりだったが、実際に口にすると思った以上に無理がある。「借り」などというか細い光明を発見して、いささか気が急ぎすぎてしまった。こんなもの、断られるに決まっている。断られれば、この先指輪を狙いづらくなる。


 鼻先がまた冷えていく。上下の奥歯ががちりと噛み合う。その隙間から「す」とかすれた息を吐き、「すみません」と続けようとした瞬間、「い」の音が重なって聞こえた。


「いいよ」


「…………すぇ?」


 出しかけていた「す」の後に、「え」が無理やり割り込んでくる。ぱちぱちぱち、今度は鶴屋が三度瞬き、ニーナは眉ひとつ動かさない笑顔で、こてんと小さく首を傾げた。


「だから、いいよ。あげる!」


 ニーナの右手が、左の中指に向かっていく。そしてそのまま指輪を掴むと、するすると簡単に外してみせた。「はい、どうぞ!」緑の石があっさりと、鶴屋の右手に載せられる。


「え、あ、い」右手にかかる重みに、鶴屋は目を白黒させる。「いい、んですか? 本当に?」


「いいってば、この指輪、さすがに飽きてきてたから。大事にしてねー!」


 じゃねー、と流れるように言い、ニーナは今度こそ去っていく。その背中を、鶴屋はポカンと見送った。茶髪が闇に消えてから、手のひらの上に視線を落とす。


 街灯の光をつるりと弾く、爽やかに透き通った緑色。黒い瞳で鶴屋を射抜く、蟻の足先の消えそうな白。


 この状況に適した言葉を見つけられず、鶴屋は声もなくコジロウを見上げる。しかしコジロウもポカンと口を半開きにして、言葉を発することはなかった。秋風が再び歩道に吹いて、遠くに電車の音がして、それからようやく、侍の乾いた唇が動く。


「でかした、ツルヤ」


 街灯で波打つ忙しない群れに、また一匹、透明な羽虫が加わった。

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